太陽は泣いている – Wikipedia

太陽は泣いている」(たいようはないている)は、いしだあゆみの楽曲で、24枚目のシングル。1968年6月10日に日本コロムビアより発売された。
なお、本項では便宜上、同曲のリメイク・カヴァー版となる山内恵美子の楽曲「太陽は泣いているセンセーション’78」(たいようはないているセンセーションななじゅうはち)についても記述する。

日本コロムビア移籍後の第1弾シングル。歌手デビューから約4年間はビクターレコード(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)に所属していたが、大きなヒット曲には恵まれず移籍となった。

ビクター時代はいずみたくがほとんどの楽曲を作曲していたが、コロムビアのディレクター泉明良は、新たに作曲に筒美京平を起用。作詞にはビクター時代からいしだの将来性に注目していた橋本淳を起用する[2]。また楽曲については日本音楽出版(現:日音、TBSホールディングス(TBSHD)の音楽出版社)が著作権管理と制作コーディネーション、作品のプロモーションを担当することになり、いしだを歌手として成功させるためのスタッフチームが確立される[2]

本作はGSスタイルのリズムセクションをフィーチャーした和製ポップス調の作品で、ヒットチャートでは最高位18位まで上昇するスマッシュヒットとなり[3]、後にサザンオールスターズの桑田佳祐、原由子などのアーティストにカバーされる。

B面(カップリング曲)の「夢でいいから」は、B面曲でありながら多くのアーティストにカバーされている[3]。そのため、1971年11月に再リリースされた際に「夢でいいから」がA面曲に昇格し、事実上の両A面仕様となり(レーベルはAB面が修正されたが、レコード品番はオリジナル盤と同一)、更にジャケットも変更された[4]

※全作曲・編曲:筒美京平

オリジナル盤、および復刻盤
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「太陽は泣いている」 橋本淳  
2. 「夢でいいから」 林春生  

合計時間:

1971年11月再リリース盤(『夢でいいから/太陽は泣いている』)
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「夢でいいから」    
2. 「太陽は泣いている」    

合計時間:

収録アルバム[編集]

太陽は泣いている
夢でいいから

山内恵美子によるカヴァー[編集]

太陽は泣いているセンセーション’78」は、山内恵美子(現・山内絵美子)の楽曲で、6枚目(旧山内えみこ名義から通算して)のシングル。1978年6月25日にビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)より発売された。

本来、このリメイク・カヴァー版は安西マリアに提供される予定だったが、諸事情により山内に提供されることとなった。また、B面収録曲の「涙は紅く」は1970年にリリースされた山本リンダの同楽曲[5]のカヴァー版となっている。

※全作詞:橋本淳、全作曲:筒美京平

  • 1. 太陽は泣いているセンセーション’78 [3:40]
  • 2. 涙は紅く [3:28]

その他のカヴァー[編集]

太陽は泣いている
夢でいいから

関連項目[編集]