松本留美 – Wikipedia
松本 留美(まつもと るみ、1949年2月24日[1][2][3] – )は、日本の女優。本名、諸角 留美[3]。旧姓名は芸名と同じ[2]。父親は俳優の高田宗彦[4]。
東京都出身[1]。玉川大学[2] 芸術学部中退[1]。劇団雲を経て[1][2]、演劇集団 円に所属[1][2][3]。
1961年、父親がレギュラーで出演していた「新少年ジェット」に出演。その後1967年、現代演劇協会附属演劇研究所に入所[1]。1970年には劇団雲団員に昇格し、1975年からは演劇集団 円に所属[1]。
1971年、NHK大河ドラマ『春の坂道』に、中村錦之介演じる柳生但馬守宗矩の側室である鳥丸順子役で出演[1]。当時の紹介記事では「1年間の長丁場でも体力には自信があります」と述べている[4]。
以後、テレビドラマに多数出演。特にTBS系の『花王 愛の劇場』では、『愛の終着駅』(1978年)など多数の作品でヒロイン役を演じた[1]。大半の作品では耐え忍ぶ役柄の女性を演じているが、1980年の『ダンプかあちゃん』では、家計を支えるためにダンプカーの運転手となる女性を演じた。当時の紹介記事では「中年男性からは強く生きてくださいといったファンレターが来たが、今回は今までのエネルギーが爆発した感じですごく楽しい」と述べている[5]。
映画には、『さえてるやつら』(1973年)でヒロインを演じたほか、『仁義と抗争』(1977年)に出演した[1]。
舞台では『ロミオとジュリエット』(1970年)で初舞台後は、『夜叉ヶ池』『から騒ぎ』などに出演した[1]。
特技はスキーで、学生時代はスキー部に所属していた[5]。
テレビドラマ[編集]
NHK
日本テレビ
TBS
毎日放送
フジテレビ
関西テレビ
- 眠狂四郎(1972年)
- 科学捜査官 第15話「黒い通り魔」(1974年) – 小泉早苗
- 闇を斬れ 第18話「おんなの罠」(1981年) – とき
- 大奥(1983年) – お須免
- 第27話「塵に咲く花」
- 第28話「女帝への階段」
東海テレビ
テレビ朝日(NET)
朝日放送
テレビ東京
- プレイガール 第151話「ミステリー・裏切りは女のアクセサリー」(1972年) – 久美子
- 大江戸捜査網
- 第154話「血染めの蛇の目傘」(1974年) – お夏
- 第207話「兇悪の侵入者」(1975年) – 村越八重
- 第320話「浮世絵女の秘めた謎」(1977年) – おたみ
- 第368話「高利貸し百一文の陰謀」(1978年) – きく
- 第413話「暗殺者が狙う女の烙印」(1979年) – おもん
- 第521話「にせ小判一万両」(1981年) – お徳
- 第579話「艶花一輪・闇を濡らす赤い殺意」(1983年) – 文字春(おさき)
- 第637話「狙撃! 姉様人形は血の匂い」(1984年) – お園
- 新 大江戸捜査網 第10話「涙の子連れ犯科帳」(1984年) – おきぬ
- 眠狂四郎無頼控 第20話「悲怨! 赤いしごきは地獄花」(1983年)
- リーガル・ハート 〜いのちの再建弁護士〜(2019年)[7] ‐ 山本多喜子
映画[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k 『日本映画俳優全集 女優編』キネマ旬報社〈キネマ旬報増刊〉、1980年12月31日、614頁。
- ^ a b c d e 『日本タレント名鑑’82』VIPタイムズ社、1981年、371頁。全国書誌番号:
- ^ a b c 『日本タレント名鑑2017』VIPタイムズ社、2017年、725頁。ISBN 978-4-904674-08-6。
- ^ a b 『毎日新聞』1971年1月17日付朝刊、11面。
- ^ a b 『朝日新聞』1980年8月8日付夕刊、7面。
- ^ 本橋信宏『60年代 郷愁の東京』主婦の友社、2010年、82頁。ISBN 978-4-07-270343-4。
- ^ “ドラマBiz リーガル・ハート 〜いのちの再建弁護士〜”. テレビ東京. 2019年5月27日閲覧。
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