ラ・シャリテ=シュル=ロワール – Wikipedia

ラ・シャリテ=シュル=ロワール(フランス語:La Charité-sur-Loire)は、フランス中央部ニエーヴル県にあるコミューンである。

この町は、1059年にロワール川の島にあった最初のクリュニー修道院の教会が始まりである。

1429年12月24-25日にジャンヌ・ダルクらがラ・シャリテ=シュル=ロワール包囲戦(en)を行ったが失敗している。
1559年に大火で荒廃した。ユグノー戦争では、1570年8月サン=ジェルマン=アン=レー講和条約によって、ユグノーの安全が保護された町の一つであった。第二次ユグノー戦争では、補強された町はカトリックの軍によって8ヶ月の包囲に耐えた。

フランス革命まで小修道院には、わずか12人の修道士が居たが、後に個人に売却された。この修道院は、高速道路建設計画で壊される予定であったが、1840年『カルメン』の著者で、最初のフランス歴史記念物監督官となったプロスペル・メリメに、残す価値がある建物と報告され保護された。

世界遺産

修道院は廃墟のようになっているが、ノルマン人の貴族Simon I de Senlisが埋葬されている。 1998年、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部として、サント・クロワ・ノートル・ダム教会はUNESCOの世界遺産に登録された。

今年の言葉[編集]

毎年、この町では言葉の祭典(festival du mot)が開かれており、その年一年をあらわす言葉が選定されている。

選ばれた言葉 解説
2018 femmes 「女子」の意。ネットユーザーが選んだのは「Métissage(混血)」である[1]。セクハラ暴行事件を起こした映画監督ハーヴェイ・ワインスタインの事件以降、映画『ワンダーウーマン』、ドラマ『侍女の物語』と女性を主演とした作品が多く世に出て、多くの人々が「女性」という言葉を使用したことから。
2017 Renouveau 「更新、代謝」の意[2]
2016 réfugiés 「難民」の意[3]
2015 Laïcité 「ライシテ(世俗主義)」の意
2014 SELFIE
TRANSITION
「自分撮り」の意
「変遷」の意[4]
2013 Transparence
(インターネット選考:mensonge)
「透明」の意、政治の透明性に関する法律施行
「虚言」の意
2012 Twitter
(インターネット選考:changement)
Twitter: フランス語の動詞のように扱われ、簡潔さ、スピード、および共有を促進する新しいコミュニケーションモデルとして選考された
「変更」の意、ネットユーザーは自分の状況の改善を願って選考した[5][6]
2011 Dégage ! 「失せろ!」、「どけ!」の意。アラブの春でチュニジア大統領ベン・アリーと民衆を煽ったフランス大使に使われた。
2010 Dette 「債務」の意
2009 Parachute doré ゴールデンパラシュート、役員への退職金等のこと
2008 Bling-bling ヒップホップ用語で、「宝石などをじゃらじゃらつけて派手な様子」。当時の大統領ニコラ・サルコジへの揶揄「President Bling-Bling」
2007 Bravitude サルコジ大統領の対抗馬だったセゴレーヌ・ロワイヤルが万里の長城を訪れたときに使った造語「勇気が膨らむ感じ」[7][8]
2006 Respect 「尊敬」の意
2005 Précarité 「不安定性」の意、反初期雇用契約(CPE)運動で使用された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]