Month: April 2022

ユニバーシアード – Wikipedia

ユニバーシアード(Universiade)は、国際大学スポーツ連盟(略称 FISU)が主催する総合競技大会。全世界の学生たちが集まり、一般に「学生のためのオリンピック」といわれている。ユニバーシアードの名称は、大学(University)とオリンピアード(Olympiad)からきている。また諸外国では、通称でWorld University GamesやWorld Student Gamesと呼ばれている場合もある。 そのテーマが示すように大学スポーツの発展や、体育教育の振興のためにオリンピックの前年と翌年の2年おき冬季、夏季の両大会が開催される。日本でも過去4回開催(夏季:1967年東京、1985年神戸、1995年福岡、冬季:1991年札幌)された。なお、オリンピック開催年であるユニバーシアードの非開催年には、世界大学選手権(または世界学生選手権)として単独で開催される競技もある。 開会式,台湾台北。(2017) 開催競技は最低限実施競技に含める必須競技と開催側が実施の可否を決めることができる選択競技が存在する。 ロゴタイプ・シンボルマークは平成期に1度改定されている。 出場資格[編集] 大会が開催される年の1月1日現在で17歳以上28歳未満。 なおかつ、大学または大学院に在学中、もしくは大会の前年に大学または大学院を卒業した人。 プロフェッショナル選手、アマチュア選手ともに出場可能。 以前プロテニス選手の遠藤愛が出場するなど、プロや元プロの学生選手の参加例は各国とも多い。 第二次世界大戦前の1923年から1939年まで、10回にわたり、「国際大学スポーツ週間」(International University Sports Weeks) が行われたが、大戦のために中止された。第二次大戦後再び、国際的な競技大会を開く動きがあったが、冷戦の影響を受け、西側と東側の両陣営は、それぞれ別々の競技大会を開いた。西側は、1949年から「国際大学スポーツ週間」を開き、1955年まで4回続いた。一方東側は、「世界青年学生祭典」(World

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狂犬病 – Wikipedia

狂犬病(きょうけんびょう、英語: rabies)は、ラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルス (Rabies virus) を病原体とするウイルス性の人獣共通感染症である[1]。すべての哺乳類に感染しうる[2]。水などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病(きょうすいびょう)または恐水症 (きょうすいしょう、英: hydrophobia) と呼ばれることもある。実際は水だけに限らず、音や風も水と同様に感覚器に刺激を与えて痙攣などを起こす。 毎年世界中で約5万人の死者を出しているウイルス感染症であり、一度発症すると99.99%以上の確率で死亡する。後述の通り生存例もきわめてまれにあるが、後遺症が残る。狂犬病による死者の95%以上はアフリカとアジアで発生している[1][3]。感染した動物に噛まれた人の40%は、15歳未満の子供であった[1]。ただし、狂犬病はワクチンによって予防できる疾患でもあり、ヒトからヒトへの伝播がなく、大流行につながる恐れもないことから、感染症対策の優先度は低くなる傾向がある[4]。ただし、ヒトからヒトの感染は狂犬病に感染した患者がほかの人に噛みついたり、患者から採血し終わったあとの針を誤って医療従事者が刺したりしてしまえば感染はあり得るので、可能性はきわめて低いがゼロではない。 日本では、1956年のヒトとイヌ、1957年のネコを最後に撲滅されている(近年の輸入例については後述)。感染症法に基づく四類感染症に指定されており(感染症法6条5項5号参照)、イヌの狂犬病については狂犬病予防法の適用を受け(狂犬病予防法2条参照)、ウシやウマなどの狂犬病については、家畜伝染病として家畜伝染病予防法の適用を受ける(家畜伝染病予防法2条及び家畜伝染病予防法施行令1条参照)。 日本では、咬傷事故を起こした動物は、狂犬病感染の有無を確認するため、捕獲後2週間の係留観察が義務づけられている。係留観察中の動物が発症した場合はただちに殺処分し、感染動物の脳組織から蛍光抗体法で、狂犬病ウイルス抗原の検出を行う[5]。 症状(ヒト)[編集] 潜伏期間は、咬傷の部位によって大きく異なる。咬傷から侵入した狂犬病ウイルスは、神経系を介して脳神経組織に到達して発病するが、その感染の速さは、日に数mmから数十mmと言われている。したがって顔を噛まれるよりも、足先を噛まれる方が、咬傷後の処置の日数が稼げることとなる。脳組織に近い傷ほど潜伏期間は短く、2週間程度。遠位部では数か月以上、2年という記録もある[6]。 前駆期には風邪に似た症状のほか、咬傷部位皮膚の咬傷部は治癒しているのに「痒み」や「チカチカ」などの違和感[7]、熱感などがみられる。急性期には不安感、恐水症状(水などの液体の嚥下によって嚥下筋が痙攣し、強い痛みを感じるため、水を極端に恐れるようになる症状)、恐風症(風の動きに過敏に反応して避けるような仕草を示す症状)、興奮性、麻痺、精神錯乱などの神経症状が現れるが、脳細胞は破壊されていないため意識は明瞭とされている[8]。腱反射、瞳孔反射の亢進(日光に過敏に反応するため、これを避けるようになる)もみられる。その2日から7日後には脳神経や全身の筋肉が麻痺を起こし、昏睡期に至り、呼吸障害によって死亡する。 典型的な恐水症状や脳炎症状がなく、最初から麻痺状態に移行する場合もある。その場合、ウイルス性脳炎やギラン・バレー症候群などの神経疾患との鑑別に苦慮するなど診断が困難を極める[9]。恐水症状は、喉が渇いていても水に恐怖を感じてしまうため、苦しむ動物や人間は多い。 狂犬病を発病したイヌ 一般には感染した動物の咬み傷などから唾液とともにウイルスが伝染する場合が多く、傷口や目・唇など粘膜部を舐められた場合も危険性が高く、感染コウモリが住む洞窟内での飛沫感染もある[10]。狂犬病ウイルスはヒトを含むすべての哺乳類に感染し、昔は感染源のほとんどがイヌであった。近年はネコやコウモリ、サル、アライグマ、イタチ、アナグマ、タヌキなど、イヌ以外の野生動物が感染源として増加している。通常、ヒトからヒトへ感染することはないが、角膜移植や臓器移植によるレシピエント(移植患者)への感染例がある[11]。 リッサウイルス属に属するウイルスは、遺伝子解析、血清型の分析から、下記の7つの遺伝子型 (Genotype) に分類される[12][13]。

