Super Density Disc – Wikipedia

Super Density Disc(スーパー・デンシティ・ディスク)、略称SDは、1995年に提案されたデジタルビデオ光ディスクの規格。

東芝、タイム・ワーナー、松下電器(現パナソニック)、日立、パイオニア、トムソン、日本ビクター(現JVCケンウッド)の7社がSDに参画し、ソニー、フィリップス陣営のMultiMedia Compact Disc (MMCD) と対立した。しかし1995年末、SD規格をベースにMMCD規格の一部技術を統合することで両陣営が合意し、現在のDVDが生まれた。

厚さ0.6mmの基板を2層貼り合わせて大容量化したことが特徴で、この仕様はDVDにも引き継がれた。読み取り装置として、1995年に東芝はSD-ROMドライブを試作している。[1]

SDのロゴは、SDメモリーカード(SDカード)に転用された。そのため、SDカードは光ディスクではないにもかかわらず、ロゴは光ディスクを思わせるデザインになっている。なお、SDカードのSDはSecure Digitalの略[2]で、Super Density Discと直接のつながりはない。

  1. ^ https://www.toshiba.co.jp/about/press/1995_11/pr_j0701.htm
  2. ^ 日本ヒューレッド・パッカードユーザーズガイド参考