松江イングリッシュガーデン前駅 – Wikipedia

改称前の駅名標(2007年1月)

松江イングリッシュガーデン前駅(まつえイングリッシュガーデンまええき)は、島根県松江市西浜佐陀町に位置する一畑電車北松江線の駅である。駅番号は21

駅舎には島根県立松江ろう学校の美術部が制作した絵が飾られている。

駅名について[編集]

かつては「古江」(ふるえ)駅という名称であったが、2001年、当駅近くにルイス・C・ティファニー庭園美術館がオープンしたのにあわせ、「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」(るいすしーてぃふぁにーていえんびじゅつかんまえ)駅に改称した。正式表記で18文字、読み仮名が23文字となるこの駅名は、南阿蘇鉄道高森線の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」および鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」(いずれも読み仮名22文字)を抜いて「日本一長い駅名」となり、当時は車内放送や車内運賃表の次駅表示、整理券では「ティファニー庭園美術館前」「庭園美術館前」と省略された形で案内されていた。

しかし、美術館は2007年3月31日限りで閉館し、付属していた松江イングリッシュガーデンのみが残った。このため駅名も変更を余儀なくされ、同年5月21日付で「松江イングリッシュガーデン前」駅(正式表記14文字、読み仮名16文字)に再度改称された。これに伴い、「日本一長い駅名」は再び南阿蘇水の生まれる里白水高原駅と長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅に戻った。

現在の日本一長い駅名である富山地方鉄道富山軌道線呉羽線のトヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場(2021年1月1日改称[1])は読み32文字、表記26文字(「山」と「G」の間のスペースを除くと25文字)であり、当駅の旧称の文字数を上回っている。

島式ホーム1面2線を有する地上駅。無人駅である。構内の配線は一線スルー方式となっており、ホームへは西側の構内踏切から直接出入りする。

松江イングリッシュガーデン

バス[編集]

イングリッシュガーデン前

  • 市バス
    • [10] 松江駅
    • [34/36] 運転免許センター
    • [35/37] 授産センター

利用状況[編集]

1日平均の乗降人員は以下の通り[2]

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1999年 56 134
2000年 58 114
2001年 73 142
2002年 27 57
2003年 34 69
2004年 34 77
2005年 80 149
2006年 83 161
2007年 78 156
2008年 90 172
2009年 75 140
2010年 68 127
2011年 52 113
2012年 51 104
2013年 74 149
2014年 65 137
2015年 62 137
2016年 53 114
2017年 51 114
2018年 50 103
2019年 56 109

1964年に浜佐陀駅古曽志駅を統合して誕生した(ただし古曽志駅移転の扱い)。開業以来40年近くの間古江駅を名乗り、駅前のスーパー等は現在でも店名に「古江」を冠している。

一畑電車
北松江線

特急「スーパーライナー」(平日朝下りのみ運転)

秋鹿町駅(18) → 松江イングリッシュガーデン前駅(21) → 松江しんじ湖温泉駅(22)
急行(平日夕上り列車のみ運転)・普通

朝日ヶ丘駅(20) – 松江イングリッシュガーデン前駅(21) – 松江しんじ湖温泉駅(22)
  1. ^ 停留場名の変更について” (日本語). 富山地方鉄道. 2020年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月1日閲覧。
  2. ^ 島根県統計書 – 島根県
  3. ^ a b 寺田裕一『日本のローカル私鉄2000』、ネコ・パブリッシング、2000年、270頁。ISBN 4-87366-207-9

関連項目[編集]

外部リンク[編集]