すがわらくにゆき – Wikipedia

すがわら くにゆき(1973年5月29日 – )は、日本の男性漫画家。東京都出身。

自称「あんまりぱっとしない漫画家 (@sugawara92 プロフィールより) 」

作品に登場する際にはキャップを後ろ前にかぶり、眼鏡をかけている。

「月刊コミックガム」(ワニブックス)にて、創刊から長期連載していた『快速!FREE NOTE Book!!』が、2008年に終了した。

代表作は『魔術っ子!海堂くん!!』(月刊コミックビーム連載/アスキー・現KADOKAWA)や『おれさま!ギニャーズ!!』シリーズ(後述)など。

最新作は『コネクトギニャーズ!』 (マンガコネクトあまた株式会社叢雲株式会社配信)。

単純化された可愛らしいキャラが、見た目と反するようなえげつない行動を起こしたり、下ネタを言ったりする、ギャップのある「ブラックジョーク」を多用。80年代~90年代の漫画・アニメ・ゲームを好んでネタとすることも多く、パロディ・オマージュがよく見られる。藤子・F・不二雄、唐沢なをき、高野文子といった漫画家の影響が多く見られる。

Adobe Illustratorを使用して作画している。(https://kohsoku-sen.hatenadiary.org/archive/2009/06/27

エピソード[編集]

『おれさま!ギニャーズ!!』シリーズ[編集]

  • 代表作である『おれさま!ギニャーズ!!』シリーズは、著者の日記漫画を主体としたショート漫画とオリジナルの短編で構成されており、成人向けコミック雑誌の巻末などに箸休め的に連載されていた。 そのため、雑誌が休刊になることも多かったのだが、その度にタイトルを変更し、別の雑誌へと容易に掲載誌を変えていた。これは、掲載先の雑誌(カイザーペンギン~コミックライズまで)が同じ編集プロダクションで編集されていたために出来たことである。
  • 掲載誌の変遷→『おれさま!カイザーズ』(カイザーペンギン・コミックカイザー/辰巳出版)→『おれさま!ギガーズ』(コミックギガテック/メディアックス)→『おれさま!ギ☆ライズ』(コミックライズ/メディアックス)→『おれさま!ギニャーズ!!』(ポプリクラブ/晋遊舎)→『ギニャギニャ!ギニャーズ!!』読切掲載(月刊ComicREX/一迅社)→『コネクトギニャーズ!』 (マンガコネクト(2021年10月12日サービス終了)あまた株式会社叢雲株式会社配信)。
  • タイトルにある「ギニャー」は藤子不二雄Ⓐ作品のキャラクターが叫ぶ擬音に由来する。
  • 紙版のコミックスは『おれさま!ギニャーズ!!』(新声社)と『ギニャギニャ!ギニャーズ!!』(一迅社)として2度発売された。
  • その後、twitter上にて『ギニャーズさん』というタイトルの1ページ漫画を2回掲載している。
  • 『コネクトギニャーズ!』はkindle版のみ発売している。

そのほか[編集]

  • ペンネームの「すがわら」は母方の姓である。
  • 桜玉吉のアシスタントをしたことがある。
  • 格闘ゲーム『鉄拳』シリーズのファンであり、PS版が発売されたときに友人と一晩で500戦したこともある。
  • 高野文子のファンであり、「ユリイカ」(2002年7月号/青土社)の高野文子特集号にて、イラストとエッセイ「若手マンガ家による高野文子讃」の企画において、榎本ナリコ、冬野さほといった漫画家とともに寄稿している。
  • 藤子不二雄ファンサークル会誌「Neo Utopia」(53号・2013年8月発行・A5判・146P・頒布価格1,000円)の、安孫子藤本ガールズ人気投票「AFG総選挙」特集において、第9位(16票)みよ子『キテレツ大百科』のイラストを寄稿している。
  • 漫画家の平野耕太、G=ヒコロウ、道満晴明などと交流があった。
  • 「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて『ライジングインパクト』が巻頭になった際のゴルフ特集でカットを描いたことある。
  • 基本的にはショートギャグ作品がメインだが、『快速!FREE NOTE Book!!』の中で連作として掲載された『インディゴブルー』という作品は、擬人化された猫たちが暮らす集落を舞台に『ガンバの冒険』をオマージュしたようなシリアスなストーリー作品として描かれた。未完ではあるが、掲載ぶんのみ独立した同人誌としてまとまっている。あらすじ→主人公「インディゴ」たちは山の中にある猫だけの集落で平和に暮らしていた。そこへひたひたと忍び寄る「山犬」の群れ。噂では熊をも倒すという残忍な山犬にインディゴたちは立ち向かうことになる。

作品リスト[編集]

既刊単行本[編集]

挿絵・カットなど[編集]

外部リンク[編集]