ウイングマン – Wikipedia

ウイングマン』(WING-MAN)は、桂正和によるSF漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ、ゲーム。また、作中に登場する変身ヒーローの名前でもある。

概要

第19回手塚賞佳作受賞作「ツバサ」等を元に『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上において1983年5・6合併号から1985年39号まで連載された、桂の連載デビュー作であり、代表作の一つ。単行本はジャンプ・コミックスで全13巻。1992年には愛蔵版、1998年には文庫版が共に全7巻で販売されている。

変身ヒーローに憧れる中学生がその夢を叶え、ヒーローとして活躍・成長していく様を描く。1984年には『夢戦士ウイングマン』(ゆめせんしウイングマン)としてテレビアニメ化もされた。「夢戦士」というタイトルは、「前番組の愛してナイトが女子をターゲットとした番組だったため、少年誌が原作のアニメになることによる、視聴者離れを少しでも減らすためにつけられた」と当時のアニメージュ[要文献特定詳細情報]にて語られている。

「ツバサ」が大元とはなっているが、「学園部隊3パロかん」、「すずみシリーズ」といった、その他の初期読切り作品のアイデアも多く取り入れており、当時の桂にとっての集大成として出来上がった作品といえる[1][2]。桂の初期の作品群に多く見られるように、本作も特撮ヒーローの影響を色濃く受けており、特に「宇宙刑事シリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」の影響が強く見られる。
また、この作品の読者世代が後に「平成ウルトラマン」や「平成ライダーシリーズ」のスタッフとなり当作品のオマージュ的要素を加えている影響もある。

担当鳥嶋和彦の意向によりラブコメの要素を取り入れ[3]、独自の色を出すことに成功。ジャンプコミックスの巻末読者ページには女性読者の投稿も多く、後半のお色気描写の増強に苦言が呈された事もあった[4]。ヒロインとして描かれたアオイや美紅といった魅力的な美少女キャラクターは画力の高さや女の子らしい表現もあって作品に華を添え、本作が大きなヒットを収める要因ともなった[要出典]

1984年にはパソコン向けアドベンチャーゲームもエニックスから発売され、その後続編も2作制作されている。

作者は約100万円かけて、ウイングマンのコスチュームを作成し着用している(桂正和の項目参照)。またそれ以外にも、ジャンプ・コミックスの単行本のおまけのページの中で、「遂に登場!超銅金ウイングマン、『ホヒー』より発売!!」とウソ広告を作ったところ、後に本当にポピーから超合金トイが商品化され、その広告ではウソ広告の構図とキャッチコピーがそのまま再現された。桂もこれには流石に驚いたという。

あらすじ

変身ヒーローに憧れる中学生(関東地方の某県私立の仲額(ちゅうがく)中学校)の広野健太は、学校からの帰宅途中、頭上に突如現れた異空間から落ちてきた、謎の美少女とノートを連れ帰ってしまう。そしてそのノートに自作のヒーロー「ウイングマン」を書き込んでしまう。しかしそのノートこそ、書き記されたことを現実にすることのできる「ドリムノート」だった。本物の変身ヒーローになる能力を身につけてしまった健太は、ドリムノートと共に現れた、異次元世界「ポドリムス」から来たというこの美少女・あおいと共に、三次元人(地球人)の奴隷化とドリムノートの強奪を企むポドリムスの独裁者・リメルの差し向けた怪人、シードマンやゾウジンゲン達と戦っていくことになる。

