安中榛名駅 – Wikipedia
安中榛名駅(あんなかはるなえき)は、群馬県安中市東上秋間にある[4]、東日本旅客鉄道(JR東日本)北陸新幹線の駅である[1]。2022年時点で開業している北陸新幹線の駅の中で上越新幹線と共通の区間を除き、唯一の北陸新幹線単独駅である。
当初高崎駅 – 軽井沢駅間に駅は設置される予定がなかったが、整備新幹線建設のための財源枠組み計画による地方負担分の拠出に際し、群馬県などの沿線自治体は、県内に駅が設置されないのであれば負担分の拠出はできないとしたことから、当駅が設置された。
建設時点での仮称は「新安中」であった[7]。
年表[編集]
相対式ホーム2面2線を有する[1]地上駅。待避線がないため可動式安全柵を装備している。
駅構内にはみどりの窓口[1]、自動券売機、指定席券売機が設置されているほか、待合室および立ち食いそばなどの売店がある[1]。
のりば[編集]
(出典:JR東日本:駅構内図)
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改札口(2021年7月)
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ホーム(2021年7月)
おぎのやによる主な駅弁は下記の通り[18]。
利用状況[編集]
JR東日本によると、2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は155人である[利用客数 1]。当駅の乗車人員数は、北陸新幹線の駅で最少の数値となっている。また、日本の新幹線の駅においては、北海道新幹線開業までは東北新幹線のいわて沼宮内駅(岩手県岩手郡岩手町)に次いで2番目に少なく、北海道新幹線開業後は奥津軽いまべつ駅(26人)・木古内駅(52人)・いわて沼宮内駅(78人)の次に少ない(統計はいずれも2019年度)。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
- 備考
- ^ JR東日本集計の「各駅の乗車人員(2012年度)」では、266人と記載されている[利用客数 14]。
- ^ JR東日本集計の「各駅の乗車人員(2013年度)」では、267人と記載されている[利用客数 16]。
- ^ JR東日本集計の「各駅の乗車人員(2014年度)」では、270人と記載されている[利用客数 18]。
- ^ JR東日本集計の「各駅の乗車人員(2015年度)」では、272人と記載されている[利用客数 20]。
- ^ JR東日本集計の「各駅の乗車人員(2018年度)」では、298人と記載されている[利用客数 24]。
- ^ JR東日本集計の「各駅の乗車人員(2019年度)」では、284人と記載されている[利用客数 26]。
かつては駅前にコンビニエンスストアが営業していたが、2013年に閉店し、それ以後は商業施設がまったくない状態となった。駅前広場周辺には更地が広がり、建物等の新規建設見通しは立っていない。およそ一般的な新幹線駅の駅前イメージとはかけ離れており、停車する列車の本数も限られているため、秘境駅のひとつに挙げられることもある[1][注釈 1]。2019年には、駅前に群馬県内で初めてラウンドアバウトが設置された[23][24]。
開業後の1999年以降、首都圏への新幹線通勤を促進するためJR東日本が中心となり住宅地「びゅうヴェルジェ安中榛名」の開発が行われ[1]、2003年に分譲を開始した。だが、住宅地の分譲が利用者数の増加にはつながっていない。
- みのりが丘パノラマパーク[24]
- 秋間みのりが丘北側広場(多目的運動場)
バス路線[編集]
ボルテックスアークの磯部駅・安中駅方面への路線バスが発着する。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 北陸新幹線
- 高崎駅 – 安中榛名駅 – 軽井沢駅
記事本文[編集]
注釈[編集]
- ^ 『長野県鉄道全駅増補改訂版』では「“何もない”風景」と表現している。
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、17頁。ISBN 9784784071647。
- ^ “【上州この人】JR安中榛名駅長・久保泰枝さん(45) 「安全で快適な駅にしたい」”. 産経ニュース. (2018年12月17日) 2022年2月15日閲覧。
- ^ 『鉄道ジャーナル』第30巻第08号、鉄道ジャーナル社、1997年12月、 34頁。
- ^ “Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2008年12月22日), オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ。 2020年5月25日閲覧。
- ^ “Suica FREX 定期券をご利用いただける駅が増えます” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2015年12月21日), オリジナルの2019年7月15日時点におけるアーカイブ。 2020年5月25日閲覧。
- ^ “「タッチでGo!新幹線」の開始について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2017年12月5日), オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブ。 2020年5月24日閲覧。
- ^ “JR東日本「タッチでGo! 新幹線」4/1サービス開始へ – 詳細も発表”. マイナビニュース (2018年1月27日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ “北陸新幹線(東京~金沢間)の直通運転再開に伴う暫定ダイヤについて” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2019年10月23日), オリジナルの2019年10月23日時点におけるアーカイブ。 2022年2月15日閲覧。
- ^ “「かがやき」2本減「あさま」11本減 北陸新幹線、全線再開後の暫定ダイヤ発表”. 乗りものニュース (2019年10月23日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ “「新幹線eチケットサービス」が始まります!” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道、北海道旅客鉄道、西日本旅客鉄道, (2020年2月4日), オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブ。 2020年5月24日閲覧。
- ^ “タッチでGo!新幹線 サービスエリア拡大について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2020年11月12日), オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブ。 2020年11月13日閲覧。
- ^ “JR東日本「タッチでGo! 新幹線」エリア拡大、新幹線回数券は廃止”. マイナビニュース (2020年11月15日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表』2022年3月号、JTBパブリッシング、2022年、 94頁。
- ^ “「峠の釜めし」の釜はどうしてる? 地元民に聞く意外な活用法:ありえへん∞世界”. テレ東プラス (2019年11月4日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ “ラウンドアバウト、年度内に正式導入 群馬県、安中に県内初”. 産経ニュース. (2019年8月21日) 2022年2月15日閲覧。
- ^ a b “住民ボランティアが花苗植え 安中・みのりが丘パノラマパークで”. 東京新聞 TOKYO Web. (2020年10月26日). オリジナルの2020年11月1日時点におけるアーカイブ。 2022年2月15日閲覧。
利用状況[編集]
参考文献[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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