ハローフーヅ – Wikipedia

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ハローフーヅは、過去に存在した愛知・岐阜両県下で展開するスーパーマーケットチェーン[6][7]

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愛知県名古屋市緑区本社のハローフーヅ株式会社が経営をしていたが、2011年(平成23年)8月1日に[4]大阪地盤のスーパー・コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となった[5]

歴史・概要[編集]

1949年(昭和24年)に鳴海町で乾物店を個人創業したのが始まりである[8][2]

1957年(昭和32年)11月4日に「有限会社丸正」に改組し[1][2]、1965年(昭和40年)9月に資本金1000万円で「株式会社丸正鳴子店」を設立した[8][2]
同年10月に「合資会社石田」を合併して[1]、同年12月に「株式会社丸正」に商号を変更した[8]

1970年(昭和45年)5月に「株式会社中部スーパーマーケットチェーン」を設立し[9]、1973年(昭和48年)3月に「ハローフーヅ」を商標登録して店名を統一した[9]

なお、法人名としての「ハローフーヅ」は、1977年(昭和52年)8月に生鮮食品の加工・卸を行う関連会社として設立した「(初代)株式会社ハローフーヅ」が当社より先に使用している[9]

1979年(昭和54年)7月に額面変更の目的で「(2代目)株式会社ハローフーヅ」(1948年(昭和23年)9月設立)に合併し、当社が法人名としての「ハローフーヅ」を用いるようになった[8]

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その後、1985年(昭和60年)12月に「緑開発株式会社」、1990年(平成2年)1月に「東海ピーコック株式会社」を合併している[8][2]

1997年(平成9年)2月期末時点ではスーパーマーケット27店とディスカウントストア11店の合計38店舗を運営していた[1]

その後、2002年(平成14年)2月期末時点で合計33店舗[2]と減少したが、2008年(平成20年)9月時点でスーパーマーケット28店とディスカウントストア8店の合計36店舗となっていた[10]

しかし、業績の悪化に伴ってリサ・パートナーズが設立した投資ファンドから[11]2008年(平成20年)6月に出資を受け[10]、同年にディスカウント店7店を同業のドン・キホーテに売却することを決定すると共に同年10月に4店舗を閉鎖するなど[10]、事業再建を進めることになって店舗網を再編[11]、2011年(平成23年)6月期末時点で食品スーパー25店舗となった[7]

再建策が一段落したことから、2010年(平成22年)11月に金融機関を通して事業統合を打診[4]

2011年(平成23年)4月7日にコノミヤが当社との経営統合で合意したと発表し[6]、同年7月7日にリサ・パートナーズからハローフーヅの全株式を取得して[4]、同年8月1日に[4]コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となった[5]

この経営統合に伴い元社長で[1]会長を務めていた石田茂之は当社を退任する[3]と共に、CGCグループの東海地区法人「東海シジシー」の会長も2011年(平成23年)5月7日に退任した[12]

また、コノミヤとの合併直前には全店舗の3分の2で24時間営業を行っていたが、効率化の観点から廃止されることになった[3]

  • 1949年(昭和24年) – 鳴海町で乾物店を個人創業[8][2]
  • 1957年(昭和32年)11月4日 – 「有限会社丸正」に改組[1][2]
  • 1965年(昭和40年)
    • 9月 – 資本金1000万円で「株式会社丸正鳴子店」を設立[8][2]
    • 10月 – 「合資会社石田」を合併[1]
    • 12月 – 「株式会社丸正」に商号を変更[8]
  • 1970年(昭和45年)5月 – 「株式会社中部スーパーマーケットチェーン」を設立[9]
  • 1973年(昭和48年)3月 – 「ハローフーヅ」を商標登録し、店名を統一[9]
  • 1977年(昭和52年)8月 – 「(初代)株式会社ハローフーヅ」(生鲜食品の加工・卸)を設立[9]
  • 1979年(昭和54年)7月 – 額面変更の目的で「(2代目)株式会社ハローフーヅ」(1948年(昭和23年)9月設立)に合併[8]
  • 1985年(昭和60年)12月 – 「緑開発株式会社」を合併[8][2]
  • 1990年(平成2年)1月 – 「東海ピーコック株式会社」を合併[8][2]
  • 2008年(平成20年)
    • 6月[10] – リサ・パートナーズが設立した投資ファンドから出資を受ける[11]
    • 10月 – ハロードゥインターナショナル名東店とハローフーヅ野並店、コンツネ中村店、ビッグワン平針店を閉鎖[10]
  • 2011年(平成23年)
    • 4月7日 – コノミヤが当社との経営統合で合意したと発表[6]
    • 6月20日 – コノミヤと合併契約を締結[4]
    • 7月7日 – コノミヤが全株式を取得[4]
    • 8月1日[4] – コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となる[5]。同時に24時間営業を廃止[3]

店舗業態[編集]

