永遠の瞬間 – Wikipedia

永遠の瞬間』(えいえんのとき)は、1991年にリリースされた来生たかおの16枚目のオリジナル・アルバム(CT〈規格品番:KTTR-1082〉/CD〈規格品番:KTCR-1082〉)である。

※原則的に、来生たかおは“来生”に省略、来生えつこは“来生えつこ”と表記。

前作『SOMETHING ELSE』から1年5ヵ月振りのオリジナルアルバムで、サウンド面は同時代風だが、楽曲そのものは1950年代から1960年代の哀愁を帯びたノスタルジックなイメージを意図したという[1]

タイトル候補としては、“旋律”と書いて“メロディ”と読ませる案もあったという[2]

パッケージの体裁[編集]

アルバムタイトル[編集]

オリジナル版CDの盤面・CTのジャケットには“MOMENT”のルビが振られている。

ディスクジャケット[編集]

  • CT:オリジナル版CDと異なるレイアウト
  • オリジナル版CD(初回盤):デジパックにブックレット(及び、既出のオリジナル・アルバム、企画アルバム、ベスト・アルバム『Goodbey Day TAKAO KISUGI GREATIST HITS』のディスコグラフィー)を挿入
  • オリジナル版CD(通常盤):ジュエルケースにブックレット(及び、既出のオリジナル・アルバム、企画アルバム、ベスト・アルバム『Goodbey Day TAKAO KISUGI GREATIST HITS』のディスコグラフィー)を挿入
  • 1995年版CD:ジュエルケースにオリジナル版CDのものを基調としたブックレット(及び、既出のオリジナル・アルバムのディスコグラフィー)を挿入
  • 2007年版CD:ジュエルケースにオリジナル版CDのものを基調としたブックレットを挿入

帯のコピー[編集]

  • オリジナル版CD:記載なし
  • 1995年版CD:懐かしい、新しい、こころの旋律(メロディー)。「夢より遠くへ」を含む、16thアルバム。(“20th anniversary”の記載あり)
CT版(CD版は省略)

※各曲の収録時間はCDに準拠

SIDE 1[編集]

  1. 君の選択(4:14)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:萩田光男
    • 来生は、イメージ通りに出来上がった好きな楽曲だという。
  2. 夢より遠くへ(4:49)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:新川博
    • 第25弾オリジナル・シングル(1990年11月28日リリース)で、JR東日本「びゅうJAPAN」テレビCMイメージソングとして使用されたロングセラー曲。オリコンで第66位(最高位)にライクインした。
    • ヒットの予感がする楽曲のタイトルには“夢”を入れるという、来生えつこの拘りが活かされている[3]
    • 同曲名(及びカップリングの「セカンド・ラブ」)を冠したオレンジカードも作られている。
  3. Your Days(4:22)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:椎名和夫
    • 1991年、石川銀行のCM曲として使用されたヴァージョンは、歌詞が一部異なっている。
  4. 1/2の二人(4:31)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:新川博
  5. 鏡の風(3:52)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:椎名和夫
    • 柏原芳恵のアルバム『愛愁』(1987年12月5日リリース)に収録された提供曲「花咲けども」のタイトル・歌詞を改変したもの。

SIDE 2[編集]

  1. はかなさのしくみ(4:51)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:船山基紀
    • 数少ない歌詞が先に作られていた楽曲の一つである[4]
    • 平井菜水がアルバム『夢のシルエット』(1991年10月21日リリース)でカヴァーしている。ちなみに、同アルバムの収録曲は全て来生たかおの手によるものである。
  2. 永遠の瞬間(4:17)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:萩田光男
    • 三井不動産「リハウス」のテレビCM曲として使用された。アルバムのタイトルと同様、“えいえんのとき”と読む。
  3. 片思いのLunch(4:51)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:新川博
  4. まばゆさの余韻(4:15)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:萩田光男
  5. 風のいろどり(4:36)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:船山基紀

参加ミュージシャン[編集]

記載なし

参加スタッフ[編集]

  • Executive Producer:多賀英典
  • Director:本間一泰(Kitty Creative)
  • Additional Director:加瀬丈裕(Kitty Creative)
  • Recording & Mixdown Engineer:井川彰夫
  • Additional Engineers:M.Arai, 服部敦(Mix)
  • Mastering Engineer:五十嵐輝明(Mix)
  • Artist Management:竹脇隆(Kitty Aritist)
  • A & R Supervisers:軽部重信, S.Hashiba(Kitty Record)、K.Nakano, I.Watanabe(Kitty Creative)
  • Art Director:永井裕明(N.G.Inc.)
  • Designer:Kyouko Iida(N.G.Inc.)
  • Photographer:市川勝弘
  • Special Thanks:本田雅人(Courtesy of CBS SONY Record)、高橋良一
  1. ^ 『夕刊フジ』の芸能欄“ぴいぷる”(1991年5月16日)
  2. ^ ファンクラブ「TAKAO CLUB」の会報『égalité』vol.13
  3. ^ CD-BOX『Times Go By』(2001年3月)付属冊子の対談“来生たかお×来生えつこ”
  4. ^ 『égalité』vol.27