神戸新交通六甲アイランド線 – Wikipedia
駅・施設・接続路線 |
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六甲アイランド線(ろっこうアイランドせん)は、住吉駅から六甲アイランドのマリンパーク駅に至る神戸新交通の自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線である。全線が兵庫県神戸市東灘区内を走行する。愛称は六甲ライナー(ろっこうライナー、Rokko Liner)。
神戸港沖に建設された人工島「六甲アイランド」と住吉駅を結ぶ交通機関として建設され、1990年2月21日に開業した。全線が複線で、終点のマリンパーク駅の奥に検査場がある。
本路線は、六甲アイランドに乗り入れる交通機関で唯一PiTaPaやICOCAなどの交通系ICカードが使用できる[注釈 2]。
路線データ[編集]
路線は以下のように軌道法に基づく軌道区間と鉄道事業法に基づく鉄道区間(第一種鉄道事業)とで構成されている。これは、その下を走る道が道路法に基づく道路であるか、それ以外の道(主として港湾法に基づく港湾道路)であるかの違いによるものである。南魚崎 – アイランド北口間では、六甲大橋で神戸港を渡るためである。AGTには、他にも軌道区間と鉄道区間が混在している路線がある。
- 住吉 – 南魚崎 (2.0 km) – 軌道法
- 南魚崎 – アイランド北口 (1.5 km) – 鉄道事業法
- アイランド北口 – マリンパーク (1.0 km) – 軌道法
運行形態[編集]
日中時間帯は1時間あたり10本(6分間隔)が運行されている。朝夕は本数が多くなり、2 – 4分間隔で運行されている。土曜・休日は終日6分間隔である。
車体側面には車両番号が付けられており、車両番号の付与方法は、千の位で型式を、百の位で号車番号を、十ならびに一の位で編成番号を示す。
全列車が4両編成であるが、ホームは全駅とも6両編成分あり、列車が停止しない部分にホームドアはなくガラスがはめられている。
運用中の車両[編集]
- 1000型
- 1990年の開業にあわせて導入された車両。全11編成44両保有する。2018年以降に後述の新型車両3000型に置き換えられ、順次廃車となる予定。
- 3000型
- 1986年(昭和61年)4月25日:神戸新交通に対し住吉 – 南魚崎間・アイランド北口 – マリンパーク間の軌道特許、南魚崎 – アイランド北口間の鉄道敷設免許[6]。
- 1990年(平成2年)2月21日:住吉 – マリンパーク間が開業[6]。
- 1995年(平成7年)
全駅兵庫県神戸市東灘区に所在。
延伸計画[編集]
マリンパークから六甲アイランドの南側で埋め立て中の六甲アイランド南島まで延伸する計画があり、1989年の運輸政策審議会答申第10号で「今後路線整備について検討すべき方向」として示されている[8]。しかし、南島の造成計画が進んでいないため、しばらく延伸は行われない。[要出典]
阪急線との関係[編集]
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2020年8月)
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上記の通り当路線はJR西日本や阪神電気鉄道との連絡駅があるが、当路線はJR西日本との連絡駅である住吉駅を終端としているため、各社との乗換駅である三宮駅を終端としているポートアイランド線とは異なり阪急電鉄との連絡駅は無く直接乗り換えることはできない上、住吉駅から阪急線方面への延伸計画も無い。このため、阪急沿線から当路線に乗る場合は、今津駅で阪神に乗り換えて魚崎駅まで行くか、岡本駅から徒歩でJRの摂津本山駅に乗り換えて住吉駅まで行くか、もしくは当路線を利用せずに岡本駅、御影駅もしくは神戸三宮駅からみなと観光バス[注釈 3]に乗車して六甲アイランドに向かうしかない[注釈 4]。
注釈[編集]
- ^ a b 走行車軸の中心間。
- ^ 六甲アイランドには、みなと観光バス、サブローバスや神戸フェリーバスが乗り入れるが、これらの路線バスではPiTaPaやICOCAなどの交通系ICカードが一切使えない。なお東灘区に数多くの路線を持つ神戸市バスは六甲アイランドに乗り入れる路線は存在しない。神戸市のもう一つの海上都市である「ポートアイランド」にはPiTaPaやICOCAなどの交通系ICカードが使える神姫バスが乗り入れている。
- ^ 三ノ宮駅発着のバスはサブローバスと共同運行路線
- ^ かつては夙川駅からも発着していたが、2016年ごろに系統分割され、阪急夙川発着はJR甲南山手までに、六甲アイランド発着はJR芦屋北側までに短縮されたため、夙川駅から1本で六甲アイランドに向かうことが不可能となった
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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