  • ハローフーヅ – 近郊客を顧客とする食品スーパー[7]
  • ハロードゥインターナショナル – 国内外の高級食材を集め、高級スーパーとしては名古屋の草分け的存在[10]
  • マルショウ – 食品スーパー[13]
  • コンツネ – 食品スーパー[10]
  • 坂下屋 – 食品スーパー[9]
  • ビッグワン – ディスカウント店[10]。2008年(平成20年)9月時点で8店を展開していたが、同年10月に平針店を閉鎖し、7店を同業大手のドン・キホーテに売却することを決定して撤退することになった[10]。(株式会社ディーパルとの新設分割会社「ビッグワン株式会社」に分離、2008年10月15日に株式会社ドン・キホーテが買収[14]。)
  • ピーコック – 1990年(平成2年)1月に「東海ピーコック株式会社」を合併[8][2]

愛知県[編集]

名古屋市[編集]

  • ハローフーヅ鳴子店(緑区鳴子町4-13[9]、1965年(昭和40年)10月開店[13] – ?閉店)
店舗面積663m2[13]
  • ハローフーヅ向田店(緑区鳴海町字向田275[9]、1978年(昭和53年)4月開店[9] – ?閉店)
店舗面積495m2[13]
  • ハローフーヅ桃山店(緑区鳴海町桃山1-8[9]、1977年(昭和52年)3月開店[9] – ?閉店)
  • ハローフーヅ東ケ丘店(緑区鳴海町宇境松23-10[9]、1977年(昭和52年)4月開店[13] – ?閉店)
店舗面積826m2[13]
  • ハローフーヅ有松店(緑区鳴海町有松23-10[9]、1977年(昭和52年)4月開店[9] – ?閉店)
店舗面積1,032m2[13]
  • マルショウ(緑区[13]、1982年(昭和57年)5月開店[13] – ?閉店)
店舗面積231m2[13]
  • ハローランド(緑区[13]、1985年(昭和60年)11月開店[13] – ?閉店)
店舗面積1,378m2[13]
  • ハローフーヅ天白店(天白区天白町大字植田宇植田前773-18[9]、1972年(昭和47年)8月開店[13] – ?閉店)
店舗面積611m2[13]
  • ハローフーヅ平針店[9] → ビッグワン平針店[10](天白区平針宇向の山1685-118[9]、1976年(昭和51年)6月開店[9] – 1983年(昭和58年)7月ビッグワン平針店[13] – 2008年(平成20年)10月閉店[10]
店舗面積667m2[13]。0
  • べりーぐっど(天白区[13]、1983年(昭和58年)12月開店[13] – ?閉店)
店舗面積495m2[13]
  • ハローフーヅ野並店(天白区[10]、1977年(昭和52年)4月開店[13] – 2008年(平成20年)10月閉店[10]
店舗面積403m2[13]
  • ハローフーヅ新瑞店(瑞穂区洲山町2-32[9]、1976年(昭和51年)8月開店[9] – ?閉店)
  • ハローフーヅ中根店(瑞穂区白砂町2-7[9]、1976年(昭和51年)8月開店[13] – ?閉店)
店舗面積430m2[13]
  • ハローフーヅ桜本町店(南区桜台[13]、1977年(昭和52年)4月開店[13] – ?閉店)
店舗面積633m2[13]
  • デイバイデイ(中区[13]、1983年(昭和58年)9月開店[13] – ?閉店)
店舗面積462m2[13]
  • ハロードゥインターナショナル名東店(名東区よもぎ台2-818[15]、1984年(昭和59年)4月開店[10] – 2008年(平成20年)10月閉店[10]
国内外の高級食材を集め、高級スーパーとしては名古屋の草分け的存在[10]
店舗面積1,462m2[15]、延べ床面積約3,259m2[15]。直営店舗面積581m2[15]
  • FC・プラザ(名東区[13]、1982年(昭和57年)6月開店[13] – ?閉店)
店舗面積828m2[13]
  • ハロードゥインターナショナル東山店(千種区[13]、?開店 – ?閉店)
店舗面積650m2[13]
  • 坂下屋上飯田店(北区上飯田北町2-9[9]、1968年(昭和43年)2月開店[9] – ?閉店)
  • 坂下屋大蒲店(北区会所町224[9]、?開店 – ?閉店)
  • ピックワン北店(北区[13]、1980年(昭和55年)10月開店[13] – ?閉店)
店舗面積430m2[13]
店舗面積726m2[13]
  • 坂下屋大松店(東区百人町25[9]、1974年(昭和49年)6月開店[9] – ?閉店)
  • ハローフーヅ平田店(西区浮野町86[9]、1975年(昭和50年)11月開店[13] – ?閉店)
店舗面積663m2[13]
  • コンツネ中村店(名古屋市中村区[10]、?開店 – 2008年(平成20年)10月閉店[10]

名古屋市以外[編集]

