さっぽろ芸術文化の館 – Wikipedia

さっぽろ芸術文化の館(さっぽろげいじゅつぶんかのやかた)は、かつて札幌市中央区にあった施設。
北海道最大の客席数(2,300席)のホール[3]、宿泊施設、会議室などがあった[4]

1971年(昭和46年)に、「北海道厚生年金会館」として現在地に開館した[5]。国の年金・健康保険制度改革の一環として、2005年(平成17年)に全国の年金・健康保険関連施設の売却が決まると、音楽事業の有志などが集まり「北海道厚生年金会館存続を願う会」を設立し、存続に向けての活動を行った[6][7][8]。2006年(平成18年)に札幌市、札幌商工会議所、北海道による「北海道厚生年金会館存続検討会議」を設置した[9]。2008年(平成20年)に札幌市が入札参加を表明し[10]、同年の入札によって札幌市の施設取得が決まった[11][12]。なお、この間に石綿(アスベスト)除去工事のため翌年にかけて約半年間休館している[13]。2009年(平成21年)に札幌市の所有施設となったことを機に名称を「さっぽろ芸術文化の館」と改称し[11][14]、2010年(平成22年)に札幌市の所管移設としては初となるネーミングライツ(命名権)を導入し[3]、ニトリと協定を締結して愛称が「ニトリ文化ホール」となった[11][15]

2018年(平成30年)9月30日を以て閉館。閉館後の施設解体が決まっており、閉館後のホール機能は、札幌市の市街地再開発事業「札幌創世1.1.1区北1西1地区」に建設された再開発ビル「さっぽろ創世スクエア」の複合施設「札幌市民交流プラザ」内の「札幌文化芸術劇場」に継承する[16][17]。跡地については「仮称・札幌博物館」建設候補地の1つになっている[18][19]

2020年3月、取り壊し開始。

ニトリ文化ホール[編集]

  • ホール
  • ホール事務室
  • 主催者控室
  • 応接室
  • A楽屋(60m2
  • B・C・D・E楽屋(24m2
  • F楽屋(20m2
  • 倉庫
  • ホールロビー
  • 売店カウンター

ホテルさっぽろ芸文館[編集]

客室
  • シングル(14.5m2
  • スタンダードツインA(23.1m2
  • スタンダードツインB(27.0m2
  • ラージツイン(35.2m2
  • 和室(29.9m2
会議室
  • ロイヤルホール(760m2
  • 瑞雪の間(425m2
  • 蓬莱の間(239m2
  • 玉葉の間(155m2
  • 黎明の間(231m2
  • 清流の間(253m2
  • 鈴蘭の間(71m2
  • 琴の間(44m2
  • 鶴の間(44m2
  • 扇の間(44m2
  • 舞の間(27m2
  • 藤の間(和室)(39m2
  • 丹頂の間(和室)(64m2
  • グランシャトー(167m2
レストラン

アクセス・駐車場[編集]

北海道道124号宮の沢北一条線(北1条宮の沢通)沿いに位置している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]