道上駅 – Wikipedia

道上駅(みちのうええき)は、広島県福山市神辺町字道上にある西日本旅客鉄道(JR西日本)福塩線の駅である。

1914年(大正3年)に両備軽便鉄道道上停留場として設置。1920年(大正9年)に道上駅に改称し、現在に至る。

昭和40年代(1965年 – 1974年)ごろまで駅の南側と北側に引込線を設け、貨物の積み下ろしが行われていた。

年表[編集]

  • 1914年(大正3年)7月21日 : 両備軽便鉄道として開業し、同線の道上停留場として設置。
  • 1920年(大正9年)6月29日 : 停留場から駅に格上げされ、道上駅に改称。
  • 1926年(大正15年)6月26日 : 両備軽便鉄道が両備鉄道に改称。
  • 1933年(昭和8年)
    • 9月1日 : 両備鉄道の両備福山 – 府中町間が国有化され、国有鉄道福塩線の駅となる。
    • 11月15日 : 福塩北線開業に伴い、それまでの福塩線が福塩南線に改称され、当駅もその所属となる。
  • 1938年(昭和13年)7月28日 : 福山 – 塩町間全通により福塩南線が現行の福塩線の一部となり、当駅もその所属となる。
  • 1954年(昭和29年)3月31日 : 神辺町(第2次)成立に伴い、所在地表示が広島県深安郡神辺町字道上になる。
  • 1971年(昭和46年)2月25日 : 無人化[3]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 : 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2006年(平成18年)3月1日 : 神辺町(第2次)が福山市(第2次)に編入され、所在地表示が広島県福山市神辺町字道上になる。

府中方面に向かって左側に単式ホーム1面1線をもつ地上駅(停留所)。福山駅管理の無人駅で駅舎はなく、ホーム神辺寄りの入口から直接ホームに入る形になっている。棒線駅のため、福山方面行きと府中方面行きが同一ホームを共用する。

ホーム上の待合所の中に自動券売機が設置されている(岡山地区のICOCA導入と同時期に新機種のUT50型となり、自動改札の磁気エンコードに対応したが、当駅からのICOCA利用ができないため、ICOCA装填ホルダーと2,000円以上の高額紙幣対応は省かれている)。トイレはホーム内から利用できる。

ホームから見て線路を挟んで真向かいに見える、かつては食料品店舗で、券売機設置以前には簡易委託販売も行っていた民家の壁に「国鉄旅行連絡所」の看板が剥がされずに残っている。

利用状況[編集]

1日平均の乗車人員は以下の通り。

施設[編集]

道路[編集]

西日本旅客鉄道
Z 福塩線

湯田村駅 – 道上駅 – 万能倉駅

出典[編集]

  1. ^ “国鉄道上駅と湯田村駅が無人化に”. 広報かんなべ(No.203 昭和46年3月号) (深安郡神辺町役場): p. 1. (1971年3月) 

参考文献[編集]

  • 道上学区まちづくり推進委員会 道上郷土史編纂委員会『道上郷土史誌 わがふるさと道上』福山市道上公民館、2019年3月25日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]