ヒメヒマワリ – Wikipedia

ヒメヒマワリ(姫向日葵、学名:Helianthus cucumerifolius)は、キク科ヒマワリ属の一年草である。

ヒマワリ H. annuus と同じく、アメリカ合衆国南部の原産で、茎や葉には粗い毛が生えてざらざらしていて、葉は三角形に近いおむすび形である。全体にヒマワリより小柄で、下からよく分枝する。花は7月から9月にかけて次々に咲き、直径8cmくらい、欧米では「ヴァニラ・アイス」という白に近い淡黄色で、管状花が黒い品種が有名だが、他にオレンジ色・黄色・ピンクなどの花色の品種もある。イギリスやドイツなどでは、花壇や切り花用に盛んに栽培されているが、やや暑さに弱いのと、ヒマワリほどの個性がないためか、日本ではあまり栽培されていない。

これと似た植物に、シロタエヒマワリ(銀葉ひまわり) H. argophyllus というものがある。葉が銀色を帯び、よく分枝して、夏から秋に10cmくらいの黄色い花を咲かせる。淡黄色の「大雪山」という品種が有名で、戦前から切り花用に栽培されている。

ホームセンターなどで、最近「宿根ひまわり」という草花の苗を見かけるが、これはヒマワリ属とは別属のヒマワリモドキ属の植物である。

関連項目[編集]