ゴールドマウンテン – Wikipedia

ゴールドマウンテン[1]は日本の競走馬。おもな勝ち鞍に1994年の阪急杯、札幌スプリントステークス。クラブ募集価格は75万×20口の1500万。半兄に1993年阪神障害ステークス勝ちのゴールドストリート(父・テリオス)。

大型馬のため仕上げに時間を要し、デビューは1992年4歳春の新潟までずれこむ。またこの新潟を皮切りにJRA全10場全てに出走(7場で勝利)し、4歳時に一度1800m戦を使われた以外は全て芝1600m以下の短距離戦に使われる。

1994年には阪急杯・札幌スプリントステークス2つの重賞を獲得、現役最終年である1995年前半には人気薄ながらシルクロードステークスを連覇、馬連228130円という歴代3位(当時)の高配当を演出した他、重賞2着2回と短距離路線を賑わせる活躍ぶりを見せたが、後半は60キロを超える別定斤量に苦戦し2桁着順を続け同年12月のスプリンターズステークスを最後に現役引退となった。

レコードタイムを3回記録という快速馬ながら、佐山調教師曰く「汗をかく時期が好調」と同馬を評し[4]寒さを苦手としていたため[5]、良績は春先から夏場に集中、秋の短距離戦線では結果を出し得ずGIタイトルとは無縁に終わった。

引退後は種牡馬としてのオファーは無く、去勢され静岡県掛川市のつま恋乗馬倶楽部に引き取られている。後に岐阜県の乗馬クラブへ移動し、馬術でも活躍していたというが、2008年10月31日頃に亡くなった模様。20歳没。

