紀元前25世紀 – Wikipedia

クリ文化。インダス文明の統合前にあった文化で、画像は大英博物館所蔵のテラコッタ製の牛の小像。

エビフ・イルの像。エビフ・イルは東部シリアの都市国家マリの代官。この像は彼が祈りを捧げる姿を模ったもので紀元前25世紀に作られた。またこの像はフランスの考古学者アンドレ・パロットによるマリのイシュタル神殿の発掘中に発見され、現在はルーヴル美術館が所蔵している。

紀元前25世紀(きげんぜんにじゅうごせいき)は、西暦による紀元前2500年から紀元前2401年までの100年間を指す世紀。

できごと[編集]

紀元前2500年代[編集]

紀元前2490年代[編集]

  • 紀元前2494年頃 – エジプト第4王朝が終焉し、ウセルカフ王により第5王朝が開かれる。
    • ウセルカフは第4王朝のメンカウラー王の王女ケンタカウエス1世を妃として王位を継承。
    • この王の時代に、太陽神ラーがエジプトの最高神となり、王の称号に太陽神の息子名が加わる。

紀元前2480年代[編集]

  • 紀元前2487年頃 – エジプトでサフラー王が即位。
    • サフラー王の河岸神殿壁画には地中海東岸交易が描かれておりレバノン杉の輸入も確認されている。

紀元前2470年代[編集]

  • 紀元前2475年頃 – エジプトでネフェルイルカラー・カカイ王が即位。
    • エジプト第1王朝から第5王朝までの最古の記録である「パレルモ石」はこの王の記録で途切れている。

紀元前2450年代[編集]

  • 紀元前2450年頃
  • 紀元前2450年頃
    • ラガシュ第1王朝のエアンナトゥムの治世。
      • ラガシュの最盛期の王で、その事績は「禿鷹の碑英語版(ルーヴル美術館所蔵)」の碑文に刻まれている。
      • ウンマ王ウシュとの間でラガシュ・ウンマ戦争が継続するがエアンナトゥム王はこれを撃退。
  1. ^ チャロナー 2011, p. 74「インダス川流域に住む人々が、トイレを下水道につなぐ。」

参考文献[編集]

  • ジャック・チャロナー(編集)、2011、『人類の歴史を変えた発明 1001』、ゆまに書房 

    ISBN 978-4-8433-3467-6

関連項目[編集]