モノポリー世界選手権 – Wikipedia

モノポリー世界選手権(モノポリーせかいせんしゅけん、英 : Monopoly World Championship)とはハズブロが主催するモノポリーの世界選手権大会である。

1973年に第1回大会がアメリカで開催され、1975年の第3回大会からアメリカと欧州以外の国が参加している。第8回大会から第12回大会までは4年おきに開催されていたが、第13回大会は前回大会から5年後、第14回大会は前回大会から6年後となっている。

各国の代表決定戦で決定した代表らとディフェンディングチャンピオンによって競われる。大会では英語が公用語として用いられ非英語圏の代表には通訳がつく。2015年の大会では各テーブル4人による予選(制限時間60分)を3ゲーム行い、獲得ポイント上位16名が準決勝に進出。準決勝(制限時間75分)の勝者4名が決勝(制限時間2時間)に進出。

優勝賞金[編集]

第4回から優勝者に賞金が贈られるようになり、第7回からはモノポリーのセットの中にある紙幣の総額と同じ額の現金1万5140ドルとなった。第13回からは前年に発売されたセットの紙幣の総額が2万580ドルに増えたため、賞金も併せて増額された。

  • 第4回・第5回 5000ドル
  • 第6回 1万ドル相当の買い物
  • 第7回~第12回 1万5140ドル
  • 第13回~ 2万580ドル

優勝者一覧[編集]

スピードダイス[編集]

スピードダイス(バスの裏は3、2の裏は1、ミスターモノポリーの裏は同じくミスターモノポリー)

スピードダイスは2008年からアメリカで発売されたモノポリーに導入された時間短縮用のオプションルールで、通常のサイコロとは別に3個目の「スピードダイス」と呼ばれる赤いサイコロを使う。スピードダイスには「1」「2」「3」の目に加え、「ミスターモノポリー」の絵柄が2面、「バス」の絵柄が1面ある。配置は1の裏が2、1の右隣に3がありその裏がバス、残りの2面がミスターモノポリーである。

  1. 1周目はサイコロ2つを振るが、2周目(GOマスに到達した次の番)からサイコロ2つに加え、スピードダイス1個も同時に振らなければならない。
  2. 「ミスターモノポリー」が出た場合はまず残り2つのサイコロの出目の数で移動し、なおかつまだ購入されていないマスで最も近いところに進み、購入か競売を選ぶ。ただし、全てのマスが売り切れている場合、現在自分の駒のあるマスから最も近い他のプレーヤーのレンタル料を支払うマスに進み、レンタル料を支払う。(全て抵当の場合は移動しない)
  3. 「バス」が出た場合は2つのサイコロの出目のうち、サイコロ2つの合計の数以外に片方のみの出目を選ぶこともできる。例えば、「1」「2」と「バス」が出ると、「1+2=3」以外に「1」または「2」をプレーヤーが選ぶことができる。
  4. サイコロ2個とスピードダイス1個の全てが同じ数字の場合(例:「1」「1」と「1」)は、ボード上の任意の場所に進める。(例:「刑務所へ行け」のマスに進み、刑務所に入る)
  5. サイコロ2個とスピードダイス1個の全ての出目が数字であるが、全てが同じものでない場合、3個の合計の数で移動する。(例:「5」「6」と「3」だと14マス進む)

 

  • 刑務所にいて刑務所から出ない宣言をした場合はスピードダイスを使用せずサイコロ2個のみを使用する。
  • サイコロ2個が同じ数字の場合はゾロ目となり(このときスピードダイスの出目および効果は含まない)、移動後にもう1度サイコロを振れるが、サイコロ2個のうち1個とスピードダイス1個が同じ数(例:「1」「6」と「1」)またはサイコロ2個とスピードダイス1個の全てが同じ数字(例:「1」「1」と「1」)の場合はゾロ目とならない。
  • チャンスカードの「次の水道会社か電力会社に進む」を引いて所有者がいた場合はサイコロ2個とスピードダイス1個を振ってレンタル料を決める。(なお、バスとミスターモノポリーは0の出目として扱われる)

なお、スピードダイスはこれまで日本で発売されているモノポリーには入っておらず、日本選手権でも使われていない。

  1. ^ 優慧太 『快楽モノポリー倶楽部』174ページ。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]