シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 – Wikipedia

Mr.Children > シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜

シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』(シーソーゲーム ゆうかんなこいのうた)は、日本のバンド・Mr.Childrenの9枚目のシングルである。1995年8月10日にトイズファクトリーより発売された。

前作『【es】 〜Theme of es〜』から僅か3か月後にリリースされた。ジャケットには簡素な猿のイラストと田原健一の字でタイトルが書かれている。桜井和寿はジャケットに猿の絵を使った理由を「映画[注 1]も一件落着して新たな気持ちでリスタート、猿の気持ちでリスタート」と語っている。アートディレクターは信藤三雄。

本作で発生するCD売上金や印税は全て発売年の1月に発生した阪神・淡路大震災の義援金に充てられた。

チャート成績[編集]

Mr.Childrenでは2週目の売り上げ(29.9万枚)が最も高く一番安定した売上推移だったシングルで、自身の最高記録(合算週を含んでいない)のオリコンチャート3週連続1位を獲得し、オリコン集計におけるノンタイアップシングル歴代1位の売上を記録した。

4thシングル『CROSS ROAD』から6作連続でミリオンセラーを達成。初週で56.2万枚、累計売上は181.2万枚。また、3週目の1位獲得と同時にオリコン集計によるシングル総売上が1000万枚を突破した。

2018年5月10日に各ストリーミングサービスで配信され、2021年10月にストリーム数が3000万回(シルバー認定)を突破した[1]。他にシルバー認定された楽曲は、「HANABI」や「名もなき詩」などがある(詳細はMr.Children#ストリーミング認定を参照)。

楽曲解説[編集]

シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜
ミュージック・ビデオをはじめ、曲自体もエルヴィス・コステロを意識した部分があるという[注 2]
これまでのシングル曲では小林がイントロや間奏などをアドバイスしながら共同で進めることが多かったが、この曲は桜井のデモ作成段階で全体の構成をほぼ仕上げていた。なお、同曲のストリングスは生ではなく小林のシンセサイザーによるものである。
「ライブで盛り上がる曲」というコンセプトで制作されたが、桜井曰く「歌詞が何を言っているのかよく分からないから歌うのが恥ずかしい」という理由から実際にライブではめったに演奏されることはなく、同年に行われた初のスタジアムツアー『Mr.Children STADIUM TOUR -Hounen Mansaku- 夏祭り1995 空[ku:]』以降はほとんど演奏されなくなった。その後、『Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-』で約10年ぶりに演奏された[注 3]
ミュージック・ビデオは、1995年12月15日発売の『【es】 Mr.Children in FILM』、2018年3月21日発売の『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。
後に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER&MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」では19位に選ばれた[2]
フラジャイル
仮タイトルは「ハルマゲドンはご機嫌斜め[3]
1995年5月3日に渋谷で行われたゲリラライブからの音源で、原曲のスタジオ録音が存在しない。
歌詞に「ドラえもん」が登場する。
映画『【es】 Mr.Children in FILM』のオープニングにも収録されているが、映画版の方は短く編集されている(イントロで失敗する場面は映画でしか確認できない)[4]
カップリングの楽曲がアルバムからのリカットでないのは5thシングル『innocent world』以来4作品ぶりとなる。

テレビ出演[編集]

ライブ映像作品[編集]

シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜

フラジャイル

収録アルバム[編集]

  • シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]