Month: May 2021

近江誠 – Wikipedia

近江 誠(おうみ まこと、1941年3月18日 – )は、スピーチコミュニケーション教育の専門家。南山短期大学名誉教授。1967年フルブライト留学生。日本コミュニケーション学会元会長。テーマは「ドラマ・スピーチ学の方法を使っての言語習得―言語パロール観へのパラダイム転換ー」。近江メソッドはその中核。現在は近江アカデミー主宰として、英語教師対象にしたワークショップを愛知県名古屋市と神奈川県(三浦郡葉山町)で開催。2019年には瑞宝小綬章を受賞[1]。 1941年静岡市に生まれる[2][3]。 1963年南山大学英語学英文学科卒業後、愛知県立時習館高等学校英語教諭。在職中に言語の研究が文学か語学に二分されている状況に疑問を抱き, 第三の道ドラマ・スピーチ学を学ぶために1976年(フルブライト)大学院留学生として渡米。米国ボール州立大学、インディデアナ大学大学院ドラマ・スピーチ課程に留学(M.A.取得)。1971年帰国後、南山大学、名古屋大学、中京大学の講師として教鞭をとる。この間、1974年に南山短期大学英語科専任講師、助教授を経て1984年教授となる。 24才 高校教員時代(留学前)1965年 処女作の『オーラル・インタープリテーション入門―英語の深い読みと表現の指導』(1984年、大修館書店)は、日本におけるスピーチコミュニケーションの分野からの応用言語教育の事実上、初の書である[4][5]。 後年、この書が入っている「英語教育叢書」の絶版事件は、そのまま我が国の言語研究者の言語「パロール」に対する無知、ソシュールですら乗り越えられなかった壁、今に続くコミュニケーション教育の慢性的不振の一つの象徴的なできごとであったと近江は述懐している[6]。 1970、80年代にかけて大学英語教育学会と日本コミュニケーション学会を中心に精力的に発表は続けていった。そして「オーラル・インタープリテーションを扇の要に置きながら、ドラマ、スピーチ、ディベートらのスピーチ学の各分野の方法を取り込んだ活動」の近江案を示した『英語コミュニケーションの理論と実際―スピーチ学からの提言』(研究社出版、1996年)[7][8]を上梓、同書は前著からの累積的業績として高く評価され1997年度の大学英語教育学会(JACET)実践賞を受ける。 1979年より20年間、ジャパンタイムズ主催、文部省後援の「テープによるレシテーションコンテスト」の最終審査員を歴任、各地方自治体、教育委員会、出版社などが主催する中学校・高等学校教員を対象とした研究会の講師を数多く務めた。さらに一般書としての、『感動する英語!』(文藝春秋、2003年)、『挑戦する英語!』(文藝春秋、2005年)がベストセラーとなり、その教育方法の有効性は世に広く知られることとなった。なおこの機に「近江メソッド」という語の告知が、「週刊文春」12/18号やNHK「当世キーワード」を通してなされている[9]。 本務校においては、英語科長、学長補佐などの役職にありながらも、一貫して学生の英語指導に尽力し、英語の南山の信頼・定評を世間から得る中心的な役割を担った。 この間、1988年には米国のコロンビア大学客員研究員としての再渡米をしている。これはEFLやESL(第二言語/・外国語としての英語教授法)が、結局は「言語ラング観的な発想から出てくる「コミュニケーション」であり、スピーチ・ドラマ学の言語パロール的応用言語修得観の優位性には太刀打ちできるものではないという当初の予想を再確認できた有意義な”敵陣“での生活体験であったと語っている[10]。 単著[編集] 『オーラル・インタープリテーション入門英語の深い読みと表現の指導』、(大修館書店 1984) 『頭と心と体を使う英語の学び方』

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ステイインシアトル – Wikipedia

ステイインシアトル 第70回鳴尾記念出走時(2017年6月3日) 欧字表記 Stay in Seattle[1] 品種 サラブレッド[1] 性別 牡[1] 毛色 黒鹿毛[1] 生誕 2011年1月11日(11歳)[1] 抹消日 2021年1月21日[2] 父 ステイゴールド[1] 母 シアトルサンセット[1]