登場人物

ウイングマンと仲間達

広野 健太(ひろの けんた)
声 – 堀川亮(現・堀川りょう)[注 1]
本作の主人公。8月3日生まれ、AB型。「チェイング」の掛け声でウイングマンに変身する。変身できるようになった当初は全くヒーローとして活躍できなかったが[注 2]、新体操部に入部してその動きをマスターしたり、筋肉トレーニングをしていくことなどによりヒーローらしく戦えるようになっていく。後にヒーローアクション部に引きずり込まれ、ヒーローアクション部のオリジナルヒーロー、セイギマンのリーダー、セイギレッドも務めるようになる。名前については、元々「健太」という名前を使うことを決めていたものの苗字が決まらず、悩んでいるうちに安易に“ヒーローの健太”を捻った、というのが作者の弁である。
性格は直情直行で、思い込みが激しいタイプ。恋愛に鈍い朴念仁で、知らぬうちに女を泣かせるタイプでもある[注 3]。物語後半では、好きな女の子に自分の気持ちを正直に伝えられない、思春期の少年ならではの苦悩を見せる一面もあった。絵が上手く、たまたま彼の絵を見た北倉先生にも、「アイツ、漫画家になったほうがいいんじゃないのか?」と呆れながら感心されるほど。
原作の最終話ではライエルに殺されたアオイを生き返らせるためにドリムノートに書かれたウイングマンに関する全てを消し、「あおいさんは生き返る」と埋め尽くした。その甲斐あってかアオイは生き返るものの、それはウイングマンとしての記憶・歴史・時間の全てを引き換えに得た物であり、代償としてアオイに関する記憶も失うこととなった。
アオイ / 夢 あおい(ゆめ あおい)
声 – 川浪葉子
異次元世界ポドリムスからやってきた少女。16歳。ドリムノートを作った科学者ラークの娘。当初、健太と同じ仲額中学校にいとこの夢あおいとして編入するが、後に仲額高校に編入する。登場する姿は三次元[注 4]人に変身した姿である。ディメンションパワーを使い健太と共に戦う。後に結成されるウイングガールズのメンバー。
普段は気が強く口うるさい感情的な女の子ながら、好きな人に素直な感情をうまく伝えられない奥ゆかしい一面を見せる。物語後半では「年上のお姉さん」へと成長する。
ポドリムスではナァスと恋人同士でプロポーズまでされていたが、そのナァスがリメルの手下として三次元に潜入していたことを知り、元恋人と健太との戦いに板挟みになったアオイは苦悩する。
原作の最終話ではライエルによって命を落とすが、「ウイングマンの全て」と引き換えに生き返ることとなる。そして健太の前に現れ一方的にキスをして別れを告げ[注 5]健太との全てを胸に独りポドリムスへと帰って行った。
アニメ版ではライエルが登場しない関係で死ぬ描写はなかったが、全てが終わってポドリムスに帰らなければならない身である以上、自分の存在を覚えていて欲しくないという悲壮なる決意から、彼女自らドリムノートに書かれた全てを白紙にする[注 6]。そして、健太たちの記憶から自分に関する全ての記憶を消し、健太への想いを胸にポドリムスへと帰った。
小川 美紅(おがわ みく)
声 – 渡辺菜生子
広野健太のガールフレンド。A型。新体操部所属。第一話で先生に叩かれて気を失った健太を、保健委員として看病したことがきっかけで仲良くなった。当初は健太を「ただのヒーロー好き」としか見ていなかったが、後に彼がウイングマンに変身して、三次元世界の征服を狙う一味と本当に戦っていることを知り、密かに健太に想いを寄せていたことから戦いに参加する。後に結成されるウイングガールズのメンバー。作中で幾度かドリムノートの記述が消えた際にもドクターラークによってディメンジョンスーツを身に付けて戦っている。
性格はぶりっ子で、至って内気。思ったことをはっきり言えない性格だが大胆な一面もあり、物語中盤から芯の強い女性へと成長していく。アニメ版の口癖は「○○するの、良くないと思う」。
森本 桃子(もりもと ももこ)
声 – 山本百合子
ヒーローが大好きな女の子。6月26日生まれ、O型。ヒーローアクション部のオリジナルヒーロー、セイギマンのセイギピンクとして登場するが、健太が本物の敵と戦っていることを知り、自らも戦いに参加する。初期は寡黙だったが、物語が進行する上で朗らかな性格となる。実は健太とは小学校時代の事件をきっかけに一途に想っている健気な娘。後に結成されるウイングガールズのメンバー。当初はアオイからスティックを借りていたが、布沢の加入を契機に変身アイテムであるバッジを使ってディメンション・スーツへ変身するが、後述の和正によって描かれたスーツはセイギマンのものとあまり変化はなかった。そばかすが特徴だが、女子メンバーの中ではスタイルも良く、アオイと並んでお色気シーンも多い。
小学校時代に健太と会うまではヒーローものに興味がなかったような言い方をしていたが、当時愛犬に「あいしー」と名付ける当たり、それは嘘だと思われる。
布沢 久美子(ふざわ くみこ)
声 – 中野聖子
新聞部所属。2月8日、AB型。人呼んで「仲額中のナシモト」。特ダネを求めて健太を追いかけているうちに、本当にヒーローに変身できることを知る。それをネタに自らも変身できるようにしてもらい、ウイングガールズ結成を提唱した。視力が悪く眼鏡を着用していることがコンプレックスで、変身できるようにしてもらう際には「変身すると視力がよくなる」との一文を挿入させている[注 7]。彼女と桃子の変身コスチュームは、原作では健太のクラスメートで絵の得意な和正が、彼女の絶望的なまでに絵心の無いデザインを見かねて一から描き直した物であり、露出が大きいものとなっている[注 8]
性格は、自己中心的で周りを巻き込む迷惑なタイプ。トラブルメイカー。ちゃっかり者で、思い込みが強い。物語後半では一途に想い続ける女の子らしさを見せた。
美森 くるみ(みもり くるみ)
声 – 堀江美都子
人気ナンバー1のトップアイドル。大人びた落ち着きと、好奇心旺盛な性格を併せ持つ。あるきっかけから、健太がウイングマンに変身し自分達を守ってくれていることを知り、応援する。取材でウイングマンの素顔を問われたこともあるが「彼に危険が及ぶので」とノーコメントを通した。歌番組の中で「WING LOVE」[注 9]を歌うシーンも。登場する機会は少ないが、大人びた女性のかわいらしい一面も描かれている。趣味は七宝。
リロ / 桜瀬 りろ(おうせ りろ)
声 – 石澤美華
リメルの配下であるドクターアンバランスが造り出したゾウジンゲン(人造人間)。歌声で人を意のままに操る能力を持つ。声を衝撃波に変え攻撃したり、物を壊すこともできる。仲額中学校[注 10]に編入して三次元征服計画に従事するが、リメルを裏切ってウイングマンの味方につく。アニメにおいては、ゾウジンゲンではなくポドリムス人で、あおいとは全く違うディメンションパワーを持っているという設定にされている。
自己中心的で好き嫌いが激しくわがままな性格だが、あおいのことは慕っている。健太には反抗的だが結局協力してしまう。「〜ですわ」「〜ですのよ」といったしゃべり方をする。
ドクターラーク
声 – はせさん治
アオイの父。ドリムノートを開発し、ゾウジンゲンの原型を生み出したポドリムスきっての優秀な科学者。原作第5話でキータクラーにアオイと引き離され、そのまま独房に監禁されるが、ドリムノートを通じて健太を支援したりもする。リメルが倒れたのも束の間、ライエルの襲来で制圧されたポドリムスを脱出し三次元でアオイと共に暮らすようになる。三次元人の姿を取る際は苦みばしったダンディーな容姿を持つ[注 11]。ディメンションパワーで警官の身分を得て健太の行動をフォローしたり、テレビ局から盗んだ特撮ヒーローの着ぐるみを着て健太のピンチを救うこともある。あくまで気分的な問題だが、ずっと三次元人に変身しているのは疲れるらしく、自宅内では元の姿に戻っていることもある。明朗でお茶目な性格の持ち主。全てが終わった後、アオイと共にポドリムスへと帰った。

