アルトゥシュ市 – Wikipedia

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アルトゥシュ市(アルトゥシュし)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区クズルス・キルギス自治州に位置する県級市。同自治州の政府の所在地であり、住民の80%をウイグル族が占める。

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「アルトゥシュ」はキルギス語で「二つの山の間」を意味する。天山南麓、タリム盆地の西北部の地で、市域北部は皆山地であり、中南部は砂漠が多い。年平均気温12℃、降水量80mm。

漢時代は疏勒に、隋時代には突厥に属し、唐は疏勒都督府を設けた。古代のシルクロード上の重鎮となり、今日に至っても依然に貿易が盛んである。宋代からはカラハン国に属した。清代には阿斯図阿爾図什と称され、後に阿図什へと変遷した。1942年に阿図什県を設け、1986年に県級市となった。

行政区画[編集]

3街道、1鎮、6郷を管轄:

  • 街道弁事処:幸福路街道、光明路街道、新城街道
  • 鎮:ウストゥン・アルトゥシュ鎮(ユステュン・アルトゥシュ鎮、上阿図什鎮)
  • 郷:スンタグ郷(スュンタグ郷、松他克郷)、アザク郷(阿扎克郷)、アグ郷(阿湖郷)、カッタイラク郷(格達良郷)、カラジュル郷(カラジョル郷、哈拉峻郷)、テギルメティ郷(テュギュルミティ郷、吐古買提郷)

アルトゥシュの経済は農業が主で、産物は綿花、葡萄、綿羊などが主である。特産品はイチジクであり、品質は最上で、名高く、生産量は中国第一である。市内には岩塩鉱などの資源もある。


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