大野町 (市川市) – Wikipedia

大野町(おおのまち)は、千葉県市川市の地名。現行行政地名は大野町一丁目から大野町四丁目。郵便番号は272-0805[2]

市川市北部に位置する。北は大町、東は鎌ケ谷市中沢、南東は柏井町、南は南大野、南西は下貝塚、西は松戸市高塚新田と接している。町域内は住宅地となっている一方、北東部にあたる四丁目では農地も多く残り、市川霊園や大町自然公園がある。市川市で数少ない住居表示未施行地域である。

二丁目に市立大柏小学校、三丁目に市立第五中学校、市川大野郵便局、四丁目に市川霊園がある。かつては県立市川北高等学校があったが、市川西高等学校と統合し市川昴高等学校となった。

地価[編集]

住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、大野町2丁目1875番27の地点で12万8000円/m2となっている。[5]

沿革[編集]

  • 平安時代中期 – 平将門によって築城された大野城があったとの伝承。
  • 鎌倉時代 – 八幡荘大野村に属し曾谷教信が支配する。当時、迎新田・迎米・御門・殿台の4郷で構成されていたことが知られ、現在の大野町一丁目 – 四丁目の原形とする説もある[6]
  • 1869年(明治2年) – 葛飾県葛飾郡大野村となる。
  • 1871年(明治4年) – 廃藩置県、県の統合により印旛県葛飾郡大野村となる。
  • 1873年(明治6年) – 県の統合及び、郡の分割により千葉県東葛飾郡大野村となる。
  • 1889年(明治22年) – 東葛飾郡柏井村、奉免村、大町新田と合併し、東葛飾郡大柏村大字大野となる。
  • 1949年(昭和24年)11月3日 – 市川市に編入。市川市大字大野となる。
  • 1951年(昭和26年)12月1日 – 市内の大字を町に変更。それに伴い、市川市大野町一丁目 – 四丁目となる。

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
大野町一丁目 1,132世帯 2,600人
大野町二丁目 1,423世帯 3,367人
大野町三丁目 1,885世帯 4,114人
大野町四丁目 1,399世帯 3,159人
5,839世帯 13,240人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[7]

町域の中央をJR東日本武蔵野線が通り、市川大野駅が設置されている。

市川霊園(大野町四丁目)