元町・中華街駅 – Wikipedia
元町・中華街駅(もとまち・ちゅうかがいえき)は、神奈川県横浜市中区山下町にある横浜高速鉄道みなとみらい線の駅で、同線の終点である。副名称は「山下公園」(やましたこうえん)。駅番号はMM06。
駅周辺地区(関内地区)は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである「横浜都心」に指定されている[2]。
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。元町口寄りは中村川の直下に位置している。伊東豊雄建築設計事務所が設計を行い、施工は熊谷組・東洋建設・相鉄建設JVが担当した[4]。
2013年3月16日より相互直通先である東急東横線が渋谷駅での東京メトロ副都心線・西武池袋線・東武東上線との相互直通運転開始に伴い、特急・通勤特急・急行を現行の8両編成から10両編成に増強させるため有効長延伸工事が行われた。みなとみらい線も東横線を介して副都心線方面に直通する。
駅舎(東側改札口および元町口)上部には全国初の立体都市公園となるアメリカ山公園がある。
みなとみらい線では土曜・休日ダイヤのみ運行する有料座席指定列車「S-TRAIN」が発着する[5]。
夜間留置が2本設定されている。
のりば[編集]
改札・出入口[編集]
改札は東西別々に2か所あり、それぞれ以下の出入口とつながっている(出入口は全6か所あり、番号付けがされている)。
- 西側改札口
- 山下公園口 (1)
- 山下町口 (2)
- 中華街口 (3)
- マリンタワー口 (4)
- 東側改札口
- 元町口 (5) – 「ヤマザキデイリーストア」を併設、横浜高速鉄道本社入口
- アメリカ山公園口 (6)
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西側改札口(2021年12月)
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東側改札口(2021年12月)
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ホーム(2021年12月)
利用状況[編集]
2020年度の1日平均乗降人員は39,611人である[利用客数 1]。みなとみらい線の駅では横浜駅、みなとみらい駅に次ぐ第3位である。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 1] |
1日平均 乗車人員[* 2] |
出典 |
---|---|---|---|
[注釈 1]2003年(平成15年) | |||
2004年(平成16年) | 45,113 | 21,490 | [神奈川県統計 1] |
2005年(平成17年) | 47,321 | 23,004 | [神奈川県統計 2] |
2006年(平成18年) | 49,634 | 24,226 | [神奈川県統計 3] |
2007年(平成19年) | 51,998 | 25,518 | [神奈川県統計 4] |
2008年(平成20年) | 53,529 | 26,174 | [神奈川県統計 5] |
2009年(平成21年) | 54,904 | 26,769 | [神奈川県統計 6] |
2010年(平成22年) | 53,815 | 26,196 | [神奈川県統計 7] |
2011年(平成23年) | 54,172 | 26,565 | [神奈川県統計 8] |
2012年(平成24年) | 56,112 | 27,499 | [神奈川県統計 9] |
2013年(平成25年) | 60,394 | 29,541 | [神奈川県統計 10] |
2014年(平成26年) | 59,148 | 29,079 | [神奈川県統計 11] |
2015年(平成27年) | 60,326 | 29,646 | [神奈川県統計 12] |
2016年(平成28年) | 61,361 | 30,129 | [神奈川県統計 13] |
2017年(平成29年) | 62,658 | 30,792 | [神奈川県統計 14] |
2018年(平成30年) | 64,569 | 31,664 | [神奈川県統計 15] |
2019年(令和元年) | 63,291 | 31,048 | |
2020年(令和 | 2年)39,611 |
元町商店街もしくは中華街を抜けてJR根岸線の石川町駅までは10分程度である。
開業後3か月ほどは構内通路のほぼ直上にテレビ神奈川本社があったが、太田町へ移転した。
-
横浜高速鉄道本社(2010年12月)
路線バス[編集]
「中華街入口」(朝陽門、出口1・2) / 「山下町(タワー入口)」
(出口3・4) – 横浜市営バス・神奈川中央交通(11系統のみ)
- 北方向乗り場
- <2> 上大岡駅行(羽衣町経由)
