ヴラディミール・シュミツェル – Wikipedia

ヴラディミール・シュミツェル(Vladimír Šmicer, 1973年5月24日- )はチェコ、ジェチーン出身の元同国代表サッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。

クラブ経歴[編集]

フランスのランスで頭角を現し、リーグ優勝を経験した。1999年にリヴァプールに加入し、レアル・マドリーへ移籍したスティーブ・マクマナマンに代わり、リヴァプールの7番を背負う。2001/02シーズンにはリヴァプールのFAカップ、リーグカップ、UEFAカップの三冠制覇に貢献した。また2004/05シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ決勝のACミラン戦では、負傷したハリー・キューウェルにかわって途中出場し、リヴァプールの2点目となるミドルシュートを決めて優勝に貢献した。[2]
その試合がリヴァプールでのラストマッチになり、その後はボルドー、スラヴィア・プラハでそれぞれ2シーズンずつプレーした。

代表経歴[編集]

攻撃的なポジションならどこでもこなせるユーティリティープレーヤーだった。欧州選手権には3度出場し、3度の大会でゴールを決めた数少ない選手の一人である。EURO96のロシア戦で挙げた同点弾は[3]、チェコのグループリーグ突破を決めるゴールとなった。また、EURO2000では、チェコの大会唯一の勝利となるデンマーク戦の全2ゴールを決めた[3]。さらに、EURO2004でも屈指の好勝負となったオランダ戦で終了間際の勝ち越しゴールを挙げており[3]、レギュラーとしてもスーパーサブとしても大きな存在感を発揮してみせた。怪我により2006ドイツW杯は辞退せざるをえなかったが、[4] この大会でのチェコのグループリーグ敗退は、彼の不在も遠因のひとつといえる。2008年のEURO2008

2009年11月9日、体の限界を理由に現役引退を発表し、翌年に引退試合を開催した。[5]引退後はチェコ代表のスポーツマネージャーとなった。

所属クラブ[編集]

外部リンク[編集]