森田歩希 – Wikipedia

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森田 歩希(もりた ほまれ、1996年6月29日 – )は、日本の陸上競技選手。専門は中距離・長距離走。茨城県守谷市出身。竜ヶ崎第一高等学校[1]、青山学院大学社会情報学部社会情報学科卒業[2]。GMOアスリーツ所属。身長169cm、体重54kg。父親は元陸上競技選手の森田桂。

守谷市立御所ケ丘中学校3年生の時には全日本中学校陸上では予選敗退だった。しかし5000mでは14分38秒99の中学日本記録(当時)を樹立。竜ヶ崎第一高校時代は全国高等学校駅伝競走大会への出場はなし。2015年、青山学院大学に入学・陸上競技部へ所属。大学三大駅伝デビュー戦となった2016年の全日本大学駅伝では、6区で区間賞を獲得し、MVPに輝き、2017年の第93回箱根駅伝では距離が改定された4区を区間2位で駆け抜け箱根3連覇と大学駅伝3冠に貢献した。

2017年度にはエース格に成長。神奈川ハーフマラソンで自己ベストを更新する1時間2分46秒で3位入賞。第49回全日本大学駅伝では3番目に距離が長い4区に抜擢され区間3位に入ると、2018年の第94回箱根駅伝では2区を走り前回この区間で区間賞を走った神奈川大学の鈴木健吾や東洋大学の相澤晃を抑えて日本人歴代6位の1時間7分15秒のタイムで区間賞を獲得。青山学院大学としては第88回箱根駅伝の出岐雄大以来。チームは往路優勝こそ逃したものの復路6区で逆転、史上6校目の箱根4連覇に貢献した。

2018年度の最終学年時では、青学大陸上部の主将を務めることが決まった[3]。2018年10月の第30回出雲駅伝では3区(8.5Km)は区間2位ながらも総合優勝[4]。及び2018年11月の第50回全日本大学駅伝では7区(17.6Km)を担当、7区中継点では首位の東海大学に11秒差の2位通過だったが、途中で東海大学を逆転して以降も区間2位の記録で首位を保持[5]、両駅伝2大会続けて総合優勝に貢献した。

自身大学最後となる第95回箱根駅伝では、本番数日前迄左股関節の故障により出場が危ぶまれ、当初は補欠に廻っていた[6]。それでも直前で何とか間に合い、往路の3区へ正式にエントリー。スタート時は8位だったが、其処から1時間1分26秒のタイムで区間新記録の快走を見せて、青学大は此処でついに首位へ立った[7]。ところがその後4・5区の失速が響いて、青学大は往路優勝の東洋大学と5分30秒差の6位にまで順位を下げてしまう[8]。翌日の青学大は大きく挽回して、5年連続での復路優勝を果たした。しかし総合成績では優勝した東海大学と3分41秒差の2位に甘んじ、箱根駅伝総合5連覇は惜しくも達成ならず、チーム報告会時での森田は、キャプテンの立場で思わず悔し涙を浮かべていた[9]

箱根駅伝終了後の2019年1月6日、チーム主将を1学年下の鈴木塁人と交代する[10]。なお青学大の卒業後は、競技を継続しGMOアスリーツに就職した。

主な戦績[編集]

大学駅伝成績[編集]

学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2015年度)
第27回
- - -
(出場なし)
第47回
- - -
(出場なし)
第92回
- - -
(出場なし)
2年生
(2016年度)
第28回
- - -
(出場なし)
第48回
6区-区間賞
35分51秒
第93回
4区-区間2位
1時間03分43秒
3年生
(2017年度)
第29回
- - -
(出場なし)
第49回
4区-区間3位
40分16秒
第94回
2区-区間賞
1時間07分15秒
4年生
(2018年度)
第30回
3区-区間2位
25分21秒
第50回
7区-区間2位
51分36秒
第95回
3区-区間新記録
1時間01分26秒

自己記録[編集]

外部リンク[編集]

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