- <8・58> 横浜駅前行(日本大通り駅県庁前・桜木町駅前・花咲橋経由)
- <20> 山下ふ頭行(平日朝のみ)、桜木町駅行
- <109> 横浜駅前行(日本大通り駅県庁前・桜木町駅前・ぴあアリーナMM経由)
- <148> 急行 横浜駅前行(桜木町駅前経由)
- <11> 桜木町駅前行
- 南方向乗り場
- <2> みなと赤十字病院行
- <8> 本牧車庫前行(みなと赤十字病院入口・本牧経由)
- <20> 山手駅前行(港の見える丘公園前経由)
- <58> 磯子車庫前行(みなと赤十字病院入口・本牧・根岸駅前・磯子駅前経由、平日8本のみみなと赤十字病院も経由)
- <109> L8バース・流通センター循環
- <148> 急行 本牧車庫前行(みなと赤十字病院入口・本牧経由)
- <11> 保土ヶ谷駅東口行(港の見える丘公園前経由)
「元町入口」(出口5) – 横浜市営バス・神奈川中央交通(11系統のみ)
- 北方向乗り場
- <11> 桜木町駅前行(日本大通り駅県庁前経由)
- <あかいくつ> 桜木町駅前行(大さん橋客船ターミナル経由)
- <20> 山下ふ頭行(平日朝のみ)、桜木町駅行
- 南方向乗り場
- <11> 保土ヶ谷駅東口行(港の見える丘公園前経由)
- <あかいくつ> 港の見える丘公園循環
- <20> 山手駅前行(港の見える丘公園前経由)
駅名の決定の経緯[編集]
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2017年5月)
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計画段階での仮称は「元町駅」であった。これに対し横浜中華街関係者が『中華街』を加えて「元町中華街駅」とするように要望したが、元町商店街関係者が「中華街と一緒にするな」と反対するなど、水面下で元町商店街側と横浜中華街側で論争となっていた。結局、駅名は元町と中華街の間に「・」(中点)を使用した上で両方の名前を並記することになり、さらに観光地としての知名度が高い『山下公園』が副名称として加わった。
今後の予定[編集]
- 横浜高速鉄道
みなとみらい線
- ■特急
- みなとみらい駅 (MM03) – 元町・中華街駅 (MM06)
- □通勤特急・■急行・■各駅停車(渋谷方面 通勤特急・急行はみなとみらいまで各駅に停車)
- 日本大通り駅 (MM05) – 元町・中華街駅 (MM06)
- ■特急
注釈[編集]
- ^ 2004年2月1日開業。
出典[編集]
記事本文の出典[編集]
- ^ a b “みなとみらい21線の開業日・東急東横線との相互直通運転の開始日が決まりました!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 横浜高速鉄道/東京急行電鉄, (2003年7月9日), オリジナルの2020年12月17日時点におけるアーカイブ。 2021年1月15日閲覧。
- ^ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想) (PDF) 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ^ “元町・中華街駅可動式ホーム柵が稼働します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 横浜高速鉄道, (2020年3月24日), オリジナルの2020年3月24日時点におけるアーカイブ。 2020年3月24日閲覧。
- ^ 「作品詳細」『新建築』2004年3月号、新建築、 108頁、2015年1月13日閲覧。
- ^ “有料座席指定列車の愛称・詳細が決定! 2017年3月25日(土)から「S-TRAIN」運行開始!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西武鉄道/東京地下鉄/東京急行電鉄/横浜高速鉄道, (2017年1月10日), オリジナルの2020年11月27日時点におけるアーカイブ。 2021年1月18日閲覧。
- ^ “みなとみらい線車両留置場の整備計画を進めています”. 横浜高速鉄道 (2018年12月17日). 2019年4月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2019年1月6日閲覧。
- ^ “横浜高速鉄道/300m車両留置場を計画”. 建設通信新聞デジタル. オリジナルの2017年12月8日時点におけるアーカイブ。 2018年4月20日閲覧。
利用状況の出典[編集]
- 1日平均利用客数
- データ
- 神奈川県県勢要覧
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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