神丘駅 – Wikipedia

神丘駅(かみおかえき)は、北海道瀬棚郡今金町字神丘にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)瀬棚線の駅(廃駅)である。瀬棚線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月16日に廃駅となった。

駅名の由来[編集]

所在地名より[1]。「神のいる丘」の意から名づけられた[1][3]

1892年(明治25年)より埼玉県などから、キリスト教徒10名が入植・開拓した集落が近隣にあり[4]、当初は地名も「インマヌエル」と称したが、1933年(昭和8年)に現在の「神丘」に改名を余儀なくされた[5]。当地の開拓初期には荻野吟子の夫である志方之善が関わっている。

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[6]。ホームは、線路の南側(瀬棚方面に向かって左手側)に存在した。瀬棚方がスロープになっており、道路に連絡した[6]

開業時からの無人駅であった。駅舎は存在せず、地元住人が建築した小さな待合室を有していた[6]。ホームは荒い砂敷きであった[6]

利用状況[編集]

  • 1981年度の1日乗降客数は8人[6]

2010年(平成22年)時点でホーム跡が土盛りとして残り、ホームに植えられていた樹木も残っていた。また瀬棚寄りには25キロの速度制限表も残存していた[7]。2011年(平成23年)時点でも同様であった[8]

日本国有鉄道
瀬棚線

今金駅 - 神丘駅 – 丹羽駅

関連項目[編集]