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極寒激戦地アルデンヌ 〜西部戦線1944〜 – Wikipedia

『極寒激戦地アルデンヌ 〜西部戦線1944〜』(原題:Saints and Soldiers)は、2003年に公開されたアメリカ合衆国の戦争映画である。ライアン・リトル(英語版)が監督し、コルビン・アルレッド(英語版)らが主演した。 1944年のバルジの戦いを背景に、マルメディ虐殺事件から逃れた4人のアメリカ兵と撃墜されたイギリス空軍機のパイロットを主人公として、彼らがドイツ軍の包囲から逃れるまでを描く。2012年にシリーズ2作目として『エアボーン・ソルジャーズ(英語版)』(原題:Saints and Soldiers: Airborne Creed)が公開された。2014年にはシリーズ3作目となる『ザ・フューリー 烈火の戦場(英語版)』(原題:Saints and Soldiers: The Void)が公開された。 あらすじ[編集] 1944年のバルジの戦いの最中、マルメディ虐殺事件として知られる事件が発生する。銃撃と混乱の中、数人のアメリカ兵がドイツ兵の追跡から逃れることに成功した。やがて合流したネイサン・”ディーク”・グレア伍長、衛生兵のスティーブン・ゲルド二等兵、シャーリー・”シール”・ケンドリック二等兵、ゴードン・”ガンディー”・ガンダーソン二等軍曹の4人は友軍を求め森を彷徨うが、身を隠していた山小屋で偶然ドイツ兵らの会話を盗み聞きし、付近で友軍機が撃墜されたらしいとの情報を得る。ドイツ兵らが去った後に周辺を捜索し、一行は落下傘で脱出したイギリス軍偵察機のパイロット、オベロン・ウィンリー上等兵曹と出会う。彼はドイツ軍が連合国軍の一大弾薬庫があるリエージュを攻略するべく既に総攻撃を開始したという情報を掴んでおり、これを報告しようと飛行している最中に撃墜されたという。 ドイツ軍がミューズ川を超えるよりも早くこの情報を伝えなければ、リエージュからアントワープまで一気に突破されてしまう。こうして5人の兵士は30キロ離れた司令部へ向けての行軍を始めるのだった。 キャスト[編集] 制作・評価[編集] 配給を行ったExcel

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韓国女子囲碁リーグ – Wikipedia

韓国女子囲碁リーグ(かんこくじょしいごリーグ、韓国語:엠디엠 한국여자바둑리그)は、韓国の囲碁の女流棋士による棋戦で、各3名のチームによる団体戦。2015年に7チームで開始、2016年からは8チーム、2018年は9チームで実施。中国、台湾、日本からの外援棋士も出場する。 各3名のチームによるリーグ戦2ラウンドを行い、上位チームにより決定戦を行う。 持時間は、主将戦は各1時間、2・3将戦は各10分、40秒の秒読み5回。 過去の成績[編集] ポストシーズンチャンピオンと、リーグ戦順位 回次 年度 優勝 リーグ1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 1 2015