仲額中学校

楠冨 青三(くすとみ せいぞう)
声 – 目黒光祐
ヒーローアクション部のメンバーで、セイギブルーを名乗る。学年テストで常に首位。顔立ちの割りにテンションが高く、やや空回りしている。
北島 みどり(きたじま みどり)
声 – ?
ヒーローアクション部のメンバーで、セイギグリーンを名乗る。学級委員長を務めたことがある。「いい人」で片付けられてしまうタイプ。桃子とは旧知の仲で、彼女の健太への想いを陰ながら応援していた。
渡辺 広黄(わたなべ ひろき)
声 – 橋本晃一
ヒーローアクション部のメンバーで、セイギイエローを名乗る。一見無口そうだが、思った事を口にする毒舌家。リロいわく、「あなた暗そうだからベースが弾けそう」とのこと。
松岡 ケイ子(まつおか ケイこ)
声 – 島本須美
健太たちの担任教師。26歳。彼らのヒーローごっこを蛇蝎のごとく嫌う。現実主義に見せかけて、美男子には目が無い分かりやすい性格で結婚願望が強い。武器は出席簿と説教。ケイ子という名前はアニメのみで、原作では公表されていない。
福本(ふくもと)
声 – 小林通孝
角眼鏡を掛け、丸刈りとタラコ唇が特徴の男子生徒。健太の小学校以来の親友で、ヒーローへの憧れも温かく見守っており、新入生歓迎の舞台では怪人役を引き受けている。

