鹿児島奨学会同学舎 – Wikipedia

鹿児島奨学会同学舎は、財団法人鹿児島奨学会(前身は財団法人島津奨学資金)が運営する東京都日野市にある、関東圏の大学で勉学に励む鹿児島出身の男子大学生寮。鹿児島県出身の学生のみならず、島津氏の領地であった宮崎県の一部からの学生も受け入れている。

同学舎では、他の寮とは異なり、「学び」を重視している。
笑いのプロフェッショナルも存在。

運営環境[編集]

  • 所在地…東京都日野市神明1-19-17
  • 建物構造…鉄筋コンクリート構造。地上3階、別館2階。
  • 部屋数…32室 (全て個室)。
  • 部屋の設備…ベッド、タンス、電話、エアコン、インターネット回線(共の無線LANアクセスポイントの提供による)。
  • 共用の設備…ホール、和室、食堂、駐輪場、テニスコート、図書室、コンピュータ室(パソコン2台、モノクロレーザー複合機の設置)、談話サロン、洗濯場、食堂、トイレ、浴室。
  • その他施設…事務室、会議室、厨房、倉庫。
  • 経費(2009年4月現在)
  • 一月あたりの家賃:50000円。
  • 一月あたりのインターネット代:950円。
  • 光熱水費:不要。電話料金は別。
  • 食費:不要。希望者に朝食と夕食を提供。

運営環境の詳細[編集]

富士山を一望できる多摩丘陵に位置している。

学生には洋室6畳の個室が割り当てられる。

イベントとして、新歓、バーベキュー、国内研修旅行、古典芸能鑑賞会、忘年会、卒業研究発表会、などが開催される。

また月一度、OBによる講演会(通称、DESK)や年に数回、座禅会が行われる。

同学舎内でフットサルチーム「せごどんず」を編成している。チーム名の「せごどんず」は西郷隆盛の鹿児島での呼び方に由来する。また、渋谷区で開催されている渋谷・鹿児島おはら祭へも参加している。

海外研修旅行資金として、申請すれば一人につき4年に1度、最大100,000円が支給される。

OB会組織として舎友会がある。会報は年1回発行される『舎友』。毎年10月に舎友会総会が開催される。

入寮の条件[編集]

  • 鹿児島県及び宮崎県(都城市、小林市及びその近郊)に本籍を有し、または在住する者の子弟及びその縁故者。
  • 東京都及び近郊の大学に新たに入学した男子学生で、同学舎への入舎を希望する者。
  • 1906年、財団法人鹿児島奨学会の前身である財団法人島津奨学資金により、本郷区駒込追分町60番地(現在の文京区向島1丁目)に同学舎が設置される。
  • 1978年、本郷の寮を処分し、現在の日野市神明1丁目に移転する。
  • 2006年、設立100周年を迎える。

外部リンク[編集]