植田インターチェンジ – Wikipedia

植田インターチェンジ(うえだインターチェンジ)は、愛知県名古屋市天白区にある名古屋第二環状自動車道のインターチェンジである。

国道302号沿いに敷設され、交差する国道153号を挟む形で、南側に名古屋南JCT方面への入口と同方面からの出口が、北側および国道153号日進・豊田方面側に上社JCT方面への入口と同方面からの出口が設けられている。これ以外の国道153号と名二環の連絡は交差点と国道302号を介した連絡となる。

当該インターチェンジ(IC) は丘陵地帯に敷設され、地盤面より下に名二環本線が通過する。そして丘陵部はIC付近のみであることから、ICの前後は地上区間となるうえに、IC北側1.2 km付近で高針ジャンクション(JCT) と接続することから非常に複雑な路線構造となっている。特に当該ICが敷設された交差点は三層構造で、地上部が国道302号と国道153号の交差点、中間部(地下1階)が名二環本線、最下部(地下2階)が国道153号のアンダーパスである。そして国道153号豊田方面と名二環上社方面を接続する連絡路が設けられ、地下1階で本線と接続する。

将来は名古屋豊田道路が接続し植田JCTが併設される計画がある。

1967年3月の都市計画決定では当時計画中の国道153号バイパスとは名古屋、豊田の両方向に直接乗り入れする構造だったが、1982年11月の都市計画変更で豊田方面のみに縮小された。

  • 1967年(昭和42年)3月17日 : 都市計画決定。
  • 1982年(昭和57年)11月5日 : 都市計画変更により国道153号の直接接続が両方向から豊田方面のみとなる。
  • 2011年(平成23年)3月20日 : 名古屋第二環状自動車道名古屋南JCT – 高針JCT間開通に伴い供用開始[8]

接続する道路[編集]

  • 直接接続
  • 間接接続

北側トールゲートは地階に設けられた

レーン運用は、時間帯やメンテナンスなどの事情により変更される場合がある[9]

第一料金所(名古屋南JCT方面入口)[編集]

  • レーン数:2[9]
    • ETC専用:1
    • ETC/一般:1

第二料金所(上社JCT方面入口)[編集]

  • レーン数:2[9]
    • ETC専用:1
    • ETC/一般:1
C2 名古屋第二環状自動車道(名二環)
(2)鳴海IC – (3)植田IC – (4)高針JCT – (5)上社南IC

注釈[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 牧正「プロジェクト・ナウ 東名阪自動車道植田工事」『CE建設業界』第52巻第6号、日本土木協業協会 : 日本電力建設業協会、2003年6月、 8-10頁。
  • 中原明徳・新宅昭文「施設紹介 名二環の掘割部区間における新設料金所」『建築技術』第733巻、株式会社建築技術、2011年2月、 66-67頁。
  • 名古屋都市計画史編集実行委員会 『名古屋都市計画史II(昭和45年~平成12年度)上巻』 名古屋市 公益財団法人名古屋まちづくり公社、2017年12月。 
  • 名古屋環状二号線整備促進期成同盟委員会による以下の3資料は3冊を1冊にまとめた合冊製本である(愛知県図書館蔵)。
    • 名古屋環状二号線整備促進期成同盟委員会 『名古屋環状2号線のあらまし』、1967年3月。 
    • 名古屋環状二号線整備促進期成同盟委員会 『名古屋環状2号線のあらまし 昭和44年6月』、1969年10月。 
    • 名古屋環状二号線整備促進期成同盟委員会 『名古屋環状2号線のあらまし 昭和45年5月』、1970年5月。 
  • イカロス出版 『東名高速をゆく』 イカロス出版〈イカロスMOOK〉、2011年9月30日。ISBN 978-4-86320-484-3。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]