ウイングマンの敵

リメル
声 – 田中康郎
ポドリムスを支配する悪の帝王。本来は普通のポドリムス人であるが、支配下に置いたポドリムス人からディメンションパワーを奪い、強大な力を持っている。ゆえに彼に奴隷化されたポドリムス人はディメンションパワーが使えず、肉体労働を余儀なくされている。
三次元人の奴隷化とドリムノートを狙っている。ポドリムスの決戦で、描写はされないが新必殺技ヒートショックでウイングマンに倒されたかに思われた。しかし、死んだと思わせておいてドクターラークに化け、さらには健太に取り付き、彼を操ってあおいを殺そうとする。だが、健太の正義の心の前に敗れ、本当の最期を迎える。
アニメ版ではライエルの代わりにゴーストリメルとなって蘇り、ポドリムスのみならず三次元界の支配をも企んだ。霊体ゆえにデルタエンドが通じなかったが、最終回でデプスゾーンを二重にしたダブルデルタエンドによって遂に滅ぼされた。
キータクラー(北倉俊一)
声 – 富山敬
リメルの片腕とも言える一の部下で、健太が初めて対決した敵。人間型だが、手は鋭い爪の付いた3本指(親指他2本)。シードマンを率いる。ポドリムス人ともシードマンとも異なるようだが、何者なのかは結局明らかにならなかった。健太に近づくため三次元人に変身し、北倉俊一の名前で教師として仲額中学校に赴任、ヒーローアクション部の顧問になる。リメルを倒し、自らがポドリムスの支配者になる野心を持ち、テレビ局から特撮ヒーローの着ぐるみを盗み、それを念力で操り健太にリメルを倒させる手助けをしている(そのため、後にドクターラークが着ぐるみを着て登場した際、皆がキータクラーだと思い込んでいた)。後に北村先生という似た容姿のキャラクターが登場するが、キータクラーとの関連性は漫画版では不明。
リメルが倒された後、ポドリムスを売り渡してライエルの元に身を寄せる。ウイングマン=健太をライバルとして認め、名実ともにヒーローとなった彼との決着をつけるために最終回一話前で再び健太と戦うが敗れる。しかしその後のライエル戦では健太に勝機を作るためライエルに組み付いて動きを封じ、健太の救助を拒んでヒートショックでライエルとともに散っていった。ライエルを封じたのは「自身のプライド」からだったが、自分は悪だと断じ敵に情けを掛けがちな健太に「正義の味方としての決断」を示した。
シャフト
声 – 塩沢兼人
リメルの部下でキータクラーと並ぶ幹部。正体は滅多に誕生しない高等シードマン。健太に近づくため仲額中生徒・黒津に憑依、ヒーローアクション部に入部する(セイギマンではブラックを担当させられた)。キータクラーとは敵対しており、彼の手柄を横取りしてまで戦果を挙げようとした。最終決戦で正体を現して健太に最後の戦いを挑み敗れる。原作とアニメ版では設定が異なり、アニメ版の黒津はシャフトが三次元人に変身した姿として描かれており、原作とは別の正体[注 12]を持っている。
ドクター・アンバランス
声 – 大竹宏
リメルの部下でゾウジンゲンやシードマンを作り出した科学者。実はラークが自分の助手として作ったゾウジンゲン第1号である。アニメでは直接戦闘能力が無いのに対し、原作では戦闘能力も高いようだが、物語中、実際の戦闘は一度しかしていない。
シードマン
リメル編における怪人的存在。原作内での記述によると(ゾウジンゲンと違って)人工生命体ではなく、ポドリムスに元からいた生物を品種改良ないし遺伝子改造したものらしい。その名の通り地中に種を埋め込むと、途端に成長して人間大サイズの怪人となる。キータクラーやシャフトに率いられてウイングマンと戦う。会話・変身能力を持つ強化シードマン「ディシードマン」(アニメ版はデシードマンと呼称)も登場した。シャフト戦死後は出番が無くなり、原作漫画では登場回数が少ないが、アニメ版においてはほぼ1話1体のペースで登場する(アニメ版では特に設定は語られずメカシードマン・ズバーグなる異形の巨大ロボットも登場した)。
戦闘員
1回目は黒のスーツにサングラス、2回目は同じく黒いツナギの戦闘服、サングラス、ベレー帽姿で登場する。武器は手のひらから出現するナイフ。三次元人の姿をしているが詳細は不明。アニメ版ではリメル配下のポドリムス人兵士が、三次元において三次元人の姿に変身したという設定になっている。
ナァス(斉藤辰夫)
声 – 島田敏
アオイの元、恋人。本編ではリメルの手下として登場する。野望のためにアオイを言葉巧みに誘惑し、ドリムノートを奪おうとしたが失敗し、最期はウイングマンのデルタエンドを逆利用するが辛くも倒される。アニメ版はアオイが自らの手で倒した。
帝王ライエル
リメル亡き後、地球を侵略してくる。気に入った惑星を封じ込めた惑星宝石収集が趣味。地球の美しさの邪魔となる地球人を除去するために手下を送り込んでくる。地球人を種々の方法で操り人形化させようとした。健太に手下をやられて東京に総攻撃を仕掛け、巨大化したウイングマンと戦い敗れるが、実はそれは仮の姿(自身に似せて作られた搭乗型巨大ロボット)だった。最終回でのキータクラー対ウイングマンの戦いの後に真の姿を現し、あおいの命を奪うが、キータクラーによって動きを封じ込められ、ウイングマンのヒートショックによって敗れる。
アニメ版ではゴーストリメルに変わったため、登場しない。
ドクター・ヴィム
ライエルの腹心。男嫌いの美女であり、科学者。しかし、度重なる失敗とバクプラスが暴走した際にウイングマンに命を救われたことから、その地位を追われる。戦いの中で健太に人としての魅力を見出し、総攻撃のさなかライエルを裏切り、ウイングマンのために自ら散る。
本人が固い性格な割に、部下である怪人(プラス獣)はスケベが多い。
バルダ
ライエルの部下の女戦士。ヴィムを「物づくりしか出来ない」と馬鹿にする。美人だが性格は残忍・傲慢かつ、ヴィムに対して仕置きを与えるほどのサディストでもある。美紅を捕らえ、ガルダンに罪のない女生徒や機動隊員を死に追いやらせた事が健太を怒らせ、容赦ないヒートショックで葬られた。
バルド
ライエルの部下の戦士で、バルダの弟。二枚目。ヴィムに言い寄ったりして姉に手厳しく接されたりする優男だが、三次元人の姿となって布沢を篭絡した挙げ句に手にかけた悪党でもある。ドクターラークに救われた布沢の復讐を受け、乗じてウイングマンがとどめを刺した。
プラス獣
ライエル編における怪人的存在。生物や化学物質を合成して造ったことからこの名がついた。元からいたものとドクター・ヴィムが造ったものがあるようである。4体のみの登場。
ガルダン
バルダの片腕とも言うべき戦闘用ロボット。大きさは人間大だが、戦車を捻り潰すほどの怪力と強大な火力を持ち、なおかつ、頭部以外を破壊してもダメージを受けず破壊した部分が武装パーツとなり強化してしまう。コアとなる頭部はデルタエンドの直撃でも破壊されない頑強さ。健太を苦戦させるが、土壇場で弱点を見抜かれ、電子頭脳が損傷して暴走し自滅する。

ウイングマン

広野健太が夢想していたヒーローを、あおいが持っていたドリムノートにいたずら書きのように書き込んだことで出現したヒーロー。「チェイング! (チェンジとウィングの造語)」の掛け声で変身する。第1話で健太が着用していた自作スーツのように、彼は体色を赤地に白のツートーンで思い描いていたが、ドリムノートにウイングマンのイラストを描く際、付属のドリムペンで体を塗り潰したせいか体色は黒地に青となった(後に、後述の変身時間のリミットを知らせ、また新必殺技「デルタエンド」に対応するため青→黄→赤と変化するように改良している)。

三次元世界では10分間の変身タイムリミットがある(ポドリムスでは変身時間が無制限)。これは劇中であおいが「ドリムノートの力は三次元では効力の限界があるため」と推測している(しかしウィングガールズの変身時間やウイナアなどのサポートメカに時間制限はない)。ドクターアンバランスが開発した、ドリムペンの筆跡を消せる「ドリムイレイザー」をシャフトが使ったことにより一度消去されたが、ラークの助力で復活する。

健太が最初にドリムノートにウイングマンを書いた際、(いたずら書きだったせいもあり)変身の掛け声がチェイングであるとだけしか書かなかったので、チェイングと叫べば誰でも変身できてしまった。そのことを敵に知られ変身されてしまうが、後にドリムノートがパワーアップした際に、健太だけが変身できるように改めて記載した。さらに後、ライエルとの最終決戦のさい、正義の心を持つ者なら誰でもウイングマンに変身出来るように健太が書き改めている。

