アラニン – Wikipedia
アラニン | |
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別称 2-Aminopropanoic acid |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 338-69-2 (D-isomer) , 56-41-7 (L-isomer), 302-72-7 (racemic) |
PubChem | 5950 |
ChemSpider | 64234 (D-isomer) 5735 (L-isomer) 582 (Racemic) |
UNII | 1FU7983T0U |
EC番号 | 206-126-4 |
KEGG | C01401 |
ChEMBL | CHEMBL66693 |
720 | |
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特性 | |
化学式 | C3H7NO2 |
モル質量 | 89.09 g mol−1 |
示性式 | CH3CH(COOH)NH2 |
外観 | white powder |
密度 | 1.424 g/cm3 |
融点 |
258 °C subl. |
水への溶解度 | 可溶 |
酸解離定数 pKa | 2.35 (カルボキシル基), 9.69 (アミノ基)[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アラニン(alanine)とは、アミノ酸のひとつで、グリシンについで2番目に小さなアミノ酸である。アミノ酸の構造の側鎖がメチル基(–CH3)になった構造を持つ。2-アミノプロピオン酸のこと。スペルはalanineで、略号はAあるいはAla。ほとんどすべての蛋白質に普遍的に見られる。
疎水性アミノ酸、非極性側鎖アミノ酸に分類される。蛋白質構成アミノ酸のひとつで、非必須アミノ酸である。糖新生や脂肪酸の合成、エネルギー生成に用いられる重要なアミノ酸である。
また、アセトアルデヒドの分解を促進するため[2]、二日酔いや悪酔いの防止に効用がある[3]。
生体内では、解糖系の中間体であるピルビン酸やクエン酸回路における中間体が、アラニントランスアミナーゼによるグルタミン酸からのアミノ基の転移を受けて生合成される。
- 分子量 89.09
- 等電点 6.00
- 溶解性 水・蟻酸に易溶、エタノール・ジエチルエーテルに不溶、希塩酸・希硫酸に可溶。
- 溶解度(水、g/100g) 15.8(20℃)、19.6(40℃)、24.3(60℃)
- ファンデルワールス半径 67
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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