ひょっこりひょうたん島 (曲) – Wikipedia
「ひょっこりひょうたん島」(ひょっこりひょうたんじま)は、NHK総合テレビ放送の人形劇番組『ひょっこりひょうたん島』の主題歌である。作詞は井上ひさしと山元護久、作曲・編曲は宇野誠一郎、歌唱は前川陽子とひばり児童合唱団による。1964年4月の放送開始から1969年4月の最終回まで使用された。初出音盤は1964年9月24日に朝日ソノラマから発売されたソノシート絵本「ひょっこりひょうたん島 わんわん騒動」[1]である(1965年に新ヴァージョン[2]も発売された)。その後、多くの歌手にカヴァーされており、前川も2005年発売のアルバム『前川陽子スーパー・ベスト〜キューティーハニー/ひょっこりひょうたん島〜』[3]でセルフカヴァーしている。
発表当時は曲名はついておらず、朝日ソノラマ版では「テーマソング」、1966年のキングレコードのシングル盤では「ひょっこりひょうたん島(主題曲)」と表記された。「ひょっこりひょうたん島」が正題となるのはヤング・フレッシュがコーラスをつとめた1967年のクラウンレコード版からである。
オーディションで選ばれた前川は、当時中学1年生だった[4]。キングレコード版[5]では、名義が「前川洋子」となっている。
ひょっこりひょうたん島のモデルの一つとされている蓬萊島がある岩手県上閉伊郡大槌町の防災無線で、2003年から正午のチャイムとして採用されている。東日本大震災により音源を紛失したため、2011年8月からは井上と親交の深かった小曽根真のピアノ演奏による新チャイムが流されている[6]。2013年には、トヨタ自動車広告キャンペーン「ReBORN DRIVE FOR TOHOKU」において同チャイムが紹介され、CM内でビートたけし、笑福亭鶴瓶、木村拓哉が歌唱した。
モーニング娘。のひょっこりひょうたん島[編集]
『モーニング娘。のひょっこりひょうたん島』(モーニングむすめ。のひょっこりひょうたんじま)は、モーニング娘。17枚目のシングル、2003年2月19日に発売された。
解説[編集]
モーニング娘。の楽曲として初めてのカバー・シングル。
原曲に比べてテンポ(BPM)が速くなり、イントロと間奏にセリフが追加されているが、基本的なアレンジからの大きな変更はない。
イントロの台詞は矢口真里が担当した。
間奏の台詞は安倍なつみ、加護亜依、高橋愛、石川梨華の4人が担当した。
NHKの音楽番組『みんなのうた』で、2003年2月から3月の新曲枠で放送された。
しかし、初回放送終了後の2003年4月以降、まだ再放送は1度もない。
現時点で、モーニング娘。唯一の『みんなのうた』歌唱楽曲。
MVは実写で、海賊船のようなセットで、モーニング娘。のメンバーは海賊のような衣装で歌唱した。
『みんなのうた』の放送で使用された映像は、全編通して菅原正が制作したCGアニメーションのため、モーニング娘。のメンバーは番組の映像に出演しない。
NHK「テレビ50周年」記念テーマソングであり、特別番組で本楽曲を披露した。
本作から21枚目の「愛あらばIT’S ALL RIGHT」までのシングル曲は、オリジナルアルバムに収録されなかった。
発売1か月前、2003年1月19日に加入した6期メンバーは不参加。
シングル収録曲[編集]
- モーニング娘。のひょっこりひょうたん島
- 作詞:井上ひさし・山元護久、作曲:宇野誠一郎、編曲:小西貴雄
- 宝石箱
- 作詞・作曲:つんく、編曲:鈴木俊介
- モーニング娘。のひょっこりひょうたん島 (Instrumental)
参加メンバー[編集]
参加ミュージシャン[編集]
カッコ内は収録曲目に対応。
- 小西貴雄 – キーボード&プログラミング(1)
- 勝浦剛 – マニピュレーター(1)
- 住吉中 – ベース(1)
- GENTA – パーカッション(1)
- 松宮幹彦 – ウクレレ(1)
- つんく♂ – コーラス(1)
- 鈴木俊介 – ギター&プログラミング(2)
収録アルバム[編集]
その他[編集]
こぶしファクトリー&つばきファクトリーのカヴァー[編集]
日本の女性アイドルグループ・こぶしファクトリーとつばきファクトリーのコラボレーション「こぶしファクトリー&つばきファクトリー」による「ひょっこりひょうたん島」は、2018年7月17日にアップフロントワークスからデジタル・ダウンロード・シングルとして配信開始された。
解説[編集]
シングル収録曲[編集]
シングルタイトル曲以外のカバー[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
外部リンク[編集]
- モーニング娘。
- こぶしファクトリー&つばきファクトリー
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