南キヴ州 – Wikipedia

南キヴ州 (みなみギヴしゅう、Sud-kivu, スワヒリ語: Kivu ya kusini) はコンゴ民主共和国東部の州。

州都はブカブ。北キヴ州、キブ湖、東にルワンダ、タンガニーカ湖を挟みブルンジ、タンザニアのキゴマ州と接し、南はカタンガ州(2006年以降はタンガニーカ州)西にマニエマ州と接する。キブ湖のイジウィ島も含む。面積は 65,070 km2。バギラ、イバンダ、カドゥトゥ、カシャの4つのコミューンとフィジ、イジウィ、カバレ、カレヘ、ムウェンガ、シャブンダ、ウビラ、ワルングの8地区が置かれている。

モブツ・セセ・セコ政権時にはマニエマ州、北キヴ州と合わせてキヴ州であったが、ローラン・カビラ政権時に再度分割された。スワヒリ語話者の多い地域であるが、ルワンダ紛争などの影響を受け、多数のルワンダ系住民(バニャルワンダ)が流れ込み、第一次コンゴ戦争及び第二次コンゴ戦争の起点となった地域で、第二次コンゴ戦争時にはルワンダ軍及びブルンジ軍に占領された。停戦合意後もマイマイやコンゴ民主連合などの反政府勢力の活動が続き、この地域の女性の多くが複数の勢力から強姦された[1]

2011年6月10日にも、150人以上の被害者を出す大規模な婦女暴行事件が発生。同州出身の議員は、民兵組織マイマイによるものだとして批難している[2]。2018年段階でも、州内では大規模な性的暴行の被害が続いているが、治安部隊や武装集団による犯行は減り多くは民間人によるものとなっている[3]

2021年危機[編集]

2021年12月2日、州議会はテオ・ングワビジェ・カシ(Théo Ngwabidje Kasi)知事に対する不信任決議を賛成28、反対0、無効5票で可決したが[4]カシは州議会からの解任通知を認めず、州裁判所に取り消しを求め提訴。裁判所は12月6日にカシの訴えを認め、解任通知は一時停止と判断された。またカシが不信任決議を可決された翌日の12月3日、テオフィル・キルウェ(Théophile Kilwe)州内務大臣を暫定知事に任命したことで、マルク・マラゴ・カシェケレ(Marc Malago Kashekere)副知事との後釜をめぐる争いが発生し、双方が正当性を主張しあい州政府は機能不全に陥った[5]

12月8日、中央政府のダニエル・アセロ副首相兼内務大臣は呼びかけに応じなかったカシェケレ副知事を停職とし、当面はキルウェ州内務大臣が暫定知事を務めることとなった[6]。12月12日、州の控訴裁判所は州議会からカシに宛てた解任通知を再び無効と判断し、カシは知事の地位を回復する見込みとなったが、司法に議会の解任決議を覆す権限はないとも指摘されている[7]。2022年2月8日、憲法裁判所は前年12月の州議会によるカシの不信任決議を無効とし[8]、2月21日にカシが知事に復職した[9]

外部リンク[編集]