ハンヌ・シートネン – Wikipedia

ハンヌ・シートネン Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム Hannu Juhani Siitonen
国籍  フィンランド
種目 やり投
生年月日 (1949-03-18) 1949年3月18日(73歳)
生誕地 キュミ州 パリッカラ
自己ベスト やり投 : 93m90 (1973年)

獲得メダル

 フィンランド
陸上競技
オリンピック
1976 モントリオール 男子 やり投
ヨーロッパ陸上選手権
1974 ローマ 男子 やり投
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ハンヌ・シートネン(Hannu Siitonen、1949年3月18日 – )は、フィンランドの陸上競技選手。1976年モントリオールオリンピックの銀メダリストである。キュミ州パリッカラ(現在の南カルヤラ県パリッカラ)出身。

シートネンは、1971年ヨーロッパ選手権に出場。最初の大きな国際大会となったこの大会において、やり投で80mを超える投てきを2本揃えて83m84で4位に入賞を果たす。3位となった東ドイツのヴォルフガング・ハニッシュとは38cm差であった。ハニッシュはこの1投が唯一の80mの投てきであった。

翌年の1972年ミュンヘンオリンピックではさらに不運な結果に終わる。決勝では、西ドイツのクラウス・ヴォルファーマンとソ連のヤーニス・ルーシスの2人が90mを超えそれぞれ金銀を獲得。銅メダルを目指して、アメリカのウィリアム・シュミットと争ったが、シートネンは1投目の84m32以外はすべてファールとなり、結局シュミットに10cm及ばず前年のヨーロッパ選手権と同じ4位となる。

シートネンは、1974年のローマで開催されたヨーロッパ選手権では、89m58で、前回銅メダルを争った東ドイツのハニッシュに約4mの差をつけ、金メダルを獲得。大きな国際大会で初めての優勝を果たした。

現役最後の年となった1976年には、モントリオールオリンピックに出場。大会では、ハンガリーのミクローシュ・ネーメトが1投目から94m58の世界新記録を記録し1人飛び抜けたものの、シートネンも1投目に87m92を投げ、3位のルーマニアのゲオルゲ・メゲレアら、追い上げるほかの選手を押さえ、銀メダルを獲得した。

自己ベスト[編集]

  • やり投 – 93m90 (1973年)

主な実績[編集]

大会 場所 種目 結果 記録
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) やり投 4位 83m84
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) やり投 4位 84m32
1974 ヨーロッパ陸上選手権 ローマ(イタリア) やり投 1位 89m58
1976 オリンピック モントリオール(カナダ) やり投 2位 87m92

外部リンク[編集]