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この項目では、1948年に編成された飛行隊について説明しています。ネゲヴ飛行隊の別名を持つ現役の飛行隊については「第253飛行隊 (イスラエル空軍)」をご覧ください。
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ネゲヴ飛行隊 Negev Squadron |
ネゲヴ飛行隊のパイパー カブ (ドロット基地)
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活動期間 |
1948–1949 |
国籍 |
イスラエル |
軍種 |
イスラエル空軍 |
任務 |
連絡・軽攻撃 |
基地 |
ニルアム(英語版)基地 ドロット基地 ベエルシェバ基地 |
渾名 |
キャメル・スコードロン |
主な戦歴 |
第一次中東戦争 |
指揮 |
著名な司令官 |
エゼル・ヴァイツマン |
表・話・編・歴
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イスラエル空軍 ネゲヴ飛行隊(Negev Squadron) は、イスラエル空軍創設以前に、ハガナーの航空部隊”Sherut Avir“に2番目に編成された飛行隊である[1]。
別名としてキャメル・スコードロン(The Camel Squadron)/ 第2飛行隊 (2 Squadron)としても知られる[1]。
1947年12月にSherut Avirの最初の飛行隊としてテルアビブ近郊のスデ・ドブ基地にテルアビブ飛行隊が編成された[2]。それから数ヶ月後の1948年3月10日、Sherut Avirの2番目の飛行隊としてネゲヴ飛行隊が編成された[1]。ネゲヴ飛行隊は南部方面を担当する部隊として、拠点は現在のガザ地区の付近に位置するキブツ・ニルアム(英語版)とし、編成時の飛行隊長は後に空軍総司令官やイスラエル大統領を歴任したエゼル・ヴァイツマンであった[1]。ニルアム近くには地上部隊のネゲヴ旅団(英語版)の司令部も置かれていた。
ネゲヴ飛行隊の最初の運用機はイギリス空軍から放出された数機のオースターAOP.3/AOP.5であった[1]。
イスラエル独立宣言後、Sherut Avirは正式にイスラエル空軍 (Heyl Ha’Avir) となり、5月にはネゲヴ飛行隊は拠点をニルアムからドロットに移し、またこの頃にイスラエル空軍初の戦闘機部隊として第101飛行隊が編成され、ネゲヴ飛行隊の隊長であったエゼル・ヴァイツマンは第101飛行隊に転属しアヴィア S-199のパイロットとなった。
翌6月にはネゲヴ飛行隊は“第2飛行隊”(2 Squadron)と改称された[1]。同時にテルアビブ飛行隊は”第1飛行隊”となり、また4月に編成されていた3番目の飛行隊”ガリラヤ飛行隊”は”第3飛行隊”と改称されている[2][3]。
ネゲヴ飛行隊にはオースターの他、数機のパイパー カブ、および2機のグラマン G-44 ヴィジョンが配備されたが、同時運用されたのは最大でも7機程度であった。1948年の後半にはネゲヴ飛行隊は拠点をドロットからベエルシェバに移した。
1949年5月になると、ネゲヴ飛行隊/第2飛行隊はテルアビブ飛行隊/第1飛行隊、ガリラヤ飛行隊/第3飛行隊と統合され第100飛行隊に再編された[1][4]。第100飛行隊はその後もイスラエル空軍の軽輸送・連絡などを担当する飛行隊として、現在にいたるまでスデ・ドブ空港を拠点に活動を継続している[4]。
脚注・出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
イスラエル国防軍(ツァハル、IDF) (צבא הגנה לישראל (צה”ל Israeli Defence Force (IDF)
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参謀総長(ラマトカル) רמטכ”ל Ramatkal
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参謀総長直属の組織 |
- 参謀本部(英語版)
- 参謀本部作戦部(英語版)
- 参謀本部諜報部
- 参謀本部偵察ユニット(サイェレット・マトカル)
- 参謀本部計画部(英語版)
参謀本部人事部(英語版)
- 参謀本部技術・兵站部(英語版)
- 参謀本部情報通信部(英語版)
- 長距離作戦科(英語版)
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方面軍司令部と指揮下の師団
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北部軍管区(パツァン) (פיקוד הצפון (פצ”ן Pikud Tzafon (Patzan) |
第36機甲師団 |
現役 |
- 第7機甲旅団
- 第188″バラク”機甲旅団
- 第1″ゴラニ”歩兵旅団
- 第282砲兵連隊(ヘブライ語版)
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予備役 |
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第91地域師団(英語版) |
現役 |
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予備役 |
- 第3″アレクサンドロニ”予備役歩兵旅団(英語版)
- 第8予備役機甲旅団(英語版)
- 第7338予備役砲兵連隊(ヘブライ語版)
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第319予備役機甲師団(英語版) |
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第210地域師団(英語版) |
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中央軍管区(パクマツ) (פיקוד המרכז (פקמ”ז Pikud Merkaz (Pakmaz) |
第340機甲師団(英語版) |
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第98空挺師団 |
現役 |
- 第35″ツァンハニム”空挺旅団
- 第89″オズ”特殊作戦旅団
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予備役 |
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第877地域師団(英語版) |
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南部軍管区(パダム) (פיקוד הדרום (פד”ם Pikud Darom (Padam) |
第162機甲師団 |
現役 |
- 第84″ギヴァティ”歩兵旅団
- 第933″ナハル”歩兵旅団(英語版)
- 第401機甲旅団
- 第215砲兵連隊(ヘブライ語版)
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予備役 |
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第143″ガザ”地域師団(英語版) |
現役 |
- 「ゲフェン」北ガザ地域旅団
- 「カティーフ」南ガザ地域旅団
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第80地域師団(英語版) |
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第252予備役機甲師団 |
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民間防衛軍(ピクァル) (פיקוד העורף (פקע”ר Pikud Ha’Oref (Pical) |
管区 |
- 北部管区
- ハイファ管区
- グッシュ・ダン管区
- 中央管区
- エルサレム管区
- 南部管区
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捜索救難部隊 |
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陸軍指揮本部(マツィ) (זרוע היבשה (ז”י Mefaked Zro’a Ha-Yabasha (Mazi)
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航空宇宙軍(空軍、IAF) זרוע האוויר והחלל חיל האוויר הישראלי) Zroa HaAvir VeHahalal (Kheil HaAvir)
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主要な各空軍基地と所属飛行隊 (活動中の部隊のみ) |
ラマト・ダヴィド空軍基地 |
- 第109飛行隊
- 第110飛行隊
- 第117飛行隊| 第193飛行隊
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ハツォール空軍基地 |
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テルノフ空軍基地 |
- 第106飛行隊
- 第114飛行隊
- 第118飛行隊
- 第133飛行隊
- 第210飛行隊
- 第601飛行隊
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ハツェリム空軍基地 |
- 第69飛行隊
- 第102飛行隊
- 第107飛行隊
- 第123飛行隊
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ネバティム空軍基地 |
- 第103飛行隊
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- 第122飛行隊
- 第131飛行隊
- 第140飛行隊
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ラモン空軍基地 |
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スデ・ドブ空軍基地(空港) |
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パルマヒム空軍基地 |
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セドット・ミハ空軍基地 |
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