肉極道 – Wikipedia

肉極道』(にくごくどう)は、原作:佐々木善章・作画:森尾正博による日本の漫画。『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて、2017年3月17日号(3月3日発売)[1]から2018年8月17日号(8月3日発売)まで連載。森尾正博の同誌での3作目の作品。原作担当の佐々木は本作で本誌初登場、同時に森尾は自身初のグルメ漫画でもある。本作ではさまざまな肉料理の紹介と、調理する上でのノウハウが描かれているが、作中で描かれたステーキ肉の焼き方を実践し、写真付きでTwitterに投稿したユーザーのツイートが大きな反響を呼んだ[2][3]

あらすじ[編集]

亡くなった祖父の跡を継ぎ、肉料理食堂「あさくら」を独りで切り盛りすることになった浅倉まなび。だが料理の腕はイマイチで評判は悪く、売り上げもガタ落ちの一途を辿る日々を送っていた。

そんなある日のこと、その店にヤクザ風の男が入店。その男はまなびの料理の腕に不満が爆発し、あれやこれやの料理の指導を始める。まなびはその男に「肉極道」というあだ名をつけ、彼の言われるままに様々な肉料理を振舞ってはダメ出しをされる。

登場人物[編集]

浅倉まなび(あさくら まなび)
本作の主人公。
他界した祖父の跡を継ぎ、料理専門学校を中退して肉食堂「あさくら」を切り盛りする。「あさくら」は牛、豚、鶏、羊といった肉料理を中心とした食堂でメニューの数は豊富(注文が無く、まなびが調理したことのないメニューすらある)。
祖父の代はそれなりに繁盛していたが、まなびが引き継いでからは、半年ほど家賃を滞納しているような状態。
姉はパティシエールとしてケーキ店に勤務。
肉極道
「あさくら」に客として訪れる謎の男。本名は不明。夏でもダークスーツ姿にサングラスが特徴。
「肉極道」というのはまなびが心中で名づけたあだ名を差す。
食肉、肉料理に関する豊富な知識と鑑定眼を豊富に持っており、使用する肉の値段も見抜く。まなびの料理の不味さに怒り心頭に発し、様々なダメ出し、指導を行う。
埼玉さん(仮)
「あさくら」の客の1人。都内のアパレルに勤務する女性。酔って来店しては、出された料理の不味さに文句を言い、自分が埼玉県在住(さいたま市以外)なのを馬鹿にしていると泣き出す。
埼玉さんは、まなびが心中で名づけたあだ名。
上田
「あさくら」の客の1人。浪人、留年、休学を体験している大学2年生。チキン・ナゲットに並々ならにこだわりがある。
山本
「あさくら」の近くにあるフランス料理レストランチェーン店「YAMAMOTO」の店長で料理人。

書誌情報[編集]