朝比奈あすか – Wikipedia
朝比奈 あすか(あさひな あすか、1976年7月5日[1] – )は、日本の小説家。本名、久保田あすか[1]。東京都生まれ[2]。慶應義塾大学文学部卒業 慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所修了[3]。2000年、大伯母の戦争経験を記録したノンフィクション『光さす故郷へ』を発表。2006年、「憂鬱なハスビーン」で第49回群像新人文学賞を受賞[4]、同作を表題作とした単行本が刊行され、小説家デビュー[5]。
作品リスト[編集]
ノンフィクション[編集]
小説[編集]
- 憂鬱なハスビーン(2006年8月 講談社 / 2010年10月 講談社文庫)
- 初出:『群像』2006年6月号
- 声を聴かせて(2008年8月 光文社 / 2014年1月 光文社文庫)
- 声を聴かせて(『小説宝石』2008年12月号)
- ちいさな甲羅 初出:『群像』2007年8月号
- 彼女のしあわせ(2010年5月 光文社 / 2013年5月 光文社文庫)
- 征子の道(『VERY』2007年10月号)
- 月子の青(『VERY』2007年11月号)
- 凪子の空(『VERY』2007年12月号)
- 母の帰る場所 「佐喜子の家」へ改題(『小説宝石』2008年9月号)
- やわらかな棘(2010年7月 幻冬舎 / 2014年2月 幻冬舎文庫)
- まちあわせ(『パピルス』18号 2008年6月)
- ヒヨコと番長(『パピルス』21号 2008年12月)
- 美しい雨(『パピルス』23号 2009年4月)
- 春待ち(『パピルス』27号 2009年12月)
- 月曜日の朝へ(2010年10月 講談社)
- クロスロード(『群像』2010年2月号)
- 月曜日の朝へ(『群像』2006年12月号)
- BANG! BANG! BANG!(2011年10月 講談社)
- 初出『esora』vol.10
- 【文庫化】ばんちゃんがいた(2017年2月 双葉文庫)
- プールサイドの彼方(2012年9月 実業之日本社)
- 初出『紡』vol.1 – 4
- 【文庫化】闘う女(2015年4月 実業之日本社文庫)
- 憧れの女の子(2013年2月 双葉社 / 2016年3月 双葉文庫)
- 不自由な絆(2014年9月 光文社 / 2017年3月 光文社文庫)
- あの子が欲しい(2015年1月 講談社 / 2017年2月 講談社文庫)
- 天使はここに(2015年4月 朝日新聞出版)
- 自画像(2015年10月 双葉社)
- 少女は花の肌をむく(2016年6月 中央公論新社)
- 人間タワー(2017年10月 文藝春秋 / 2020年11月 文春文庫)
- みなさんの爆弾(2018年4月 中央公論新社)
- 人生のピース (2018年11月 双葉社) 2019年8月に東京芸術劇場シアターウエストにてミュージカル化(元劇団四季の木村花代やオリエンタルラジオの藤森慎吾らが出演)
- 君たちは今が世界 (すべて) (2019年6月 KADOKAWA / 2021年7月 角川文庫)
- 2020年の開成中学、海城中学、サレジオ学院中学校、久留米大附設中学、大妻中学、桜美林中学校等の13校の中学入試に出題された[6]。『人間タワー』が早稲田実業中学校の入試に、『さよなら獣』が広尾学園の入試に出題されるなど、国語入試頻出作家とされる。
- 翼の翼(2021年9月 光文社)
アンソロジー[編集]
「」内が朝比奈あすかの作品
- 不機嫌の椅子 ベストエッセイ2008(2008年6月 光村図書出版)「記憶する体」《エッセイ》
- 美女という災難(2008年8月 文藝春秋 / 2011年10月 文春文庫)「記憶する体」《エッセイ》
- 密やかな口づけ(2014年2月 幻冬舎文庫)「星屑おっぱい」
- 魔女の宅急便 ジブリの教科書5(2013年12月 文春ジブリ文庫)「かつて十三歳だった全ての大人に」《ノンフィクション》
- 小説BOC4 2017年冬号(2017年1月 中央公論新社)「初恋」
- 小説BOC6 2017年夏号(2017年7月 中央公論新社)「官能小説家の一日-読み切り短篇-」
- Valentine Stories(2018年1月 中公文庫)「初恋」
単行本未収録作品[編集]
- 天使の輪(『群像』2008年1月号)
- 巣の人(『すばる』2008年6月号)
- 河上さん(『小説宝石』2009年10月号)
- 星屑おっぱい(GINGER L. vol.4)
- アマリリスの家(『すばる』2011年4月号)
外部リンク[編集]
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