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フイチンさん – Wikipedia

『フイチンさん』は上田トシコによる漫画。1957年1月から1962年3月にかけて『少女クラブ』で連載された[1]。講談社・1992年アース出版局[1]などから全3巻。単行本は長く絶版だったが、2009年5月にコミックパークのオンデマンド出版で復刊、また2015年には小学館からも復刻愛蔵版が出た[2]。 舞台は満州国のハルピン。お金持ちであるリュウタイ家のお屋敷の門番の娘フイチンがお屋敷の主人に気に入られ屋敷のワガママな坊ちゃまの遊び相手になる所から物語は始まる。 1959年(昭和34年)第5回小学館漫画賞受賞。2004年、あにまる屋製作によるアニメ映画が公開された[1][2]。 「フイチン」の名前について、四方田犬彦は「恵珍」という漢字表記だろうと推測している[3]。村上もとかは「彗星」(中国語発音でフェ シン)ではないかと『フイチン再見!』で描いている[4]。 また、四方田は、本作が日本人の作であるにも関わらず、日本人の視点を採用していないことを指摘している[3]。 奈良美智はリアルタイムでは連載を読んでいなかったが、1998年に東京都現代美術館の漫画展覧会で原稿を見た際に、線が美術的に群を抜いていると感じ、「ロダンの彫刻のような線」と評している[5]。また奈良は手塚治虫や石ノ森章太郎がアメリカ映画やSF小説の影響を受けていてアメリカ的であることに対し、本作は「偏見を持つ前の子供の世界」、グローバリズム的な感性を覚えると指摘している[5]。 講談社特選漫画文庫版、1958年[1] 復刻愛蔵版 小学館 あらすじ[編集] フイチンさんはお金持ちのリュウタイ家の門番、ワンの一人娘。おてんばで、元気な、太陽のように明るい女の子。長いおさげを風に揺らして、いつもまわりを笑顔にかえる。そんな素敵なフイチンさん。 お屋敷のご主人、ジャングイ様にひょんなことから気に入られ、1人息子のリイチュウ坊ちゃまの遊び相手に大抜てき。ツーンとそっぽを向いたリイチュウ坊ちゃまとどんなふうに、仲良くなっていくのやら…。 登場人物[編集] フイチン 本作の主人公。リュウタイ家の屋敷の門番の娘。長いおさげ髪が特徴の元気で明るいお転婆娘。リュウタイ家のご主人に見込まれリュウタイ家のお坊ちゃまリイチュウの遊び相手になる。 リイチュウ お金持ちのリュウタイ家のお坊ちゃま。はじめはわがままでフイチンに心を閉ざしきっていたがフイチンと一緒に遊んだり、屋敷の外の世界に触れたりするごとにフイチンを慕いはじめ、たくましく成長していく。語尾に「~よ。」と付けて独特の口調で話す。 チンナイ リュウタイ家のばあやの娘。やさしいがその反面おっちょこちょい。

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モッツァレラ気分 – Wikipedia

この記事の主題はウィキペディアにおける人物の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。基準に適合することを証明するために、記事の主題についての信頼できる二次資料を求めています。なお、適合することが証明できない場合には、記事は統合されるか、リダイレクトに置き換えられるか、さもなくば削除される可能性があります。出典検索?: “モッツァレラ気分” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2018年10月) モッツァレラ気分(モッツァレラきぶん)は、日本のお笑いコンビ。所属事務所はSHUプロモーション。 結成日は2017年4月1日[1]。西郷としろ田中が前年に結成していた「しろサイ」[2]に中川が加入した。 2018年3月7日、初の単独ライブ「PEM」を開催[3]。 2020年3月1日付でしろたなかが引退[4]。 メンバー[編集] 中川 治(なかがわ おさむ、本名同じ、 (1984-03-11) 1984年3月11日(38歳) –

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神奈川県における2019年コロナウイルス感染症の流行 – Wikipedia

神奈川県における2019年コロナウイルス感染症の流行(かながわけんにおける2019ねんコロナウイルスかんせんしょうのりゅうこう)では、日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行のうち、神奈川県内での流行について述べる。 神奈川県内で初めて患者が確認されたのは2020年1月16日で、日本国内でも最初の感染事例となった[2]。2月の初めには、アメリカのクルーズ会社が運航するイギリス船籍のクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」号から感染者が出たため、船は横浜港に停泊し、日本政府の管理下で検疫を受けた[3](詳細は「クルーズ客船における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」を参照)。 同年4月7日、日本政府が新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条に基づき、神奈川県を含む7都府県を対象に「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」を発令した[4]。これを受け、県は5月6日まで県民に外出の自粛を強く要請するとともに、多くの人が利用する施設の使用を一部制限し、また「神奈川モデル」と呼ばれる独自の医療体制[5]で患者の症状の程度に応じた医療を提供することによって医療崩壊を防ぐことにしている[6]。 2021年12月12日現在、県内で169,408名の感染者[1]、1,315名の死亡者および167,974名の回復[1][7]が確認されている。 感染者数[編集] 日本の神奈川県におけるCOVID-19の症例数  ()      死亡        退院        現存症例 2020202020212021 1月1月2月2月3月3月4月4月5月5月6月6月7月7月8月8月9月9月10月10月11月11月12月12月 1月1月2月2月3月3月4月4月5月5月6月6月7月7月8月8月9月9月10月10月 最近15日間最近15日間 日付 症例数 死者数 2020-01-16 1(n.a.) ⋮ 1(=) 2020-02-11 2(+100%)

