和木駅 – Wikipedia
和木駅(わきえき)は、山口県玖珂郡和木町和木四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-R15。
山口県では最東端の駅でもある。
和木町と岩国市の市町境にあたる、山口県道135号北中山岩国線の山陽本線跨線橋(あけぼの橋)の南側に位置する。元々和木町には山陽本線が通過していたものの、町域を通過する区間が1km弱と短く、隣接する大竹駅からも1.5kmと比較的近かったこともあって鉄道駅がなかった。町民は隣接する大竹駅または岩国駅を利用していたが、1982年(昭和57年)以降広島 – 岩国間のダイヤが「短編成・高頻度」の都市近郊型に移行し、同区間で新駅が続々と誕生する中で和木町がJRに新駅の設置を打診。広島シティネットワーク整備の一環として、町や関係機関等が駅施設の建設費を負担する請願駅として設置された。
有効長165m(8両編成対応)、幅2m(内4両編成分は3m)の相対式2面2線のホームを有し、ホーム南端25mが岩国市域(岩国市装束町)にかかる。西口(和木町役場方面)と東口(国道2号方面)の2ヶ所の出入り口を有し、東西それぞれに簡易自動改札機が設置されている。西口にはトイレ(男女別・多目的)と駅事務室が設けられ、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。岩国駅管轄の簡易委託駅で、西口にPOS端末が設置されている。
東西を結ぶ自由通路が設けられ、駅にはエレベーターが各ホームに設けられている。西口側および東口側に自動車停車帯および駐輪場が確保されている。町内巡回バスおよび岩国市営バスが駅前広場に乗り入れる。
接近メロディーは広島支社標準の接近メロディーであるが、当駅のみ音程が半音上がったものを使用している。
のりば[編集]
和木駅交流プラザ[編集]
当駅は鉄道駅であると同時に、和木町の設置条例[1]に基づく公共施設でもある。ホームなどのJR西日本の保有施設を除く部分(駅舎事務室、自由通路など)は和木町の保有・管理する施設である。
当駅の施設のうち、和木町が保有・管理する部分については和木駅交流プラザという総称が与えられており[2]、駅周辺に設置してある駐輪場ともども、指定管理者制度に基づく管理が行われている。2020年4月1日現在の指定管理者は、株式会社不二ビルサービス[3]。
なお、上記の指定管理者の行える業務にはJR西日本の乗車券類の発券業務等[4]も含まれている。和木町より任命された指定管理者の、当駅運営上の相互関係については明らかでない。
和木町役場などが集まっている町の中心部は、西口から約650m前後離れている。
西口の前にスーパー(丸久)が営業している。
利用状況[編集]
1日の平均乗車人員は以下の通りである[1]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2008 | 773 |
2009 | 796 |
2010 | 841 |
2011 | 896 |
2012 | 927 |
2013 | 943 |
2014 | 962 |
2015 | 989 |
2016 | 1,010 |
2017 | 1,011 |
2018 | 985 |
2019 | 1,008 |
2020 | 787 |
- 西日本旅客鉄道
- R 山陽本線
- ■快速「通勤ライナー」(平日朝上りのみ運転)
- 通過
- ■快速「シティライナー」(土休日のみ運転)・■普通(呉線内で快速となる列車を含む)
- 大竹駅 (JR-R14) – 和木駅 (JR-R15) – 岩国駅 (JR-R16)
- ■快速「通勤ライナー」(平日朝上りのみ運転)
- 補足1 [2]
- 補足2 設置条例の名称は、『和木駅交流プラザ及び和木町駐輪場条例』(平成19年12月20日条例第15号)[3]である。
- 補足3 『和木駅交流プラザ及び和木町駐輪場条例』[3]第1条(目的)および第2条(定義)により規定。
- 補足4 平成20年第1回和木町議会臨時会[4]で可決された議案第2号、および、受託した(株)不二ビルサービスの開設ページ[5]により指定事実が公開されている。
- 補足5 『和木駅交流プラザ及び和木町駐輪場条例』[3]第5条(4)により規定。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
外部リンク[編集]
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