その名にふさわしく、背中には自分の意思で出現させることのできる翼を持ち飛行が可能。また時速500キロで疾走することもできる。ただし、あくまでドリムノートの力で外形だけを強化しているだけなので、ある程度肉体を鍛えていなければ、肉体が能力に追いつかず、力をコントロール出来なかったり、変身解除後に肉体がダメージを受けたりする。健太もウイングマンになったばかりのころは、力をコントロール出来なかったが、自身を鍛えることによって、コントロールできるようになった。

ベルトバックルの「ドリムカセット」にドリムノートを縮小収納しているが、一度奪われた為に、以後取り出せるのは健太だけと設定した。

キータクラーとの最後の戦いに際して、ドクターラークが新しいドリムイレイサーを健太に渡した。本来は余白もなくなったドリムノートを有効活用するため(古い武器や技を消して新しいものを描きこむ)だったが、アオイを蘇生させるために使用された。

必殺技、およびサポートメカ

ドリムノートに書けばそれが実現する、という設定のため、健太は劇中思いつきで様々な技をドリムノートに書き込んでいく。しかしその技を使った後の自分への肉体的負担や、周囲へのダメージなどは考えていなかったため、思わぬ事態になるというのが作劇上1つのパターンとなっている。

ウイナア / ウイナルド
ポドリムスへの帰還方法を忘れてしまったあおいのために、健太が変身以外で最初にドリムノートに書きこんだ万能エアバイク(車輪はない)。「ウイナア」の掛け声で出現する。攻撃能力は無いが、陸上はもちろん海中・水中でも行動が可能、さらに異次元(ポドリムスしか行かないが)への出入りも可能。「ウイナア、ウイナルド シルエット」の掛け声でロボット形態ウイナルドに変形する(変形の際にバイク時には無かったパーツが出現する)[注 13]。武装はビームサイザーとウイザービーム。神谷三兄弟との戦闘以降、この形態で登場すると破壊されることが多くなる。
アニメ版は第3・19・47話のわずか3回しか登場しなかった。またウイナルドへの変形はせず、移動手段として使われたのみである。
ウイナアII世(ツー) / ウイナルドII世
アニメオリジナルメカ。健太が強化策の一つとして新たにドリムノートに書き足して誕生させた2号バイク。現実のフルカウルバイクに近い形状とウイナアにはない車輪を持っているのが特徴であり、ウイナア同様、空中や異次元への移動も可能。「ウイナルドII世(ツー)」の掛け声でロボット形態のウイナルドII世に変形する(余剰パーツが無く単体で変形可能)。戦闘時はウイナルドII世の背中に乗って戦い、主武器のドリムレーザーを発する腕には敵の攻撃を反射するミラーも展開可能。なお、敵メカのテスト用として赤色のイミテーションが登場したこともある。
クロムレイバー
ウイングマンが最初に使用した武器で、腰の飾りを変形させた長剣。渾身の勢いでキータクラーを殴りつけたまではよかったが、その石頭のせいで折れてしまう。本来は棍棒やサーベルのような物だったらしい。途中から、ビームの刃を付けて斬れるようにしたバリアレイバーが登場し、クロムレイバー自体も後述のクロムロープとして使えるよう機能強化される。
コンティニパンチ
1秒間に数十発のパンチを繰り出す必殺技。しかし肩への反動も大きく、試用した際に土管を砕くパワーを見せ付けたが、かなりの痛さに悶える羽目になる。
ウイングル・クラッシュ
つま先が尖り、どんなに硬い岩でも貫くキック技。だが初使用時は床に突き刺さったままなかなか抜けず、足も痺れていた。
スパイラル・カット
ウルトラセブンの如く頭の飾りを飛ばすと、それが回転しながら敵を斬るブーメランと化す。初期は戻って来たはいいが上下逆に着いてしまうことが多かった。のちに、戻って来たところを交差させた手で受け止め正立に直すスタイルになる。
ドライバーレイド
短剣状態のクロムレイバーを両手に持ち、高速回転しながら敵に体当たりする必殺技。地面に潜る為に使うことも多かった。
ファイナルビーム
初期のとどめ用の必殺技、胸から両腕に伸びる模様、およびスパイラルカットから発射する必殺光線。だが威力が高すぎるため、場所を選ばないと建物などに被害が出る恐れがある。また、使用にあたって健太への負担も大きく、疲れているときには気絶したりして行動が不能になってしまう。
ガーダー
負傷箇所などを保護するためのプロテクター。「ウイングマン ガーダー シルエット(アニメ版ではウイングガーダー。原作から一部パーツを省略)」と唱えれば装着される。これを装着していれば動きが鈍くなる代わりに、受ける衝撃を分散、また2倍のパワーを引き出せるようになる。だが初使用を含めて使用回数は3回しかなく、2、3回目は敵の攻撃ですぐに破壊されるようになってしまった。
変身していない状態でも使え、健太は変身前に左手を守るために使用したことがある。
アニメ版では右腕部分が開いて偵察機レーダーバードが発進し、敵のデータを分析出来る(その結果は、ドリムカセットから穿孔テープの状態で出てくる)。
スプリクトフラッシュ
まっすぐ伸ばした平手から放つ光線、腕をクロスさせて両腕で放つこともある。
クロスバーン
腕をクロスさせ、そこから同時に打撃を与える必殺技、一見弱そうだが結構威力はあるようだ。
デルタエンド
ファイナルビームに代わるものとして考案された一撃必殺技。変身時間のタイムリミットが残り3分になって、それまでの途中経過における身体の色(青のタイム4分→黄のタイム3分→赤)が揃った時に初めて使える。
まず「ブランチ(分身)」を行い、5秒で2体の分身を完成させる。次に「デルタ―エンド」の掛け声と共に3人揃って敵を空高く持ち上げ、2本のクロムレイバーでバリアーエッジ(表記によってはバリアエッヂ)を展開、三角錐状の“デプスゾーン”を完成させて地上に降り立つ、そして「ショック!」と共に起爆する。爆風などは一切デプスゾーンから出ないようになっている(アニメ版最終回では、爆破エネルギーをはね返すゴーストリメルに対し、デプスゾーンを2重に張る“ダブル・デルタエンド”で対抗、勝利を収めた)。
弱点は、デルタエンドをしかけた相手につかまってしまうと、デプスゾーンから抜けられなくなり、自らも技にかかってしまうこと。一度その弱点を突かれ、健太は敵とともにデルタエンドを浴びることになったが、健太の精神力によってビームが敵にそれ巻き添えを免れた。また、時間が経過しないポドリムスでは体の色が変わらない(=分身できない)為、使用不可能に陥る。これをきっかけに、後に後述の「ヒートショック」が生み出される。
この「ショック!」(前に伸ばした右手の拳から親指を立て、下に向けて叫ぶ)は他局のはずの『うる星やつら』でも堂々とパロディにされるなど、ウイングマンを代表する必殺技となった。
クロムロープ
クロムレイバーのグリップと先端をリボン状のロープで繋いだもの、主に敵を引き寄せる時に使う。
ソーラーガーダー
リメルとの最終決戦時に初使用した新型ガーダーで、のちにライエル編での主力装備となる。「ウイングマン ソーラーガーダーシルエット」の掛け声で装着する。太陽光を吸収して高エネルギーに変換、とんでもない明るさの光や高熱を放出したり、ソーラーガーダー専用の各種武器に使用する。また解毒機能も備わっている。
ヒートショック
ソーラーガーダーにある程度の太陽エネルギーが溜まり、胸部に付いているフュエルシグナルが全て点灯した時に使用できる一撃必殺技。胸部を開き<デスボール>と呼ばれる光弾を発射、これを命中させ敵の動きを封じ、「ヒートショック!」と共にクロムレイバーを変形させたヒートレイバーで敵を斬り起爆。デルタエンドと同じく、爆風などはデスボール内から外には一切出ない。
なお、デスボールは「最初に当たったものを封じる」という弱点があり、キータクラー戦では近くにあったイスをぶつけるという手段で破られている(キータクラー曰く「この程度で敗れる」)。

