エルカーサリバー – Wikipedia

エルカーサリバー[1]とは日本の競走馬・繁殖牝馬。1993年金杯(西)・日経新春杯など、中央競馬で重賞4勝を記録した。馬名の由来はスペイン語で家の「El Casa」に英語で川の「River」。主戦騎手は山田泰誠。

1991年7月札幌競馬場でデビュー。初勝利を同年12月阪神競馬場にて挙げる。4歳を迎えた1992年、アーリントンカップで重賞初勝利を上げると以後は牝馬クラシック戦線に加わるも春2冠(桜花賞、優駿牝馬)は共に5着。秋に入りローズステークスをレコードタイム[注釈 1]で優勝し2つ目の重賞タイトルを手にしたが、エリザベス女王杯は1番人気ながら6着に終わり牝馬3冠は無冠に終わった。

古馬となった1993年以降は牡馬と混じりレースに出走。5歳初戦の金杯(西)を牝馬としては10年ぶり、日経新春杯を牝馬としては28年ぶりに制するなどの成績を残した。産経大阪杯4着後、安田記念・宝塚記念を視野に調整がなされていたが、その矢先に脚部の故障を発症し戦線を離脱。故障は軽度のもので半年後に復帰となるも、その後は精彩を欠く内容が続き、勝ち星を上げることなく1994年9月に現役引退となった。

繁殖牝馬としては実績を上げることができず、2008年10月に繁殖登録を抹消されて用途変更され、その後の消息は不明。

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量(kg) 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
1991 7. 13 札幌 新馬 6 2 2 8.3 (3人) 6着 武豊 53 ダ1000m(良) 1:02.8 (37.3) 1.5 ハグロビュウティ
7. 27 札幌 新馬 11 8 10 16.2 (6人) 3着 河内洋 53 芝1200m(稍) 1:13.3 (37.5) 0.1 サクラミサキオー
8. 17 函館 未勝利 7 6 6 3.7 (3人) 2着 河内洋 53 芝1200m(良) 1:12.8 (37.3) 0.1 フィッツバルディ
12. 1 阪神 未勝利 11 6 7 4.5 (2人) 1着 岡部幸雄 53 芝1400m(良) 1:25.1 (36.9) -0.1 (トキオカルメン)
12. 14 阪神 千両賞 500 16 1 1 81.7 (14人) 6着 安田隆行 53 芝1600m(良) 1:38.5 (36.3) 0.6 マイネルロゼッタ
1992 1. 5 京都 福寿草特別 500 16 1 2 18.9 (8人) 2着 山田泰誠 53 芝2000m(良) 2:03.8 (36.1) 0.1 ジョージティムス
2. 1 京都 つばき賞 500 10 1 1 4.1 (3人) 1着 山田泰誠 53 芝2000m(良) 2:04.6 (36.6) -0.4 (サークルワンダー)
3. 8 阪神 アーリントンC GIII 14 8 14 6.2 (2人) 1着 山田泰誠 53 芝1600m(良) 1:37.5 (37.3) -0.2 (テイエムチカラ)
4. 12 阪神 桜花賞 GI 18 8 18 11.3 (4人) 5着 山田泰誠 55 芝1600m(良) 1:38.4 (39.3) 0.9 ニシノフラワー
5. 24 東京 優駿牝馬 GI 18 8 17 21.6 (9人) 5着 柴田政人 55 芝2400m(良) 2:29.3 (36.1) 0.4 アドラーブル
10. 4 阪神 サファイヤS GIII 14 3 4 14.9 (6人) 6着 山田泰誠 54 芝2000m(良) 2:06.6 (37.6) 1.9 サンエイサンキュー
10. 25 京都 ローズS GII 13 1 1 11.4 (4人) 1着 柴田政人 55 芝2000m(良) 2:00.2 (35.1) -0.3 (サンエイサンキュー)
11. 15 京都 エリザベス女王杯 GI 18 3 6 3.3 (1人) 6着 柴田政人 55 芝2400m(良) 2:28.0 (34.8) 0.9 タケノベルベット
12. 20 阪神 阪神牝馬特別 GII 16 8 15 3.8 (1人) 2着 山田泰誠 55 芝2000m(稍) 2:06.2 (38.1) 0.0 ユーセイフェアリー
1993 1. 5 京都 金杯(西) GIII 16 8 15 4.3 (1人) 1着 山田泰誠 55 芝2000m(良) 2:01.4 (35.2) -0.1 (エイシンテネシー)
1. 24 京都 日経新春杯 GII 12 1 1 12.2 (6人) 1着 山田泰誠 55 芝2200m(良) 2:14.0 (35.0) -0.1 (ナイスネイチャ)
3. 14 中山 中山記念 GII 14 6 9 2.5 (1人) 3着 岡部幸雄 55 芝1800m(良) 1:47.3 (35.0) 0.3 ムービースター
4. 4 阪神 産経大阪杯 GII 16 1 1 6.7 (3人) 4着 山田泰誠 55 芝2000m(良) 2:04.5 (37.9) 1.2 メジロマックイーン
11. 21 京都 マイルCS GI 15 4 6 52.7 (14人) 12着 山田泰誠 55 芝1600m(不) 1:36.6 (36.9) 0.9 シンコウラブリイ
12. 26 中山 有馬記念 GI 14 1 1 73.2 (14人) 12着 蛯名正義 55 芝2500m(良) 2:33.1 (36.4) 2.2 トウカイテイオー
1994 1. 23 阪神 日経新春杯 GII 16 4 7 33.5 (12人) 6着 南井克巳 56 芝2500m(良) 2:36.8 (38.0) 1.3 ムッシュシェクル
3. 6 中京 マイラーズC GII 11 8 11 51.9 (8人) 7着 山田泰誠 56 芝1700m(良) 1:42.0 (36.1) 1.4 ノースフライト
4. 3 阪神 産経大阪杯 GII 14 4 6 32.9 (7人) 5着 山田泰誠 56 芝2000m(良) 2:02.0 (35.5) 0.8 ネーハイシーザー
5. 14 阪神 京阪杯 GIII 14 7 12 18.1 (5人) 12着 山田泰誠 56 芝2000m(良) 2:00.9 (37.0) 2.0 ネーハイシーザー
7. 10 中京 高松宮杯 GII 13 4 4 76.7 (9人) 7着 上村洋行 56 芝2000m(良) 2:01.9 (36.9) 1.2 ナイスネイチャ

引退後は北海道タイヘイ牧場にて繁殖牝馬として繋養されたが中央競馬で勝利を挙げた産駒はなく、青森県の大前典男牧場に繋養先を移したものの、2008年10月に用途変更となっている。重賞レースを勝っているにもかかわらず功労馬繋養展示事業の対象馬になっておらず、その後の消息は分かっていない。

産駒一覧[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当時京都競馬場外回り芝2000メートルは重賞競走のみで使用され、1993年のローズステークスを最後に施行されていない。

出典[編集]

外部リンク[編集]