  • ハローフーヅ豊明店(豊明市二村台4-15-2[9]、1973年(昭和48年)8月開店[13] – ?閉店)
店舗面積733m2[13]
  • ハローフーヅ桜ヶ丘店(豊明市栄町大蔵下81[9]、1970年(昭和45年)6月開店[9] – ?閉店)
  • ハローフーヅ沓掛店(豊明市[13]西川町島原、1980年(昭和55年)4月開店[13] – ?閉店)
店舗面積791m2[13]
店舗面積611m2[13]
  • ハローフーヅ扶桑店(丹羽郡扶桑町大字高雄字酉ノ川272[9]、1977年(昭和52年)8月開店[9] – ?閉店)
店舗面積778m2[13]
  • ハローフーヅ日進店(愛知郡日進町大字藤枝字前田5-1[9](現・日進市)、1978年(昭和53年)2月開店[9] – ?閉店)
店舗面積784m2[13]
  • ハローフーヅ東郷店(愛知郡[13]、1979年(昭和54年)11月開店[13] – ?閉店)
店舗面積418m2[13]
  • ハローフーヅ三好店(西加茂郡三好町大字三好字小坂42-1[9](現・みよし市)、1971年(昭和46年)11月開店[13] – ?閉店)
店舗面積673m2[13]
  • ハローフーヅ東浦駅前店(知多郡東浦町大字森岡字前田55-1[9]、1976年(昭和51年)3月開店[13] – ?閉店)
店舗面積588m2[13]
ハローフーヅ東浦店(知多郡東浦町大字生路字池下61-9)が1994年(平成6年)4月に開店した[16]
  • ハローフーヅ森岡店(知多郡東浦町大字藤江字大坪13-1[9]、1974年(昭和49年)10月開店[9] – ?閉店)
  • ハローフーヅ青木店(豊田市青木町[13]、1981年(昭和56年)11月開店[13] – ?閉店)
店舗面積852m2[13]
  • ハローフーヅ知立店(知立市中町[13]、1983年(昭和58年)11月開店[13] – ?閉店)
店舗面積577m2[13]
  • ハローフーヅ牛田店(知立市南陽町[13]、1985年(昭和60年)1月開店[13] – ?閉店)
店舗面積724m2[13]

岐阜県[編集]

  • ハローフーヅ鵜沼店(各務原市鵜沼東町2-148[9]、1978年(昭和53年)7月開店[13] – ?閉店)
店舗面積1,051m2[13]
店舗面積963m2[13]
店舗面積946m2[13]
  • ハローフーヅ美濃加茂店(美濃加茂市太田町城房3593-1[17]、1996年(平成8年)10月開店[17]
店舗面積1,537m2[17]、延べ床面積約2,074m2[17]。直営店舗面積1,537m2[17]

関連会社[編集]

  • アサヒ物産 – 1978年(昭和53年)7月設立[13]、持株比率100%[13]、愛知県西春日井郡[13]、めん類等の製造・販売[13]
  • 蜂須賀屋酒店 – 1964年(昭和39年)2月設立[13]、持株比率100%[13]、名古屋市南区[13]、酒類販売[13]
  • ヴァンサンヌ – 1984年(昭和59年)3月設立[13]、持株比率75%[13]、名古屋市名東区[13]、飲食店[13]

関連項目[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『会社総鑑 店頭・未上場会社版 1998年版 下巻』 日本経済新聞社、1998年5月20日。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 『流通会社年鑑 2003年版』 日本経済新聞社、2002年12月20日。
  3. ^ a b c d e “ハローフーヅが8月から24時間営業を全廃へ”. 中部経済新聞(中部経済新聞社). (2011年7月23日)
  4. ^ a b c d e f g h “コノミヤ、ハローフーヅを合併 売上高1000億円へ業容拡大”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年6月22日)
  5. ^ a b c d “近畿中四国小売流通特集:近畿地区トップに聞く=コノミヤ・芋縄隆史氏”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年9月27日)
  6. ^ a b c “コノミヤ、ハローフーヅと7月めどに経営統合で合意”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年4月13日)
  7. ^ a b c “コノミヤ、東海進出 「ハローフーヅ」を傘下に”. 大阪日日新聞(新日本海新聞社). (2011年6月11日)
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 『日経小売・卸売企業年鑑 2006年版』 日本経済新聞社、2005年12月12日。ISBN 978-4532211158
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq 『流通会社年鑑 1979年版』 日本経済新聞社、1978年10月20日。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “スーパーを展開するハローフーヅ 名古屋4店閉鎖”. 中日新聞 (中日新聞社). (2008年9月13日)
  11. ^ a b c “コノミヤがハローフーヅ買収、傘下に”. 中部経済新聞(中部経済新聞社). (2011年4月8日)
  12. ^ “東海シジシー、5月7日付役員人事 新社長に寺田憲一郎氏”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年5月16日)
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs bt bu bv bw bx by bz ca cb cc cd ce cf cg ch 『流通会社年鑑 1990年版』 日本経済新聞社、1990年11月24日。
  14. ^ 子会社の異動(株式取得)に関するお知らせ[リンク切れ]
  15. ^ a b c d 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2007年版』 東洋経済新報社、2007年。
  16. ^ 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2009年版』 東洋経済新報社、2009年。
  17. ^ a b c d e 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2008年版』 東洋経済新報社、2008年。

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