この他にも、対スノープラス戦のヒートウォッシャーや対ガルダン戦のフラッシャービームなど状況にあわせてドリムノートに書き足している。

マッハチェイング
アニメオリジナル形態。頭部および身体の各部に赤い模様が現れるスピード形態。短距離のテレポート移動が可能になる。
パワーチェイング
アニメオリジナル形態。目および身体の各部に黄色い模様が現れるパワー形態。瞬間的な力の増強が可能になる。

テレビアニメ

1984年2月7日から1985年2月26日までテレビ朝日系列にて『夢戦士ウイングマン』のタイトルで放映。全47話。ヒーローアクションよりも学園ラブコメディーとしての比重が高く、松岡先生やクラスメイトの出番が原作よりも多かった。またファミリー路線を意識して隣の家に住む小学生・戸鳴正和というオリジナルキャラが登場(のちに原作にもアニメ未登場の姉と共に登場)したり、変身後に前口上を述べたりしている。主人公健太役の堀川亮(現・堀川りょう)は本作で主演での声優デビューを果たしている。

アニメでは原作とは異なる展開でリメルを倒し、その後アニメオリジナルの「ゴーストリメル編」で完結、ライエル編は制作されず、ドラマLP『FINAL〜不滅のヒーローソング〜』にて補完される。

なお、本作の終了で『狼少年ケン』から絶える間もなく放送されていたテレビ朝日制作の東映動画作品が初めて途絶え、1985年6月に制作された『コンポラキッド』まで約3カ月のブランクがある[注 14]

声の出演

※各登場人物の詳細は#登場人物を参照。

ウイングマンと仲間達
仲額中学校
ウイングマンの敵
その他

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ – 「異次元ストーリー」
歌 – ポプラ / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 林哲司 / 編曲 – 奥慶一
エンディングテーマ – 「WING LOVE」
歌 – 山中のりまさ / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 林哲司 / 編曲 – 奥慶一

挿入歌

「Bad Dreamin’」
歌 – ポプラ / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「Blue Sensation」
歌 – ポプラ / 作詞 – 吉田健美 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「私のPretty Boy」
歌 – ポプラ / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「Afternoon Samba」
歌 – 山中のりまさ / 作詞 – 吉田健美 / 作曲 – 林哲司 / 編曲 – 奥慶一
「風の冒険者」
歌 – 山中のりまさ / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「いけない三角関係(トライアングル)」
歌 – 山野さと子 / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 林哲司 / 編曲 – 奥慶一
「恋のミラクル・ビーム」
歌 – 橋本潮、こおろぎ’73 / 作詞 – 竜真知子 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「悪!裂!ウイングマン」
歌 – 宮内タカユキ / 作詞 – 吉田健美 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「ショック!ウイングマン」
歌 – 宮内タカユキ / 作詞 – 吉田健美 / 作曲 – 奥慶一 / 編曲 – 奥慶一
「Desire(欲望)」
歌 – 宮内タカユキ / 作詞 – 吉田健美 / 作曲 – 樫原伸彦