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ネルグウィンステークス – Wikipedia

ネルグウィンステークス(Nell Gwyn Stakes)は、イギリスのニューマーケット競馬場で行われる競馬の競走。1000ギニーの前哨戦として知られる。2014年の格付はG3。 ネルグウィンステークスは、ニューマーケット競馬場の春のクレイヴン開催で初日の競走として行われている重賞である[2]。 イギリスの平地競走のシーズンはじめの重賞競走で、その年のヨーロッパの3歳牝馬路線の一流馬が出走し、1000ギニーをはじめとするクラシック路線の前哨戦として知られる[2][3]。 そのため、ネルグウィンステークスの終了直後のニューマーケット競馬場では、1000ギニーの早売り馬券の倍率が大きく変動するのが恒例となっている[3]。 近年の傾向[編集] 歴代の優勝馬の中で最も特筆すべきは1984年のペブルス(Pebbles)と1985年のオーソーシャープである[2][3]。 ペブルスはネルグウィンSを勝った後、1000ギニーを制した。ペブルスは古馬になってエクリプスステークス、チャンピオンステークス、ブリーダーズカップ・ターフを制し、ヨーロッパ・アメリカでチャンピオンホースに選ばれた[2]。 オーソーシャープは1985年にネルグウィンステークスを勝った後、1000ギニー、オークス、セントレジャーステークスに勝って牝馬三冠を成し遂げた[2]。 近年では、1999年ヴァレンタインワルツ(Valentine Waltz、プール・デッセ・デ・プーリッシュ(フランス1000ギニー)優勝)2000年ペトルーシュカ(Petrushka、アイルランドオークス優勝)、2006年スペシオーサ(Speciosa、1000ギニー優勝)、といった馬がネルグウィンステークス優勝後にヨーロッパの3歳クラシック競走に優勝している。また、ネルグウィンステークス2着のスカイランタン(Sky Lantern)が後に1000ギニーに勝った。 ネルグウィンステークスは1961年に「スプリングフィリーズステークス(Spring Fillies’ Stakes)」として創設された[3]。 翌1962年に「ネルグウィンステークス」に改称された[4][3]。 1970年のグループ制導入以来、G3に格付けされている。 2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催取りやめとなった。 競走名の由来[編集]