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[6]、JBISサーチ[7]、香港賽馬會[8]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F.4F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
1992 5. 2 新潟 未出走 13 8 12 4.0 (2人) 1着 小谷内秀夫 55kg 芝1400m(稍) 1:24.0 (48.5) 0.0 (ドウカンプラザ)
5. 16 京都 500万下 18 3 5 5.7 (2人) 4着 南井克巳 55kg 芝1200m(稍) 1:11.6 (47.0) 1.4 イイデザオウ
6. 7 東京 500万下 10 1 1 3.0 (2人) 9着 郷原洋行 55kg 芝1600m(良) 1:37.5 (37.7) 1.6 グットマキシマム
6. 20 中京 あざみ賞 500 13 6 9 5.7 (4人) 5着 武豊 55kg 芝1800m(良) 1:50.1 (37.5) 0.4 エイシンアテイン
10. 25 京都 500万下 11 4 4 5.8 (2人) 1着 武豊 55kg 芝1200m(良) 1:08.9 (45.3) -0.1 (オーゴンタイセイ)
11. 8 東京 鷹巣山特別 900 9 2 2 3.0 (1人) 1着 郷原洋行 55kg 芝1400m(良) 1:22.7 (35.2) -0.1 (ゴールデンテシオ)
11. 21 東京 ノベンバーS 1500 18 4 8 11.4 (6人) 14着 郷原洋司 54kg 芝1600m(不) 1:37.5 (39.0) 1.5 センショウダッシュ
12. 19 阪神 逆瀬川S 1500 16 5 9 21.9 (11人) 13着 武豊 54kg 芝1600m(良) 1:38.5 (50.2) 1.4 アクションシーン
1993 4. 25 京都 上賀茂S 1500 17 4 8 18.7 (9人) 12着 小谷内秀夫 56kg 芝1400m(良) 1:23.5 (35.9) 1.2 レガシーフィールド
5. 9 京都 朱雀S 1500 10 1 1 34.1 (9人) 6着 角田晃一 53kg 芝1600m(良) 1:35.6 (37.4) 0.9 バトルタイクーン
5. 30 阪神 垂水S 1500 10 8 10 6.4 (3人) 4着 小谷内秀夫 56kg 芝1400m(良) 1:24.8 (37.6) 0.4 ナムラスピカ
6. 13 東京 フリーウェイS 1500 11 2 2 7.8 (5人) 6着 角田晃一 56kg 芝1400m(良) 1:23.4 (37.0) 0.6 シンコウスピリット
7. 3 福島 TUF杯 1500 8 3 3 3.0 (2人) 1着 田中勝春 54kg 芝1200m(稍) 1:09.1 (35.2) -0.4 (ウィーンコンサート)
8. 1 小倉 やまなみS 1500 13 8 12 3.0 (1人) 1着 角田晃一 57kg 芝1200m(良) 1:08.6 (35.1) 0.0 (ピアロッチ)
8. 15 小倉 北九州短距離S OP 14 6 9 4.8 (2人) 1着 武豊 57kg 芝1200m(不) 1:10.7 (36.5) -0.3 (コガネテスコ)
9. 12 阪神 セントウルS GIII 14 7 12 4.6 (2人) 12着 角田晃一 57kg 芝1400m(良) 1:23.6 (38.2) 1.5 エリザベスローズ
1994 4. 3 中山 ダービー卿CT GIII 13 8 12 38.3 (6人) 4着 角田晃一 57kg 芝1200m(良) 1:09.5 (36.3) 0.6 サクラバクシンオー
4. 23 東京 京王杯スプリングC GII 16 3 5 16.6 (7人) 14着 田中勝春 57kg 芝1400m(良) 1:22.9 (35.7) 1.5 スキーパラダイス
5. 7 阪神 シルクロードS OP 14 4 5 5.8 (4人) 1着 角田晃一 56kg 芝1200m(良) R1:08.8 (34.4) -0.2 (マイスーパーマン)
6. 5 阪神 阪急杯 GIII 16 7 13 10.5 (4人) 1着 岸滋彦 56kg 芝1400m(良) R1:20.9 (35.2) -0.2 (ニホンピロプリンス)
6. 26 中京 CBC賞 GII 11 2 2 2.6 (1人) 3着 角田晃一 57kg 芝1200m(良) 1:08.0 (34.3) 0.1 ニホンピロプリンス
7. 17 札幌 札幌スプリントS GIII 12 6 7 3.3 (1人) 1着 武豊 58kg 芝1200m(良) 1:09.3 (35.5) -0.3 (ニュースヴァリュー)
10. 29 阪神 スワンS GII 18 8 16 36.8 (7人) 14着 岸滋彦 57kg 芝1400m(良) 1:21.5 (36.0) 1.6 サクラバクシンオー
11. 20 京都 マイルCS GI 14 1 1 124.4 (12人) 10着 岸滋彦 57kg 芝1600m(良) 1:34.6 (36.2) 1.6 ノースフライト
12. 11 沙田 香港国際ボウル OP 14 3 6 41.0 (13人) 8着 増井裕 123lbs 芝1400m(Gd) 1:23.1 1.1 Soviet Line
1995 5. 6 京都 シルクロードS OP 16 2 4 38.0 (11人) 1着 岸滋彦 60kg 芝1200m(良) R1:07.9 (33.8) -0.2 (メモリーキャッチ)
6. 3 京都 阪急杯 GIII 18 7 13 6.2 (3人) 2着 岸滋彦 59kg 芝1400m(良) 1:20.0 (35.1) 0.0 ボディーガード
6. 25 中京 CBC賞 GII 15 4 6 1.5 (1人) 2着 岸滋彦 57kg 芝1200m(良) 1:08.8 (35.4) 0.2 トーワウィナー
7. 16 札幌 札幌スプリントS GIII 16 2 4 3.9 (2人) 4着 藤田伸二 60kg 芝1200m(良) 1:09.8 (35.2) 0.4 ノーブルグラス
8. 13 函館 マリーンS OP 16 2 3 4.7 (2人) 7着 藤田伸二 60kg 芝1200m(良) 1:09.8 (36.3) 0.7 ニホンピロスタディ
10. 1 京都 セントウルS GIII 16 5 9 15.1 (6人) 12着 猿橋重利 60kg 芝1400m(稍) 1:23.7 (38.1) 2.5 ビコーペガサス
10. 14 京都 オパールS OP 13 7 10 8.4 (3人) 13着 武豊 59kg 芝1200m(良) 1:09.1 (35.2) 1.5 ニホンピロスタディ
10. 28 京都 スワンS GII 14 3 3 29.8 (10人) 12着 猿橋重利 57kg 芝1400m(良) 1:21.5 (35.7) 1.7 ヒシアケボノ
11. 26 中京 シリウスS OP 11 5 5 47.6 (8人) 10着 猿橋重利 63kg 芝1200m(良) 1:10.1 (35.9) 2.1 ニホンピロスタディ
12. 17 中山 スプリンターズS GI 16 2 3 84.9 (13人) 16着 田中勝春 57kg 芝1200m(良) 1:10.9 (36.3) 2.8 ヒシアケボノ
  • 香港国際ボウルのオッズおよび人気は、香港賽馬會によるもの。また、「Draw」が枠番、「Horse No.」が馬番に該当。
  • 馬場状態:Gd=Good

外部リンク[編集]