スティル・ライフ (アニー・ハズラムのアルバム) – Wikipedia
『スティル・ライフ』(Still Life)は、イギリスの歌手アニー・ハズラムが1985年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。
全曲ともクラシック音楽の楽曲からの引用で、ルネッサンス(ハズラムの所属バンド)やエレクトリック・ライト・オーケストラとの仕事でも知られるルイス・クラークと、10年以上ハズラムと共同作業を続けてきた作詞家ベティ・サッチャーが全面参加した[1]。また、選曲もハズラム、クラーク、サッチャーによる[2]。ただし、モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム』のみ、サッチャーの歌詞ではなく原曲のラテン語詩で歌われている[2]。
Tomas Mureikaはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「サラ・ブライトマンやシャルロット・チャーチが自分のジャンルを選択するよりも前に、アニー・ハズラムはクラシックのメロディとシンフォニックなオーケストラを用いて、非常に素晴らしい伝統的なメロディと編曲を押し出したポップ・ソングの、完璧なる可愛らしい宝石を生み出した」「ハズラムのキャリアにおけるハイライトの一つ」と評している[3]。また、Martin Hutchinsonは2011年9月19日付の『The Bolton News』において「クラシックとポピュラー音楽の結合は、おおむね良い事ではあるが、このアルバムはそうした結合の最上の結果を提示している」と評している[4]。
リイシュー[編集]
1994年12月16日には、日本のアポロンから世界初CD化された[5]。また、2011年にGonzo Multimediaから発売されたリマスターCD (HST073CD)には、全曲のインストゥルメンタル・ヴァージョンを収録したボーナスCDが付属したヴァージョンも存在する[4]。
4.を除く全曲とも作詞はベティ・サッチャーによる[6]。
- フォーエヴァー・バウンド “Forever Bound” – 3:54
- スティル・ライフ “Still Life” – 3:00
- ワン・デイ “One Day” – 2:58
- アヴェ・ヴェルム “Ave Verum” – 2:43
- シャイン “Shine” – 3:22
- ケアレス・ラヴ “Careless Love” – 3:31
- グリッター・アンド・ダスト “Glitter and Dust” – 3:17
- チャイコフスキー『白鳥の湖』第2幕「情景」からの引用。
- ザ・デイ・ユー・ストレイド “The Day You Strayed” – 3:48
- セイヴ・アス・オール “Save Us All” – 3:49
- スカイラ “Skaila” – 2:35
- ディーリアス、歌劇『コアンダ』より「ラ・カリンダ」からの引用。
- ビター・スウィート “Bitter Sweet” – 2:29
- チェインズ・アンド・スレッズ “Chains and Threads” – 3:39
参加ミュージシャン[編集]
Recent Comments