ジ・インターネット (バンド) – Wikipedia

ジ・インターネット (The Internet) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のトリップ・ホップバンド[1]。R&B、ヒップホップ、ジャズ、ファンク、エレクトロニック・ダンス・ミュージックをブレンドした音楽を特徴とする。メンバーは、シド、マット・マーシャンズ、スティーヴ・レイシー、パトリック・ペイジ2世の5人で、各々ソロミュージシャンとしても活動している。

2011年、タイラー・ザ・クリエイターが主宰するヒップホップコレクティヴOdd Futureのいちグループとして結成。同年、アルバム『Purple Naked Ladies』でデビュー。2013年、2作目のアルバム『Feel Good』をリリースする。3作目『Ego Death』(2015年)は、第58回グラミー賞の最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞にノミネートされた[2]。2018年、4作目『Hive Mind』をリリースする。

ライブで演奏するバンド(2012年)

2011年初頭、ジ・インターネットは、オッドフューチャーのメンバーであるシドとマット・マーシャンズ、ツアーメンバーのパトリック・ペイジ、クリストファー・スミス、テイ・ウォーカーによって結成された。バンド名はもともとジョークとしてスタートしたもので、レフト・ブレインがインタビュアーに出身を聞かれたら「インターネットから来たと言うつもりだ」と言ったことに着想を得た[3]

2011年12月19日、アルバム『Purple Naked Ladies』でデビュー[4]。アルバムに収録されている「Cocaine」「Fastlane」の2曲は、リリースに合わせてミュージックビデオが公開された。

2013年9月24日、2作目のアルバム『Feel Good』をリリース、評論家から高い評価を受けた[5]

2015年6月30日に、3rdアルバム『Ego Death』をリリース[6]。第58回グラミー賞のグラミー賞最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞にもノミネートされ、本格的にブレイクを果たす[7]

『Ego Death』リリース後、バンドメンバーがソロ活動に専念する期間が続く。2017年には、マット・マーシャンズの『The Drum Chord Theory』、シドの『Fin』、スティーヴ・レイシーの『Steve Lacy’s Demo』、パトリック・ペイジの『Letters of Irlevreance』、クリストファー・スミスの『Loud』などがリリースされる[8]

2018年7月20日、4作目のアルバム『Hive Mind』をリリースする[9]。アルバムタイトルはアメコミのスーパーヒーローから着想を得た。

2019年10月8日、カナダのスコシアバンク・アリーナで初のスタジアム会場での単独公演をおこなった。

メンバー[編集]

  • シド(Syd) – ボーカル (2011–)
  • マット・マーシャンズ(Matt Martians) – キーボード (2011–)
  • スティーヴ・レイシー(Steve Lacy) – ギター、ボーカル (2015–)
  • パトリック・ペイジ2世(Patrick Paige II) – ベース (2013–)
  • クリストファー・スミス(Christopher Smith) – ドラムス (2013–)

過去のメンバー[編集]

  • テイ・ウォーカー(Tay Walker) – キーボード (2011-2013)
  • ジャミール・ブルーナー(Jameel Bruner) – キーボード (2013-2016) サンダーキャットの実弟

エピソード[編集]

  • Airbnbで借りた家をスタジオ代わりにレコーディングを行ったことがある。シドがポータブル・スタジオを持っており、どこでもセットアップが可能であった[10]
  • 水原希子と親交があり、2018年の「La Di Da」のMVに出演している[11]

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム

  • Purple Naked Ladies (2011年)
  • Feel Good (2013年)
  • Ego Death – エゴ・デス (2015年)
  • Hive Mind (2018年)

来日公演[編集]

  • 2016年
  • 2018年
    • 1月24日 大阪 Umeda CLUB QUATTRO
    • 1月25日 東京 渋谷 TSUTAYA O-EAST
  • 2019年
    • 2月26日 東京 新木場 STUDIO COAST
    • 2月27日 大阪 BIGCAT

外部リンク[編集]