私の百合はお仕事です! – Wikipedia
before-content-x4
『私の百合はお仕事です!』(わたしのゆりはおしごとです!、ドイツ語: Schwestern in Liebe!)は、未幡による日本の漫画作品。略称は『わたゆり』。
一迅社の『コミック百合姫』2017年1月号(2016年11月18日発売)より連載されている[1]。
お嬢様学校(ミッションスクール)を模した「カフェ・リーベ女学園」を舞台に繰り広げられる恋愛模様を描いた作品。コミック百合姫の月刊化を記念して、2017年1月号より新連載された作品である[1]。
あらすじ[編集]
誰からでもよく見られようと自分を作り上げ、振舞ってきた女子高生、白木陽芽。彼女はある日、些細なことからお嬢様学校を模した「カフェ・リーベ女学園」で働くことになる。そこは店員が女学園の生徒に扮し、客に給仕を行うサロンだった。陽芽は持ち前の外面の良さから、カフェの先輩である綾小路美月を何気なく「お姉さま」と呼んでしまう。
登場人物[編集]
名前は、本名/リーベ女学園での名をあらわす。
- 白木 陽芽(しらき ひめ)/白鷺 陽芽(しらさぎ ひめ)
- 声 – 小倉唯[2]
- 本作主人公。億万長者と結婚し玉の輿に乗ることを夢見て、常に誰からでも愛される自分を演じてきた。外面が良い分、他が適当。非常にモテるが告白は全て断っている。果乃子と美月のことは「大事な友達」と言い、外面を使わなくても話せる数少ない相手。舞に怪我をさせてしまったことで半強制的にリーベで働くことになる。
- リーベ女学園では初日早々に綾小路美月を「お姉さま」と呼んでしまうが、そのために彼女と特別に親しい関係である姉妹(シュヴェスター)の契りを結ぶ。最初はオンオフの激しい美月に困惑していた。後に美月が小学生の頃仲良くしていた相手だったと知る。
- 集団でのお風呂が嫌い。
- 矢野 美月(やの みつき)/綾小路 美月(あやのこうじ みつき)
- 声 – 上坂すみれ[2]
- リーベ女学園における陽芽の先輩。陽芽から「お姉さま」と呼ばれたことをきっかけに、彼女と姉妹の契りを結ぶ。カフェでは陽芽に優しく接するが、それ以外では彼女に刺々しく当たる。陽芽が小学生の頃仲良くしていた相手だったと気付いていた。
- 不器用な性格。空気を読むことが苦手で、本人も自覚している。陽芽に嫌われることを恐れており、陽芽への想いを告げるのを躊躇っていた。
- 間宮 果乃子(まみや かのこ)/雨宮 果乃子(あまみや かのこ)
- 陽芽のクラスメイト。彼女が自分に隠れてカフェで働いていることを不審に思い、リーベ女学園を訪れる。この時、陽芽とトラブルになったのをきっかけにリーベ女学園で働くこととなった。仕事中はメガネを外す。陽芽の普段の振る舞いが演技であることを知る数少ない人物。陽芽のことを恋愛感情として好いているが、その想いを伝える気はない。陽芽以外の人と会話するのはあまり得意ではない。純加に苦手意識を持っていたが、紆余曲折を経て姉妹になる。以降は純加に対して好意的な態度を見せることも増えた。
- 知花 純加(ちばな すみか)/橘 純加(たちばな すみか)
- リーベ女学園の初期メンバーで、陽芽や美月らの先輩。演じるキャラは「キザで不真面目」。昔は寧々と姉妹を組んでいた。カフェでは一番の先輩としてふるまっているが、本来の彼女はギャルである。面倒見の良い姉御肌。優しいが、寧々からは「迷惑な優しさ」と言われている。知的に見えるという理由でサロンではメガネをかけ、本を読む振る舞いをしており、実際の彼女も読書家な模様。ただし本当に読むと仕事ができなくなるため、サロンでの本は開いているだけである。ブルーメ選挙では最後に美月を逆転し、ブルーメ・デア・リーベに輝いた。仕事に恋愛を持ち込むことを快く思っていないが、果乃子に対して恋愛感情のようなものが芽生えてしまい、錯覚だと自分自身に言い聞かせている。陽芽や果乃子より早い時間に出勤し、遅い時間に退勤している。美月ほどではないが、恵まれた体型の持ち主。葉子に対して苦手意識を持っている。
- 果乃子と姉妹の契りを結ぶ。
- 小柴 舞(こしば まい)/御子柴 舞(みこしば まい)
