サントリーミステリー大賞 – Wikipedia

サントリーミステリー大賞(サントリーミステリーたいしょう)は、サントリー、文藝春秋、朝日放送が主催していた、公募のミステリーの新人賞である。

1983年から2003年の休止まで、全20回実施された。
最終選考を公開で行うこと、読者賞を別に設けること、受賞作はテレビドラマ化することなどの特徴があった。また、一時期海外作品の応募を認めていた。第7回~第9回は海外作品が大賞を受賞し、日本語に翻訳して刊行された。
大賞受賞者には正賞としてサントリー特製ウイスキー、副賞として1200万円が贈呈された。

大賞作(第11回を除く)はテレビ朝日系列(朝日放送制作)にてサントリー一社提供の年1回の特別枠「サントリーミステリースペシャル」(1983年 – 1997年)、「サントリーミステリー大賞スペシャル」(1998年 – 2003年)としてドラマ化、全国放送された。1985年 – 1986年は金曜日21:00 – 22:48(JST)で放送されていたが、その後、『素敵にドキュメント』のスタートや『ニュースステーション』の金曜日夜10時スタート編成に伴い、1987年 – 2003年は『土曜ワイド劇場』を1週分休止して、土曜日21:00 – 22:51に放送された。なお、1983年、1984年の放送時間はそれぞれ月曜日21:00 – 23:33、21:00 – 22:51であった。

受賞者一覧[編集]

第1回-第10回[編集]

  • 第1回(1983年)
  • 第2回(1984年)
    • 大賞 由良三郎『運命交響曲殺人事件』
    • 読者賞 井上淳『懐かしき友へ―オールド・フレンズ―』
    • 佳作賞 黒川博行『雨に殺せば』
  • 第3回(1985年)
  • 第4回(1986年)
    • 大賞 黒川博行『キャッツアイころがった』
    • 読者賞 長尾誠夫『源氏物語人殺し絵巻』
    • 佳作賞 ラルフ・ヤング『クロスファイア』
  • 第5回(1987年)この年以降は「土曜ワイド劇場」枠での放送になる。
    • 大賞・読者賞 典厩五郎『土壇場でハリー・ライム』
  • 第6回(1988年)
  • 第7回(1989年)
  • 第8回(1990年)
  • 第9回(1991年)
  • 第10回(1992年)

第11回-第20回[編集]

  • 第11回(1993年)大賞作品が映像化不可能だったため、代わりに読者賞作品が映像化。
  • 第12回(1995年)
    • 大賞・読者賞 丹羽昌一『天皇(エンペラドール)の密使』
    • 佳作賞 高橋俊『シャドーランサーの男』(未刊行)
    • 佳作賞 桝田武宗『黄色い流砂』(未刊行)
  • 第13回(1996年)
  • 第14回(1997年)
  • 第15回(1998年)
  • 第16回(1999年)
  • 第17回(2000年)
    • 大賞・読者賞 垣根涼介『午前三時のルースター』
    • 優秀作品賞 新井政彦『ネバーランドの柩』(未刊行)
    • 優秀作品賞 結城辰二『暴走ラボ(研究所)』(未刊行)
  • 第18回(2001年)
  • 第19回(2002年)
  • 第20回(2003年)

第20回をもって終了となった。

歴代選考委員[編集]

ドラマ化作品[編集]

原作は第11回を除きいずれも上記の大賞を受賞した作品である。なお、第11回は読者賞受賞作が原作となっている。

参考文献[編集]

  • 権田萬治、新保博久監修『日本ミステリー事典』新潮社、2000年(第16回までの結果について参照)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]