ロッテアライリゾート – Wikipedia

リゾート施設(2018年8月)

ロッテアライリゾートは、新潟県妙高市に存在するスキー場とリゾートホテルによる複合リゾート施設である。

旧称ARAI MOUNTAIN&SPA(アライ・マウンテン アンド スパ)。「ARAI」の名は当時の妙高市の市名である新井市にちなむ。典型的な、バブル末期に計画・着工されたが開業時にはバブルが崩壊していたというリゾート施設ではあったが、豊富な降雪量によりパウダー志向も満足させる5月まで滑走が可能なゲレンデと、温泉施設などを拡充し続けたことで比較的長い間経営が維持された。

盛田英夫の資産管理会社レイケイ(盛田)[注釈 1] や旧新井市が出資した第三セクター、株式会社新井リゾートにより開発・1993年に開業。初年度から赤字を出すなど苦戦が続き、レイケイは総額で500億円[注釈 2] もの投資を行ったが撤退[1]。2004年、「新井リゾートマネジメント」が運営を引き継いだ。

2000年代に入り、スキーヤーが激減したことに加え、2005年のシーズンには豪雪すぎて集客がままならないという状況[注釈 3] となり、2006年7月10日に新井リゾートマネジメントは11億円以上の負債を抱えて経営破綻した。

その後スキー場とホテルは閉鎖状態となっていたが(ARAIリゾートログ山荘「プリマベーラ」のみ営業継続)、市税滞納により妙高市に差し押さえられ、2015年6月公売によって18億円で落札・7月3日に譲渡が完了した。落札したのは韓国のホテルロッテの子会社の「株式会社ホテルアンドリゾート上越妙高」で、設立は2015年5月、資本金5万円である[2](その後資本金は70億円に増資[3])。当初は2016年に一部再オープンする予定だったが、2017年12月に「ロッテアライリゾート」として全面オープンする計画に変更されている[4]

ロッテアライリゾートとしての2017年開業にあたっては、プレミアムマウンテンリゾートを謳い、滞在型・インバウンド集客を狙っている[5]。スキー場の規模・設備は従来同様だが、ジップラインなどグリーンシーズンのアクティビティを用意し、旧温浴施設に新たに掘削した温泉を引くなど、施設の拡充を図った[6]。リフト券はファーストクラス大人1日8,000円(リフト・ゴンドラ優先乗車が出来る)、エコノミーでも同6,000円と、比較的高額に設定された(1日券・午後券では20:00までのナイター利用も可能)。

運営会社である株式会社ホテルアンドリゾート上越妙高は、2019年9月に株式会社LOTTE Hotel Araiへ商号変更された。

ゲレンデ[編集]

  • スキー 55% スノーボード45%
  • コース比:上級30% 中級45% 初級25%
  • 索道 ゴンドラ1本、クワッドリフト2基、ペアリフト2基

グリーンシーズン[編集]

グリーンシーズンでは、スカイウェイ(ゴンドラリフト。全長1,500m、所要15分)、ツリーアドベンチャー、ジップツアー、チュービングパーク、ボルダリング、ガーデンプール等の営業を行っている[7]

アクセス[編集]

    • 上信越自動車道 新井スマートICから7.6km
    • 上信越自動車道 中郷ICから国道18号・県道428号 7.6km
      • 上信越自動車道信濃町IC-新井PA(スマートIC)間は2018年12月からの新チェーン規制区間となっており、大雪特別警報等の際はスタッドレスタイヤでもチェーンを装着しないと走行できない規制が実施される可能性がある。
  • 鉄道
  • 1991年(平成3年) – 7月着工。当初は1992年(平成4年)オープン予定であったが工期の遅れ等によりずれ込むことになる。
  • 1993年(平成5年) – 12月、スキー場のメインゲレンデとホテルが先行オープン。オープン時の名称はARAI MOUNTAIN&SKI RESORTであった。
  • 1994年(平成6年) – ペアリフト新設、ナイター営業を開始。
  • 1996年(平成8年) – 1996-1997シーズンから、名称をARAI MOUNTAIN&SNOW PARKに変更。地ビール(新井ビール)の醸造、販売を開始。このころまではコース外滑走は認められていなかった。アバランチ(avalanche:雪崩)コントロールを取り入れる試みが始まる[9]
  • 1997年(平成9年) – 1997-1998シーズンから、ゴンドラ中間駅起点のクワッドリフトを新設。コース外滑走可能区域が設定される[10]
  • 1999年(平成11年) – ホテル増設、プール施設オープン。
  • 2002年(平成14年) – 2002-2003シーズンから、名称をARAI MOUNTAIN&SPAに変更[11]。エステティック施設を充実。
  • 2004年(平成16年) – 新井リゾートマネジメント(妙高市)が経営を引き継ぐ。
  • 2005年(平成17年) – 結果的に2005-2006が旧新井リゾート時代の最後の営業シーズンとなる。
  • 2006年(平成18年) – 7月10日、新井リゾートマネジメントが倒産。
  • 2015年(平成27年) – 3月14日~22日、跡地で有志が「大毛無山の魅力再発見ツアー」を開催[12]。7月、公売により韓国ホテルロッテ子会社の所有となった。
  • 2017年(平成29年) – 12月16日、ロッテアライリゾートとして再オープン。

注釈[編集]

  1. ^ 漢字では「鈴渓」。2015年現在「ガラヒ産業」。1995年当時はソニーの筆頭株主。総資産は1000億円弱。コロラドのスキーリゾートで100億円、F1レースで230億円の損失を出し、すべてのソニー持ち株を売り払い、56億円の追徴課税が払えずに2005年6月解散。
  2. ^ 初期投資約250億円、追加投資約250億円。
  3. ^ JR信越線が雪で約530本運休し、キャンセルが続出、利用者が前年同期比20%減の約8万。妙高市は1月、最大で3.56mの積雪を記録している。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]