大洲市 – Wikipedia

大洲市(おおずし)は、愛媛県の南予地方に位置する市。「伊予の小京都」と呼ばれる。肱川の流域にある大洲城を中心に発展した旧城下町である。

冨士山より大洲市街を望む

肱川の中下流域からなり、特に旧大洲地域は肱川と矢落川とが合流する地点で盆地を形成している。さらにその下流に向かっては谷を形成しつつ、長浜地域にて伊予灘に注ぎ込む。山は、肱川支流の河辺川源流では標高1000mを越える地点もあるが、それ以外は500〜800mの比較的なだらかな山々が連なっている。

気候[編集]

盆地型で、霧が発生しやすい。肱川河口(長浜)では、肱川あらしという現象が観察される。

冬は基本的には温暖なものの、寒波が来ると愛媛県内でも雪が降りやすい地域であり、20〜30cmの大雪となることもある。
台風等の来襲は少ないものの、肱川は下流で狭まっていることから、大洲盆地でボトルネックとなり、大雨が続くと増水しやすく、平成30年7月豪雨など過去に何度も浸水被害に見舞われている。

沿革[編集]

藩政期は大洲藩に属した。

行政区画の変遷[編集]

歴代市長[編集]

旧大洲市長
氏名 就任 退任 備考
1 沼田恒夫 1954年(昭和29年)10月1日 1962年(昭和37年)9月30日
2 森永冨茂 1962年(昭和37年)10月1日 1965年(昭和40年)1月14日
3 村上清吉 1965年(昭和40年)2月13日 1977年(昭和52年)2月12日
4 近田宣秋 1977年(昭和52年)2月13日 1989年(平成元年)2月12日
5 桝田與一 1989年(平成元年)2月13日 2005年(平成17年)1月10日
大洲市長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
大森隆雄 2005年2月13日 旧大洲市議会議員
2 2009年8月15日 任期中死去
  2009年8月16日 2009年9月13日 職務代理者
3 清水裕 2009年9月13日
4
5 2018年3月30日 任期中死去
松田眞 2018年3月31日 2018年5月20日 職務代理者(副市長)[1]
6 二宮隆久 2018年5月20日 前教育長

行政・議会[編集]

旧・大洲市は大洲市・喜多郡地域の行政の中心地として栄えてきた。

西隣の八幡浜市や西宇和郡、西予市を含めた広域で見ると、八幡浜市に県の八幡浜地方局が置かれるなど県の行政の中心となっている一方、地裁・家裁支部や地検支部のように大洲市に置かれる官公署もある。なお、公共職業安定所(ハローワーク)や税務署などは両市に所在している。

市長[編集]

  • 二宮隆久(1期目)
  • 任期:2022年5月19日

議会[編集]

  • 定数:21人
  • 任期:2021年10月1日

2005年の市町村合併に際し、旧町村の不安に配慮する目的で議員に在任特例を適用したが、市民から反発を招き2005年(平成17年)9月、特例期間を一箇月残して自主解散。市民からのリコール運動も起こったが、自主解散すべきか審議中に海外旅行のため議会を欠席する議員が出るなど、その姿勢が問われた[2]

主な行政機関[編集]

[編集]

  • 大洲市役所
    • 肱川支所
    • 長浜支所
    • 河辺支所

国および県[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

日本国内[編集]

人口[編集]

Population distribution of Ozu, Ehime, Japan.svg
大洲市と全国の年齢別人口分布(2005年) 大洲市の年齢・男女別人口分布(2005年)

紫色 ― 大洲市
緑色 ― 日本全国

青色 ― 男性
赤色 ― 女性

大洲市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

主な病院[編集]

  • 市立大洲病院
  • 大洲中央病院
  • 大洲記念病院
  • 喜多医師会病院
農業(野菜、畜産、かんきつ類)
製材業、歯ブラシ製造など

製造業[編集]

2017年の製造品出荷額等は297億円で、食料品、木材が上位を占めている[3]

1973年に松下寿電子工業(現:PHCホールディングス)が進出。雇用や産業などで大きな役割を果たしてきたがリーマンショックなどによる急速な業績を悪化を受けて、2010年3月に工場が閉鎖された。2007年の製造品出荷額等では507億円で電子部品が最も大きな割合を占め、約500名の従業員を雇用しており閉鎖により市には大きな打撃となった[4][5]

本社を置く主な企業[編集]

工場・事業所がある主な企業[編集]

主な小売店[編集]

名物・特産[編集]

大洲(旧大洲市)と長浜(旧長浜町)に製造業者があり、長浜の方がどちらかというともちもちしている。大洲まちの駅 あさもや、冨永松栄堂などで買い求めることができる。
長浜沖で獲れ、昭和40年頃が最盛期であった。今日では漁獲高は激減し、ふぐ漁専用の設備を持つ漁業者は10戸程度となっている。主として、広島、松山方面に出荷されるが、地元料理店にも卸される。長浜にはふぐ料理店も数店存在し、市外ではあまり知られないが、隠れた名物となっている。

小学校[編集]

中学校[編集]

高等学校[編集]

その他[編集]

鉄道[編集]

中心となる駅は伊予大洲駅。

四国旅客鉄道(JR四国)

路線バス[編集]

都市間高速バス[編集]

道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

都道府県道[編集]

すべて愛媛県道。

主要地方道
一般県道

道の駅[編集]

航路[編集]

  • 青島海運
    • 旅客船あおしま – 沖合13.5kmに浮かぶ青島と長浜港を結ぶ唯一の航路。乗船時間約45分。1日2往復。

名所・旧跡・観光スポット[編集]

冨士山公園のつつじ
温泉・温浴施設
  • 小薮温泉 – 肱川上流の小薮渓谷に1870年代から湧くと伝えられ、以来湯治場として賑わう名湯。1913年(大正2年)築の木造3階建てで、2000年(平成12年)に国の登録有形文化財に登録されている「小薮温泉」が一軒宿。

祭事・催事[編集]

  • 鵜飼い
  • いもたき
  • るり姫祭り(長浜町白滝)
  • 大洲まつり
  • 大洲川まつり花火大会
  • つつじまつり
  • 観光さくらまつり
  • ながはま赤橋夏まつり
  • ほたるまつり
  • しょうぶまつり
  • もみじまつり
  • 滝まつり
  • ドラゴンボート大会
  • 肱川ふれあいまつり
  • わらじで歩こう坂本龍馬脱藩の道
  • おおず浪漫祭
  • 川下り遊覧

出身または関連著名人[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]