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名探偵コナン 紺碧の棺 – Wikipedia

『名探偵コナン 紺碧の棺』(めいたんていコナン こんぺきのジョリー・ロジャー)は、2007年4月21日に公開された日本のアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第11作目にあたる。上映時間は107分。興行収入は25億3000万円[1][2][3][4][5][6][7]。第31回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。キャッチコピーは「そこに浮かぶのは、誰だ…」「コナン君、どこにいるの?」。なお、副題の「棺」は英語で「coffin」であり、「ジョリー・ロジャー(Jolly Roger)」は本来、「海賊旗」を意味する言葉である。 概要 本作は毛利蘭と鈴木園子の友情をテーマとし、伝説の女海賊「アン・ボニー」と「メアリ・リード」になぞらえたストーリーが展開される。第2作『14番目の標的』・第9作『水平線上の陰謀』に続く、海を舞台にした作品だが、映画で島を訪れるのは本作が初である。 コナン応援団として、井上和香・山本梓・桜塚やっくんの三人が映画の宣伝活動を行った。なお、3人は本作公開後、TVシリーズ・第488話「テレビ局の悪魔」にゲスト出演している。 第6作『ベイカー街の亡霊』以降で、タイトルと同時に公開されるポスターが原作者による書き下ろしでなくアニメ原画なのは前作と本作の2作だけである。映画ポスターには腕時計型麻酔銃を構えるコナンの姿が描かれているが、本編では使われなかった。 冒頭のカーチェイスのシーンで佐藤刑事と高木刑事が追跡していた2人組の強盗犯は、それぞれ『ルパン三世』のルパン三世と峰不二子の覆面をしている[注 1]。『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』に登場する「佐藤刑事の初恋の人がルパン三世」という設定もこれが初出。 作品解説は他作品と本編に挿入されており、コナンが車に乗り込む場面で新一のナレーションが入る形式になっている。しかも新聞記事のシーンは無く、蘭の紹介ナレーションも蘭が映りこんだ際に「彼女は同級生の毛利蘭」と紹介した後に新一がコナンになった経緯を語るという今までに見られなかった珍しい試みがされている。また、本作でメインとなる鈴木園子が初めて紹介され、オープニングのキャストクレジットにも園子役の松井菜桜子が追加された。 回想ではあるが、この作品に限り蘭の中学校の制服がブレザーになっている(他の作品やアニメではセーラー服)。 2008年4月21日にはゴールデンタイム枠(19:00 – 20:54)で初放送された。 近年のシリーズ同様、本作も小説版が小学館のジュニア文庫(小学館ジュニアシネマ文庫)から2014年1月15日に発売されている[8]。 ストーリー 佐藤刑事と高木刑事は、都内で強盗犯とカーチェイスを繰り広げていた。佐藤は巧みなドライビングテクニックで強盗犯の車を追い詰め、横転させる。そのまま逮捕されることになった強盗犯は、「神海島」と「ジョリー・ロジャー」という意味深な言葉をつぶやき、意識を失った。

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火星の水 – Wikipedia

「火星の水」(かせいのみず、原題: “The Waters of Mars“)は、イギリスのSFドラマ『ドクター・フー』の第4シリーズと第5シリーズの間に放送されたスペシャルシリーズの第3話。2009年11月15日に BBC One で初放送された[3][4]。BBCアメリカで2009年12月19日に放送され、イギリスでは2010年1月11日に[5]、アメリカでは2010年2月2日にDVDとブルーレイディスクが発売された[6]。 物語の舞台は2059年の火星で[7][8]、10代目ドクター(演:デイヴィッド・テナント)は人間の最初のコロニーであるボーイ・ベース・ワンと出会う。指揮官のキャプテン・アデレイド・ブルック(演:リンジー・ダンカン)は人類の歴史において非常に重要な人物であることが判明する[7]。ドクターは彼女の運命を知っているが、その運命に従うか、歴史を変えるか、ドクターは決断を迫られる。『ドクター・フー』の脚本家兼プロデューサーのラッセル・T・デイヴィスによると、本作は続く2エピソードと密接に関連するが、三部作の第1パートというわけではない[9]。本作は2009年10月に死去したかつての『ドクター・フー』の脚本家兼プロデューサーのバリー・レッツ(英語版)に捧げられた[10][11]。また、本作は2010年ヒューゴー賞映像部門短編部門でヒューゴー賞を受賞した。 あらすじ[編集] 2059年11月21日の火星に到着したドクター。その頃の火星には“ボーイ・ベース・ワン”という人類初のコロニーが築かれていた。 そのコロニーで研究を続ける人々に危機が訪れる。飲料用にと火星の氷河から切り出した氷がウイルスで侵されていたのだ。研究員たちは次々とそのウイルスに感染し、見るもおぞましい姿となってしまう。ドクターと、コロニーの指揮官アデレードたちはコロニーを捨て、その場から脱出する決意をするが、“水のゾンビ”と化した研究員たちはドクターたちを執拗に追いかけてくる。 一方、この事件でコロニーの全員が死ぬことを知っていたドクターは、彼が研究者たちを救ってしまうと歴史を変えてしまうことになり、彼らを見殺しにするか救うかで苦悩する…。 キャスト[編集] 主人公のドクター及びコンパニオンは太文字で表示。 10代目ドクター – デヴィッド・テナント アデレイド・ブルック –

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