- リーベ女学園の店長。陽芽とぶつかり怪我を負うが、この穴埋めとして彼女をリーベ女学園にさそう。
- 西寺 寧々(にしでら ねね)/西園寺 寧々(さいおんじ ねね)
- かつての純加の姉妹。純加・舞と並ぶリーベ女学園の初期メンバー。途中から加わった五影堂葉子に惹かれ、純加との契りを放棄した。現在はサロンのキッチンで調理を務める。リーベに入る前はコンビニでバイトをしていた。レズであり、それを自覚しているが、ノンケばかりを好きになってしまうことを辛いと感じている。純加のことが好きだったが思いは告げていない。
- 後藤 葉子(ごとう ようこ)/五影堂 葉子(ごえいどう ようこ)
- かつての生徒にしてサロンを崩壊させた張本人。当時純加の姉妹だった寧々と恋仲となり、純加から姉の座を奪った。しかし、本業の都合を理由に寧々を捨ててリーベ女学園を去っていった。勤めていた頃はサロンで悪女キャラを演じていた。
- リーベ女学園(リーベじょがくえん)
- 丘の上にある架空のお嬢様学校をイメージしたコンセプトカフェ。店内はリーベ女学園のサロンという設定であり、店員は学園生として訪れた客に給仕を行う。
- シュヴェスター
- 学園の上級生と下級生の間に生まれるとりわけ親しく特別な関係。シュヴェスターとなった者はお互い姉妹のように振る舞い、支えあっていく。
- クロイツ
- 十字架を模した装身具。おそろいのクロイツを交換することで姉妹の契りが成立する。シュヴェスターとなった者はその証としてクロイツを身に付ける。
- ブルーメ・デア・リーベ
- リーベ女学園の名に最もふさわしい生徒。事実上のカフェの人気投票であるブルーメ選挙により1人が選出される。ブルーメ・デア・リーベに選ばれた生徒は「ブルーメさま」と呼ばれ、その姉妹はブルーメ・シュヴェスターとして同様の憧れを受けることが出来る。
- 『乙女の心臓』(おとめのしんぞう)
- リーベ女学園のコンセプトモデルともなっている、ドイツの女学生をテーマとした少女小説。後の百合文化に多大な影響を与えた古典作品で、シュヴェスターやブルーメ・デア・リーベなどもこの小説から採られている。
書誌情報[編集]
- ^ a b “コミック百合姫、ついに月刊化!怒涛の10本新連載が巻頭カラーで始動”. コミックナタリー. 2017年8月11日閲覧。
- ^ a b 【9月18日発売】『私の百合はお仕事です!』第7巻発売記念PV(著:未幡) (YouTube). ichijinshaPV. (2020年9月15日) 2020年9月15日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!1”. 一迅社. 2018年4月18日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!2”. 一迅社. 2018年4月18日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!3”. 一迅社. 2018年4月18日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!4”. 一迅社. 2018年11月16日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!5”. 一迅社. 2019年7月19日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!6”. 一迅社. 2020年1月19日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!7”. 一迅社. 2020年9月18日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!8”. 一迅社. 2021年4月16日閲覧。
- ^ “私の百合はお仕事です!9”. 一迅社. 2021年4月16日閲覧。
外部リンク[編集]
after-content-x4
Recent Comments