笑福亭梅香 – Wikipedia
笑福亭 梅香(しょうふくてい ばいか)は、上方落語の名跡。現在は空き名跡となっている。なお「梅香」の名跡には、他に桂梅香がある。明治から大正にかけての番付に「梅香」の名はよく見られるが、一体、何人の梅香がいたのか、詳細は不明である。本項では桂梅香についても詳細。
三遊亭海老丸[編集]
経歴[編集]
- 初めは2代目笑福亭松鶴の門下。
- 笑福亭九鶴となる。
- 笑福亭梅香を名乗る。
- 後に東京へ移り、4代目三遊亭圓生門下で三遊亭海老丸を名乗る。享年未詳。
- 『落語系圖』では、この「海老丸の梅香」と次代「呑んだの梅香」を混同しているようである。
笑福亭 梅香(1855年 – 1912年秋)は、本名: 飛呂 秀吉。
本名 | 飛呂 秀吉 |
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別名 | 呑んだの梅香 |
生年月日 | 1885年 |
没年月日 | 1912年 |
師匠 | 初代桂梅枝 桂文昇 3代目笑福亭松鶴 |
名跡 | 1.桂梅寿(1872年) 2.桂文車(1872年 – 1887年) 3.笑福亭圓光(1887年 – 1904年) 4.3代目笑福亭梅香(1904年 – ?) |
活動期間 | 1872年 – ? |
経歴[編集]
人物[編集]
俗に「呑んだの梅香」と言い大酒呑みだった事が伺える。三友派の幹部として活躍するが、1912年秋には没していた。
得意ネタ[編集]
笑福亭梅香(明治2年 – ?)
経歴[編集]
人物[編集]
- 松助時代から俄や幇間に転じるなど動向が不安定である。
- 1928年に「桑名船」をラジオで演じている。
- 以降消息不明。
- 享年不詳。
- 互楽派時代に最も活躍したという。
得意ネタ[編集]
などの即席噺を好んで演じていた。
余談
6代目笑福亭松鶴の遺言には、笑福亭鶴瓶が「梅香」の名を継ぐようにと書かれてあった。しかし長きに渡り名を継ぐ者の居ない名跡は正しい読みが判らない場合がある。にも関わらず遺言には読みが書かれていなかったために「ばいか」や「ばいこ」、そして「うめか」であれば良いが、もしも「うめこ」であったなら大阪人の発音では女性器を表す三文字と聞き分けがつかない為沙汰止みとなり、襲名する予定は未だにない。
- 『古今落語系図一覧表(文之助系図)』(日本芸術文化振興会、2004年)
- 『落語系圖』(月亭春松編)
- 『古今東西落語家事典』(平凡社、1989年)
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