パエンナー – Wikipedia

パエンナー(古希: Φαέννα, Phaënna)は、ギリシア神話に登場する女神。三美神・カリスの一柱である。

古代ギリシア語で「輝く女」の意である。長母音を省略してパエンナとも表記される。

ラコーニア地方ではクレーターとともに2柱の女神カリスの1柱である。アミュークライ市のティアサ川近くにターユゲテーの息子ラケダイモーンが創建したと伝わる両女神の神域があった[1]。カリスをこの両女神に定めたのもラケダイモーンとされる[2]

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  1. ^ パウサニアス、3巻18・6。
  2. ^ パウサニアス、9巻35・1。

参考文献[編集]

  • パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)