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エキマルシェ – Wikipedia

エキマルシェ(eki marche)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)のグループ企業であるジェイアール西日本デイリーサービスネットが開発運営をする駅構内(エキナカ)商業施設である。 JR西日本グループが手掛ける「エキナカ」プロジェクトの一環である。首都圏ではビジネスモデルとして定着している「エキナカ」であるが、近畿圏などのJR西日本エリアでは浸透しておらず、利便性や付加価値に加え、駅の魅力の向上を目指している[1]。 駅構内にテナントを誘致し、商業施設として展開するスタイルは、東日本旅客鉄道(JR東日本)のエキュートなどやOsaka Metro(大阪市高速電気軌道)のekimoなどと共に新しいビジネス分野として脚光を浴びており、以前は通過が目的であった駅が立ち寄るための駅になることで新たなニーズの創造を提供している。 2010年3月8日、宝塚駅に1号店「エキマルシェ宝塚」が開業したのを皮切りに、2012年10月31日には大阪駅桜橋口に2号店「エキマルシェ大阪」がオープン。隣接するALBiとの合同店舗となっている。さらに、2015年3月4日に新大阪駅在来線改札内に3号店「エキマルシェ新大阪」がオープンした[2]。 分類上「エキナカ」施設ではあるが、宝塚、大阪は改札外で展開しており、首都圏などでの「エキナカ」(改札内商業施設)とでは概念の違いが見られた。「エキマルシェ新大阪」はエキマルシェとしては初めての改札内の施設である[3]。 エキマルシェ宝塚[編集] この節の加筆が望まれています。 JR宝塚駅構内の店舗で、2010年3月8日オープン。改札外にフーズ&デリカ「deli festa」など4店舗が出店している。施設コンセプトは「Transit Terrace」で、気ままに楽しめる「第3の場所」「もうひとつの時間」という意味がこめられている。 フーズ&デリカ「deli festa」が閉店後、2014年10月3日に株式会社大近のスーパーマーケット「パントリー」がオープン。 その他には、カフェ&ベーカリー「サード」、スイーツ「エキマルスイーツ」、ファッショングッズ「エピソード」が開業時より出店している。「エキマルスイーツ」は約10日間ごとに様々な洋菓子店、和菓子店が出店する、期間限定で入れ替わるスイーツ店である[4]。 営業時間は、「パントリー」「サード」がAM7:00 – PM22:00、「エピソード」がAM10:00 – PM22:00、「エキマルスイーツ」がAM10:00

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薬の神じゃない! – Wikipedia

『薬の神じゃない!』(くすりのかみじゃない、原題:我不是藥神、英語題:Dying to Survive)は、2018年の中国のコメディドラマ映画。監督はウェン・ムーイエ(文牧野)、出演はシュー・ジェン(徐崢)とワン・チュエンジュン(王伝君)など。 中国で実際に起きた事件をモデルに、金に困って国内で認可されていない白血病治療薬のジェネリック薬を密輸し始めた男が、高額な正規治療薬を買えない患者たちの救い主となっていく姿を、コメディタッチとサスペンスタッチを交えて描いている[1]。 2018年10月の「2018東京・中国映画週間」においては『ニセ薬じゃない!』の邦題で上映された[2]。2020年10月に日本では一般公開。 あらすじ[編集] 上海で、男性向けの回春薬を売る小さな店主チョン・ヨン(程勇)は、店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、人生の目標を見失っていた。ある日、「血液のがん」である慢性骨髄性白血病患者リュ・ショウイー(呂受益)が店に訪れる。国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいという依頼だった。最初は申し出を断ったものの、金に目がくらんだチョンは、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため、購入グループを結成する。依頼人のリュを始め、白血病患者が集まるネット上コミュニティの管理人で、自身も白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ(劉思慧)、中国語なまりの英語を操るリウ牧師(劉牧師)、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオ(彭浩)が加わり、事業はさらに大きく拡大していく。警察に密輸として目をつけられ始め、いったんはグループを解散したチョン・ヨンたちだったが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固める。患者の負担を軽くするため仕入れ値以下の価格で薬を売り、あえて危険な仕事を続ける[3]。 登場人物[編集] チョン・ヨン(程勇) 演 – シュー・ジェン(徐崢) 回春薬を売る店の店主。 リュ・ショウイー(呂受益) 演 – ワン・チュエンジュン(王伝君) 程勇に偽薬密輸を頼んだ慢性骨髄性白血病患者。 ツァオ・ビン(曹斌) 演

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