東京武蔵野ユナイテッドFC – Wikipedia

東京武蔵野ユナイテッドFC(とうきょうむさしのユナイテッドFC)は、東京都をホームタウンとする、日本フットボールリーグ(JFL)に所属するサッカークラブ。登録チーム名は東京武蔵野ユナイテッドフットボールクラブ(とうきょうむさしのユナイテッドフットボールクラブ)。

武蔵野市を拠点とし、1939年創設の横河電機サッカー部を源流とする東京武蔵野シティFCは運営法人を特定非営利活動法人(NPO法人)に移行し、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)参入を目指していたものの、2020年に将来のJリーグ参入を断念しJリーグ百年構想クラブを脱退、経営体制を一新することを公表。元々の出身母体である横河電機が出資する一般社団法人・横河武蔵野スポーツクラブに運営を移管(2021年2月よりアカデミーを移管、2022年2月よりトップチームを移管)することを明らかにしていた[1]

一方、文京区を拠点とし、慶應義塾体育会ソッカー部OB(慶應BRB)及び東京大学運動会ア式蹴球部OB(東大LB)により創設された「LB-BRB TOKYO」を源流とする東京ユナイテッドFCはJリーグ参入を目指して運営基盤を着々と整えていたものの、2017年シーズンに昇格した関東サッカーリーグ1部では最高成績2位で、Jリーグはおろか、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)を勝ち抜いての日本フットボールリーグ (JFL) 昇格への道筋をなかなか見いだせていなかった。

このような状況の中、クラブの安定運営と持続的発展のために運営基盤の強化と運営リソースの効率化を図り、新たな経営戦略を構築することを目的として、2021年1月15日に東京武蔵野シティFCの運営を譲受することが決まっている(一社)横河武蔵野スポーツクラブと、東京ユナイテッドFCの運営法人である(一社)CLUB LB&BRBが提携し、両クラブのトップチームを共同運営する方針を発表する[2]

具体的には、東京武蔵野シティFCの(一社)横河武蔵野スポーツクラブへのトップチーム運営移管を1年前倒しした上で、(一社)横河武蔵野スポーツクラブと(一社)CLUB LB&BRBが折半出資して新会社「株式会社東京武蔵野ユナイテッドスポーツクラブ」を設立し、同社が「両法人のトップチーム」を共同運営するというものである。この場合の「トップチーム」は東京武蔵野シティFCの資格を承継したものとし、東京ユナイテッドFCについては「新たな運営体制で地域に根差した完全なるアマチュア社会人チームとして生まれ変わる」としている(もう一つの東京ユナイテッド運営によるアマチュアチームの「東京ユナイテッドFC+Plus」についても運営体制の変更をせず、(一社)CLUB LB&BRBが運営して東京都社会人1部リーグでプレーしている)。クラブオフィスは文京区本郷の(一社)CLUB LB&BRB内に置かれる一方、武蔵野市の(一社)横河武蔵野スポーツクラブ内に「武蔵野オフィス」を置き、武蔵野オフィスをJFL登録上のチーム所在地として取り扱っている[3]

従って、新チームは東京武蔵野シティFCが参加していたJFLに参加し、JFL側でも「(東京武蔵野シティFCの)チーム名変更」として取り扱われている[4]。但し、地域リーグから地域CLを勝ち抜いてJFLへの昇格が非常に困難になっているという状況の中で、「2020年のJリーグ参入」を目標としていた東京ユナイテッドによる、地域CLを回避したJFLへの「事実上の昇格」ではないかとの報道もある[5]

クラブのエンブレムは、東京武蔵野シティFCのエンブレムに描かれていた武蔵野を象徴する『紫草』を左に、慶應ソッカー部の『荒鷲』を下に、東大ア式蹴球部の『銀杏』を上に、右に東京ユナイテッドFCの「文武融合」を表す『ペンとボール』を配置したものとなっている[6]

  • 2021年
    • 1月15日 – (一社)横河武蔵野スポーツクラブと(一社)CLUB LB&BRBがトップチームを共同運営することを発表[2]
    • 2月12日 – JFL公式サイトにて新チームの概要を公表。

ユニフォーム[編集]

ユニフォームスポンサー[編集]

ユニフォームサプライの遍歴[編集]

歴代ユニフォームスポンサー年表[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]