小野栄一 – Wikipedia

小野 栄一(おの えいいち、1930年2月5日 – )は、日本の司会者、コメディアン、ボードビリアン、実業家である。娘は歌手の小野ひとみ。

1930年(昭和5年)2月5日、北海道に生まれる。新制・北海道立札幌第二高等学校(現在の北海道札幌西高等学校)では映画評論家の品田雄吉と同期、俳優の左右田一平は一期下であった[1]。同校卒業後、北海道大学に進学するも、中途退学する。

1952年(昭和27年)、日本コロムビアの司会者として舞台に立ち、デビューする。

昭和中期にテレビや寄席などで活躍、美空ひばりや灰田勝彦の物まね、テレビ番組『そっくりショー』の司会などで知られた。また、テレビ映画『オットいたゞき』では人情味あふれる詐欺師役、テレビ人形劇『ひょっこりひょうたん島』では、声優を務めるなど、多方面で活躍した。六本木のクラブ「オーカルカッタ」のステージに、早野凡平らと立つなどの活動も行った。

1966年(昭和41年)に放映開始したテレビ映画『オットいたゞき』の主題歌を自ら作詞、歌唱した[2]。1960年代後半に放映開始した三越ハウス(三越商事)のコマーシャルソング『一つやまこし三越商事』も自ら作詞、歌唱している[3]

1970年代には、芸能プロダクション(ONOプロダクション)の経営を務め、台湾に進出、酒巻輝男のプロモーションを行なった。

1974年(昭和49年)2月、自宅が全焼した。同月、坂上二郎宅も半焼、芸能人宅の連続火災としてワイドショーに取り上げられた。

甥に評論家の唐沢俊一、漫画家の唐沢なをきがおり、1991年(平成3年)にはONOプロダクションの仕事を唐沢俊一が引き継いだ。

2010年(平成22年)、テレビドラマ『熱海の捜査官』に出演、熱海の謎の老人・蛇川方庵を演じ、健在な姿を見せた[4]

落語協会に所属していたが、2015年12月で退会している[5]

主な出演番組[編集]

フィルモグラフィ[編集]

映画[編集]

  • 『喜劇競馬必勝法 大穴勝負』、監督瀬川昌治、東映、1968年 – 競馬場の男 役

テレビ映画[編集]

  • 日産スター劇場『堂々たる人生』、日本テレビ放送網、1963年12月7日放映
  • 『オットいたゞき』
  • 『天下の若者』、フジテレビジョン、1964年3月13日 – 1965年3月26日放映
  • 『特別機動捜査隊』、東映テレビ・プロダクション / 日本教育テレビ – ゲスト出演
    • 第219回『007はテーブルナンバー』、脚本瀬川昌治、監督松島稔、1966年1月5日放映
    • 第516回『涙の季節風』、脚本鹿谷裕一、監督中村経美、1971年9月22日放映
  • 『天下の青年』、フジテレビジョン、1967年4月3日 – 同年7月10日放映
  • 『愛妻くん ラブレター』、日活 / 東京放送、1967年7月16日放映
  • 日産スター劇場『養子天国』、日本テレビ放送網、1967年11月4日放映
  • 『熱海の捜査官』、テレビ朝日、2010年 – 蛇川方庵 役

ディスコグラフィ[編集]

すべて歌唱、一部作詞作品がある[3]

参考文献[編集]

関連事項[編集]

外部リンク[編集]