各話リスト

話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 登場シードマン
第1話 1984年
2月7日
空からどっきりビキニの娘 酒井あきよし 勝間田具治 落合正宗
第2話 2月14日 ヒップにシッカとつかまって 芹川有吾 永木龍博
第3話 2月21日 ごっくんアオイと秘密の冒険 富田祐弘 明比正行 新田敏夫
第4話 2月28日 ステキな美紅のレオタード 酒井あきよし 渡部英雄 河村信道
第5話 3月6日 バスルームで消えたアオイ 富田祐弘 腰繁男 新田敏夫 メレム
第6話 3月13日 大人の恋はドリムのピンチ 酒井あきよし 勝間田具治 兼森義則
第7話 3月20日 制服ぬいだらキケンな予感 富田祐弘 (芹川有吾)
腰繁男
新田敏夫 バルメル
第8話 3月27日 二年になって大好き宣言 柳川茂 明比正行 永木龍博 ロヒド
第9話 4月10日 燃えてみせます男の新体操 正延宏三 笠原彰 シドルゲ
第10話 4月17日 テストばっちり 美紅ちゃんと 富田祐弘 芹川有吾 落合正宗
第11話 4月24日 恋が芽ばえるテレポート 柳川茂 腰繁男 新田敏夫 シノビンバ
第12話 5月8日 わっ! 美紅ちゃんと初キッス 富田祐弘 勝間田具治 兼森義則 ディシードマン・ティール
第13話 5月15日 美少女からめば友情ぐらり 柳川茂 (渡部英雄)
腰繁男
新田敏夫
第14話 5月22日 失恋しちゃった松岡先生 富田祐弘 明比正行 二宮常雄 ディゲロ
第15話 6月5日 正義の味方がシットめらめら 柳川茂 (芹川有吾)
腰繁男
新田敏夫 マリモング
第16話 6月12日 見られちゃった二人の秘密 酒井あきよし 勝間田具治 永木龍博
第17話 6月19日 似すぎてタマげた!? 僕とボク 柳川茂 腰繁男 新田敏夫 モドキーラー
スカラ
第18話 6月26日 奪われた ドリムノート 富田祐弘 芹川有吾 兼森義則 スパーダ
第19話 7月10日 ちびっとトラブル恋模様 柳川茂 明比正行 新田敏夫
第20話 7月17日 涙の中に美紅がいた! 富田祐弘 勝間田具治 二宮常雄 シャフト鳥獣態
第21話 7月24日 クイズばっくん! はいポーズ 柳川茂 芹川有吾 永木龍博 ザ・シーバ
第22話 7月31日 美紅を襲った正義のヒーロー 富田祐弘 腰繁男 みまなねり
第23話 8月7日 夕焼け空にアオイのため息 柳川茂 明比正行 兼森義則
第24話 8月21日 ずぶ濡れヨコハマ 夢みてラブ 酒井あきよし (渡部英雄)
腰繁男
新田敏夫 ジョーザー
第25話 8月28日 涙のグッバイ・キッス 富田祐弘 勝間田具治 永木龍博 ラッピング
第26話 9月4日 ちぐはぐハートに愛が揺れ 柳川茂 芹川有吾 新田敏夫
第27話 9月11日 裏切りハートに愛が散る 明比正行 二宮常雄
第28話 9月18日 わッ! 美紅ちゃんが変身した 富田祐弘 腰繁男 新田敏夫 バトルシードマン第1号
第29話 9月25日 誘惑ひろがる危険なメロディ 柳川茂 勝間田具治 兼森義則
第30話 10月9日 りろちゃんパニック! (芹川有吾)
腰繁男
新田敏夫 ラガール
第31話 10月23日 桃子ちゃんの初恋プレゼント (明比正行)
渡部英雄
永木龍博 ザ・デルヴィー
第32話 11月6日 夜中にドッキリ修学旅行 富田祐弘 腰繁男 新田敏夫
第33話 11月13日 可愛く変身ウイングガールズ 柳川茂 勝間田具治 二宮常雄 幻影のシードマン
第34話 11月20日 アオイさんに思い出あげたい (渡部英雄)
腰繁男
新田敏夫 キャパ
第35話 11月27日 お待たせ! 噂のデルタエンド 富田祐弘 芹川有吾 永木龍博
第36話 12月4日 美紅にサヨナラのメッセージ 酒井あきよし 腰繁男 新田敏夫 麗一
麗人
麗奈
第37話 12月11日 キッスはおあずけデスマッチ 柳川茂 芹川有吾 兼森義則
第38話 12月18日 アオイの超能力が消える日! 腰繁男 新田敏夫
第39話 12月25日 涙にお別れ友情スクラム 富田祐弘 芹川有吾 永木龍博 メカシードマン・ズバーグ
第40話 1985年
1月8日
お助け人りろちゃん走りすぎ 柳川茂 腰繁男 新田敏夫 メカシードマン・ズバーグ改
第41話 1月15日 敵か味方か!? ナゾの戦士 芹川有吾 兼森義則
第42話 1月22日 ポドリムスで最後の変身! 酒井あきよし (渡部英雄)
腰繁男
新田敏夫
第43話 1月29日 リメルを倒したドリムの秘密 柳川茂 芹川有吾 永木龍博
第44話 2月5日 美紅とアオイとあらたな決意 富田祐弘 (勝間田具治)
角銅博之
落合正宗 ポドリムスモンスター1号
第45話 2月12日 衝撃! キータクラーの正体? 柳川茂 芹川有吾 石之博和
第46話 2月19日 お別れ美紅と初体験 富田祐弘 松浦錠平 兼森義則
第47話 2月26日 さよならアオイまた会う日まで 柳川茂 芹川有吾 永木龍博

4月3日は春のアニメスペシャル『クラッシャージョウ』(19:30〜21:48)のため休止。

放送局

※放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が掲示してあるものを除き、1985年2月終了時点のものとする[5]

