黒川琴美 – Wikipedia

獲得メダル
日本
柔道
福岡国際
1985 福岡 72kg級
アジア選手権
1985 東京 72kg級

黒川 琴美(くろかわ ことみ、1967年11月27日 – )は栃木県出身の日本の柔道家。現役時代は72kg級の選手[1][2]

中学生の時に強化選手選考会の66kg超級で決勝まで進むが、茂原農業高校の鈴木洋子に敗れて2位だった[3]。1983年に宇都宮工業高校へ進むと、環太平洋柔道選手権大会72kg級では3位となった[4]。1984年には体重別選手権の72kg級決勝で沼津高校2年の佐々木光を破って優勝を飾り、世界選手権の代表に選出された[2][5]。ウィーンで行われた世界選手権では2回戦でアメリカのベリンダ・ビンクリーに敗れた[2][6]。1985年3月に東京の講道館で開催されたアジア選手権では優勝を飾った。5月に行われた強化選手選考会では3位だったが、10月の強化選手選考会では決勝で日本大学1年の田辺陽子を破って優勝を飾った[3]。福岡国際では3位に入った。1986年に国士舘大学へ進学するが、この年から4年連続して体重別選手権の決勝で田辺に敗れて2位にとどまり続けた[5]。1990年の体重別選手権では3位だった[5]。引退後は結婚して長濱の姓になる。1997年に長女、2003年に次女、2008年に長男を出産。その後2011年に離婚し3人の子供と共に黒川の姓に戻る。[4]

主な戦績[編集]

  • 1983年 - 強化選手選考会 2位 66kg超級
  • 1983年 - 環太平洋柔道選手権大会 3位
  • 1984年 - 体重別選手権 優勝
  • 1985年 - アジア選手権 優勝
  • 1985年 - 強化選手選考会 3位
  • 1985年 - 体重別選手権 3位
  • 1985年 - 強化選手選考会 優勝
  • 1985年 - 福岡国際 3位
  • 1986年 - 体重別選手権 2位
  • 1987年 - 体重別選手権 2位
  • 1988年 - 強化選手選考会 3位
  • 1988年 - 正力杯 3位 61kg超級
  • 1988年 - 体重別選手権 2位
  • 1989年 - 体重別選手権 2位
  • 1989年 - 正力杯 3位 61kg超級
  • 1990年 - 体重別選手権 3位

(出典[1]、JudoInside.com)。

  1. ^ a b 「平成3年度後期国際試合柔道強化選手」近代柔道 ベースボールマガジン社、1991年2月号
  2. ^ a b c 「激動の昭和スポーツ史⑯ 柔道 青葉号」 ベースボールマガジン社、1989年発行
  3. ^ a b 強化選手選考会
  4. ^ a b 新道場祝い式典&写真 – 栃木県立宇都宮工業高等学校柔道部OB・OG
  5. ^ a b c 体重別選手権
  6. ^ 「世界女子柔道選手権大会」読売新聞 1984年11月11日 17面

外部リンク[編集]

  • 黒川琴美 – JudoInside.com のプロフィール(英語)