活汲駅 – Wikipedia
活汲駅(かっくみえき)は、北海道(網走支庁)網走郡津別町字活汲に存在した、日本国有鉄道(国鉄)相生線の駅(廃駅)である。相生線の廃線に伴い、1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった[1]。
駅名の由来[編集]
所在地名より。開駅当時の自治体名(活汲村)でもあった[2]。
地名は現在の栄森川のアイヌ語名「カックㇺ」に由来するとされ[3]、一説には「カックㇺ(kakkum)」(柄杓)からとされている[4]。この名称はかつてアイヌが柄杓をつくるのに樹皮を用いた白樺が多かったためではないかとされている[4]。
このほか「カッコㇰウンイ(kakkok-un-i)」(カッコウ・いる・ところ)からとする説もあるが、この説についてアイヌ語研究者の知里真志保は、地名であるならば文法的に「カッコㇰハウ(kakkok-hau)」(カッコウ・声)のかたちでないとおかしい、としている[3]。
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ほかに駅舎側に美幌方から分岐した側線を1本有し、貨物用ホームも残されていた[5]。ホームは線路の西側(北見相生方面に向かって右手側)に存在し、駅舎が接していた。かつては2面2線の相対式ホームを有する、列車交換可能駅であった。業務委託駅となっていた。
利用状況[編集]
- 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は26人[5]。
現在、駅跡地は草むらになっている。2001年(平成13年)時点では駅前倉庫が残存していた[6]。
- 日本国有鉄道
- 相生線
- 上美幌駅 – <豊幌仮乗降場> – 活汲駅 – <達美仮乗降場> – 津別駅
関連項目[編集]
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