ゲーム

電子ゲーム

1984年にLSIゲーム『必殺デルタエンド』がバンダイより発売された。液晶画面は「マジックパネル」により疑似カラー液晶化されている。

PCゲーム

1984年11月に1作目となる『ウイングマン』、続編として1986年4月に『ウイングマン2 -キータクラーの復活-』、1987年12月に『ウイングマンスペシャル -さらば夢戦士-』の3本がパソコン向けアドベンチャーゲームとして発売された。発売はエニックス(現・スクウェア・エニックス)。開発チームは「TAMTAM」。

『ウイングマン2』は、『森田和郎の将棋』のアンケートでエニックスの音楽担当者と知り合ったすぎやまこういちに依頼された[10]。これがすぎやまが初めてゲーム音楽の作曲を担当した作品である[10]

書誌情報

著者は全て桂正和。発行は注記のない限り全て集英社。

新書版〈ジャンプ・コミックス〉
  1. 「変身!!の巻」 1983年8月15日初版発行(8月10日発売[11])、ISBN 4-08-851371-1
  2. 「刺客の巻」 1983年10月15日初版発行(10月7日発売[12])、ISBN 4-08-851372-X
  3. 「イミテイションの巻」 1983年12月15日初版発行(12月8日発売[13])、ISBN 4-08-851373-8
  4. 「一粒の涙の巻」 1984年4月15日初版発行(4月10日発売[14])、ISBN 4-08-851374-6
  5. 「味方か敵かの巻」 1984年7月15日初版発行(7月10日発売[15])、ISBN 4-08-851375-4
  6. 「秋が暮れるの巻」 1984年10月15日初版発行(10月9日発売[16])、ISBN 4-08-851376-2
  7. 「ハッピーベルの巻」 1985年1月15日初版発行(1月10日発売[17])、ISBN 4-08-851377-0
  8. 「さよならなんて言わないでの巻」 1985年5月15日初版発行(5月10日発売[18])、ISBN 4-08-851378-9
  9. 「別れて会っての巻」 1985年9月15日初版発行(9月10日発売[19])、ISBN 4-08-851379-7
  10. 「バレンタイン大作戦の巻」 1985年12月15日初版発行(12月6日発売[20])、ISBN 4-08-851380-0
  11. 「喰べられた夢の巻」 1986年3月15日初版発行(3月10日発売[21])、ISBN 4-08-851383-5
  12. 「大攻撃の巻」 1986年6月15日初版発行(6月10日発売[22])、ISBN 4-08-851384-3
  13. 「正義の味方の巻」 1986年9月15日初版発行(9月10日発売[23])、ISBN 4-08-851385-1
愛蔵版(発行:ホーム社・発売:集英社)
  1. 1992年10月 ISBN 4-8342-8101-9
  2. 1992年11月 ISBN 4-8342-8102-7
  3. 1992年12月 ISBN 4-8342-8103-5
  4. 1993年1月 ISBN 4-8342-8104-3
  5. 1993年2月 ISBN 4-8342-8105-1
  6. 1993年3月 ISBN 4-8342-8106-X
  7. 1993年4月 ISBN 4-8342-8107-8
文庫版〈集英社文庫〉
  1. 1998年1月16日発売[24]ISBN 4-08-617347-6
  2. 1998年1月16日発売[25]ISBN 4-08-617348-4
  3. 1998年3月18日発売[26]ISBN 4-08-617349-2
  4. 1998年3月18日発売[27]ISBN 4-08-617350-6
  5. 1998年4月17日発売[28]ISBN 4-08-617351-4
  6. 1998年4月17日発売[29]ISBN 4-08-617352-2
  7. 1998年4月17日発売[30]ISBN 4-08-617353-0

パチンコ・パチスロ

脚注

注釈

  1. ^ 次回予告ナレーションも兼任。
  2. ^ 単に変身するだけで、身に着ける超能力や武器について全く考えていなかったため。
  3. ^ 美紅の想いも告白されて気づいた。
  4. ^ ポドリムス人は我々の世界をこう呼ぶ。
  5. ^ 一方の健太はアオイに関する記憶を失っていたため、パニックになっていた。
  6. ^ 白紙にする前、感謝を込めた健太の別れの挨拶がドリムノートの最後のページに書かれていた。
  7. ^ アニメでは、戦闘で眼鏡が邪魔になるだろうと懸念した健太が、デザイン完成の際に追記してくれた。
  8. ^ アニメ版では久美子の絵を基に、健太がデザインを直している。
  9. ^ アニメ版は「いけない三角関係(トライアングル)」。
  10. ^ 健太達の1年下。
  11. ^ 容姿自体は三次元に来た際に遭遇した青年がモデル。
  12. ^ 原作のみ登場したシャフトの配下「ディシードマン・バルドン」からの流用。彼に該当する設定もそのまま怪物化したシャフトに流用されたため、アニメ版はバルドンが登場しなかった。
  13. ^ 逆は「ウイナア」の掛け声でバイク形態に戻る。
  14. ^ ただしABC制作の日曜8:30枠は継続して放映されていた(こちらは、2021年2月現在も継続中)。
  15. ^ 1985年10月5日以降の放送時間は土曜 7:00 – 7:30(『北日本新聞』1985年10月5日付朝刊テレビ欄より)

出典

参考文献

  • 山下章、1987、『チャレンジ!!パソコン AVG & RPG II』1987年10月20日の改装小型版(オリジナルは1987年1月)、電波新聞社 pp. 83-116 – PCゲーム版「2」の諸元について

関連項目

外部リンク