成東駅 – Wikipedia
成東駅(なるとうえき)は、千葉県山武市津辺にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅[1]である。山武市のターミナル駅である。
総武本線を所属線としており[2]、当駅が終点となる東金線を加えた2路線が乗り入れている。
駅舎に接して単式ホーム1面1線があり、その奥に島式ホーム1面2線がある。さらに単式ホームには切欠きホームがあるため、あわせて2面4線となる地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡し、両端(単式ホーム側と島式ホーム側)はバリアフリー化の一環としてエレベーターが各1基設置されている。この跨線橋は2012年に設置され、以前使われていた跨線橋は撤去された[7][8][9]。
直営駅であり、管理駅として日向駅 – 八日市場駅間の各駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間 6:00 – 21:00)、自動改札機が設置されている。改札口横に待合室がある。
2008年(平成20年)3月に駅舎の一部改装が終了し、待合室のリニューアルがなされ、自動ドアが取り付けられた。また、かつての売店「KIOSK」は、コンビニエンスストア「NEWDAYS」に業態変更された。
トイレは改札内外の双方から入れる構造で、いずれも多機能トイレを併設した男女別で浄化槽による水洗式である。多機能トイレは当初改札外のみの設置だったことの名残で、改札内の通常のトイレには「多機能トイレ利用時は駅係員へお申し出ください」との但し書きが多機能トイレ増設後も撤去されずに残存していたが、現在は撤去されている。また、跨線橋のエレベーター付近には駅係員用のものと思われる仮設トイレが設置されている。現在のトイレが整備される前は、改札内外の双方から入れる構造で男女共用の汲み取り式であった。
将来、橋上駅舎化の計画があり、既存の南口(海側出入り口)に加え、北口(山側出入り口)を新設する計画がある[10][出典無効]。
のりば[編集]
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 東金線が使う0番線は切欠きホームである。
- 総武本線の列車は、上下列車とも行き違いや特急の待ち合わせがない場合は駅舎側の1番線を使用することが多い。
- 現在、総武本線と東金線を直通する定期旅客列車は存在しない。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 東金方面着発 | 銚子方面着発 | 佐倉方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 6両分 | 到着・出発可 | 不可 | |||
1 | 11両分 | 到着可 | 到着・出発可 | 総武本線上り主本線、東金線下り主本線 | ||
2 | 出発可 | 総武本線下り主本線、東金線上り主本線 | ||||
3 | 8両分 | 到着・出発可 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能[13]。
- 夜間、2番線に銚子から回送されてくる特急用車両(翌朝の「しおさい2号」)が、0・3番線に普通列車がそれぞれ留置される。
- 1997年まで設定されていた東金線経由外房線新茂原駅への貨物列車は1・2番線を使用していた(外房線土気 – 大網間の急勾配を避けるため)。
- 総武快速線への直通列車は上り2本、下り1本が当駅まで乗り入れる。朝の上りはグリーン車付きの11両編成だが、夜の1往復は付属の4両編成である。
-
改装前の駅舎(2005年10月)
-
改札口(2021年5月)
-
ホーム(2021年5月)
-
成東駅空襲の慰霊碑
-
千葉県初の鉄道開設運動とその誘致に生涯を捧げた安井理民の功績をたたえた「魁の碑」
利用状況[編集]
2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は2,052人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)3,206 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)3,419 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)3,560 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)3,573 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)3,484 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)3,528 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)3,503 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)3,444 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 3,340 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 3,283 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]3,250 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]3,313 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]3,251 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]3,228 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]3,141 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]3,128 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]3,152 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]3,105 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]3,065 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]2,973 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]2,943 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]2,903 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]2,956 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]2,954 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]2,829 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]2,890 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]2,890 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]2,892 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]2,846 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 20]2,783 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]2,052 |
バス路線[編集]

成東駅[編集]
山武市基幹バス・ちばフラワーバスが運行する路線が発着する。
- 1番のりば(ちばフラワーバス)
- <海岸線> ウォーターガーデン行、作田南行、成東駅行 ※ウォーターガーデン行は夏季のみ運行
- 2番のりば(ちばフラワーバス)
- 3番のりば(ちばフラワーバス)
- 無番のりば(山武市基幹バス)
成東車庫[編集]
ちばフラワーバスが運行する路線(主に高速バス)が発着する。
- 総武本線において休日おでかけパス(旧:ホリデー・パス)のフリーエリアは、当駅が東端である。ここから東金線内では使用できるが、銚子方面は使用できない[14]。
- 日中の千葉・佐倉方面からの普通列車は約半数が当駅で折り返し、横須賀・総武快速線からの直通列車も同様に当駅止まりで、当駅以東(銚子方面)へ行く普通列車の本数は1時間に1本程度となる[15]。
※特急「しおさい」の隣の停車駅は列車記事を参照。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■総武本線
- ■快速(上り1本のみ運転)
- 八街駅 ← 成東駅
- ■普通(各駅停車)
- 日向駅 – 成東駅 – 松尾駅
- ■快速(上り1本のみ運転)
- ■東金線
- ■通勤快速・■快速(以上は東金線内各駅に停車)・■普通(各駅停車)
- 求名駅 – 成東駅
- ■通勤快速・■快速(以上は東金線内各駅に停車)・■普通(各駅停車)
記事本文[編集]
出典[編集]
広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
利用状況[編集]
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 千葉県統計年鑑
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
Recent Comments